webDI:GA LIVE REPORT


2011.12.20 up

新潟でのHilcrhymeアリーナワンマンライブ「朱ノ鷺」の続編ツアーは、パンパンに膨れ上がったZepp Tokyoでファイナルを迎えた。アンコールも含め全23曲とかなりのボリューム。ステージ後方のスクリーンに「2011.11.26」の文字とロゴが現れるオープニングから、「(最新アルバムの)『RISING』を聴きこんで次のRISINGツアーで会いましょう」というアンコール最後のTOCの言葉まで、このツアーへの彼らの並々ならぬ思いを感じ取ることができた。

8月13日新潟朱鷺メッセでのワンマンを大成功に納め、さらにメジャーデビュー2周年という祝祭の場を、朱鷺メッセから正式にライブメンバーとなったダンスユニットCLOPとTHUG-HOMEYとのコンビネーション、さらにバンドでのアンサンブルで構成。TOCとDJ KATSUというMC+DJからサウンド・プロダクションが広がったことにより、彼らの楽曲の持つ個性がさらに引き立つライブ・アレンジとなっていた。ダンサーとの丁々発止のステージでの掛け合いは、Hilcrhymeのアミューズメントパークに迷い込んだような楽しさを増幅させる。

幅広い年代のリスナーが詰めかけるHilcrhymeのライブでは、途中“Hilcrhymeのファンはマナーが良いってフェスで褒められるんだ”とTOCが漏らすほど、Hilcrhymeのエンターテイメント性溢れるパフォーマンスと、自分は自分らしくあれ、という彼らのメッセージに対し、ファンがストレートにリアクションを返す。 地元での100人からはじまり、7,000人規模のキャパシティを埋めることに成功した彼らだからこその説得力のある言葉だ。

多彩な楽曲が用意されたニューアルバム『RISING』からの楽曲を随所に盛り込みながら、 「BOYHOOD」「雨天」「もうバイバイ」の3曲で恋人たちの物語が綴られる前半の流れは印象深かった。“友達と来た人はその友達を大切に”というMCとともに披露された「友よ」での一体感も素晴らしく、ラスト2曲のところで、“忘れられない2011年を象徴する曲”と紹介された「no one」では、フロアで1本指が掲げられ、人はひとりだけれど、決してひとりじゃないという彼らの意思が歌われる。バンドでプレイするのははじめてという「春夏秋冬」でしっとりと本編が終了。アンコールでは“最新型のHilcrhyme”として新曲「パーソナルCOLOR」を、オーディエンスが持つカラフルなサイリウムに彩られ歌いあげる。そして自身初となるダブル・アンコールに応え、ちょっと早めのクリスマス・プレゼントとして「マイクリスマスキャロル」。彼らの音楽を続けることへの並々ならぬ決意が伝わってくる夜だった。

Report by 駒井憲嗣



M1. 朱ノ鷺
M2. トラヴェルマシン
M3. RIDERS HIGH
M4. BOYHOOD
M5. 雨天
M6. もうバイバイ
M7. 息吹
M8. 押韻見聞録
M9. 臆病な狼
M10. LAMP LIGHT
M11. SKYDRIVE
M12. East Area
M13. No.109
M14. Moon Rise
M15. ♪メリーゴーラン♪
M16. 友よ
M17. ルーズリーフ
M18. no one
M19. 春夏秋冬

--EN1--
M20. リサイタル
   ~ヒルクライム交響楽団
   作品一番変ヒ短調~
M21. パーソナルCOLOR
M22. 大丈夫

--EN2--
M23. マイクリスマスキャロル




INFORMATION

■LIVE
Hilcrhyme RISING TOUR 2012
1/9(月) 横浜BLITZ
1/21(土)22(日) 渋谷公会堂
2/11(土) 栃木県教育会館

●NOW ON SALE
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■RELEASE
  ◆リリース
3rd ALBUM『RISING』
(ユニバーサルJ)
●2/7(火) ON SALE
※初回限定盤(通常盤もあり)


■NEWS!!
スマートフォン版「Hilcrhymeモバイル」12/20(火)OPEN!!


■OFFICIAL HOMEPAGE
www.hilcrhyme.com

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