Spotify(スポティファイ)は定額制の音楽ストリーミングサービスです。2016年に日本へ上陸して以来、新しい音楽体験ができる配信サービスとして人気を集めています。
しかし、Spotifyが気になっている方の中には、「他社サービスより料金が高いのではないか」「料金プランの違いがわからない」と感じている方もいるのではないでしょうか。
今回の記事では、Spotifyで用意されている5つの料金プランについて詳しく解説し、他社サービスの料金とも徹底比較しています。
自身に合った音楽配信サービスを選ぶためにも、Spotifyの料金に関する疑問をきちんと解消しておきましょう。
当サイトおすすめの音楽配信サービス4選比較表
音楽サービスを選ぶポイント
- 料金プラン
- 配信楽曲数の多さ
- 無料トライアル期間・内容
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月額料金 | ■ ライトプラン 500円 ■ スタンダードプラン 980円 | ■ 一般 980円(年額9,800円) ■ 学生 480円 ■ アーティスト(最大3組まで) 1アーティスト270円 2アーティスト540円 3アーティスト810円 | ■ 一般 980円(年額9,600円) ■ 学生 480円 ■ ファミリー1,480円(年額14,000円) | ■ 個人 980円 ■ 学生 480円 ■ ファミリー 1,480円 |
楽曲数 | 9,000万曲以上 | 1億曲以上 | 8,900万曲以上 | 9,000万曲以上 |
無料時の広告 | ー 無料プランなし | なし | なし | ー 無料プランなし |
特徴 | 音楽を聴いてポイントが貯まる | 無料プランでも広告なし | LINEアプリを使っていれば誰でも利用可能 | 空間オーディオが聴ける |
詳細 | 詳細 | 詳細 | 詳細 | 詳細 |
大人気音楽配信サービス「Spotify」の5つの料金プラン

Spotifyは海外発の音楽ストリーミングサービスです。パソコンやスマートフォンに音楽を保存することなく、ネット通信を行いながら楽曲を再生できます。
数千万の楽曲が用意されており、洋楽に限らず邦楽も数多くラインナップされています。
Spotifyの料金プランの種類は以下に挙げる5つです。プラン名と月額料金を確認しておきましょう。
プラン名 | 月額料金 |
---|---|
フリー(無料)プラン | 0円 |
個人(Standard)プラン | 980円 |
学割(Student)プラン | 480円 |
ファミリー(Family)プラン | 1,580円 |
Premium Duoプラン | 1,280円 |
Spotifyの料金プランは「無料プラン」と「有料プラン」に大きく分けられ、さらに有料プランは「個人プラン」「学割プラン」「ファミリープラン」「Premium Duoプラン」に細かく分けられています。
個人プラン以外を利用したい場合は、それぞれの利用条件を満たさなければなりません。
Spotifyにおける基本的な有料プランが個人プラン、条件を満たすことでよりお得に利用できるのが個人プラン以外の3プランです。
Spotify フリー(無料)プラン

Spotifyのフリープランは、半永久的に無料でSpotifyのサービスを利用できるプランです。アカウント登録を行うだけで、Spotifyに登録されている数千万の音楽を高音質で聴けます。
他の音楽ストリーミングサービスは、楽曲をフル再生できないものが大半です。しかし、Spotifyのフリープランなら再生時間に制限がありません。利用期間や再生回数にも制限がないため、音楽を聴くだけなら無料でも十分に楽しめるのです。
ただし、有料プランに比べると機能に大幅な制限がかかってしまいます。フリープランで使える機能と使えない機能を確認しておきましょう。
フリープランで使える機能
Spotifyでは無料でもさまざまな機能を使えます。フリープランで使える主な機能は次のとおりです。
- シャッフル再生
- フル再生
- 歌詞を見ながらの再生
- バックグラウンド再生
- 高音質再生
- プレイリストへの自動追加
フリープランでは、シャッフル再生時のみ音楽をフルで再生できます。再生している音楽の歌詞を見ることも可能です。カラオケのように歌詞を追いかける機能も使えます。
バックグラウンド再生機能を使える点も魅力です。バックグラウンド再生とは、楽曲を再生しながら他のアプリも同時に利用できる機能です。
Spotifyでは、楽曲の音質を「低音質」「標準音質」「高音質」「最高音質」の4種類から選べます。フリープランなら最高音質以外の3種類から音質を選択可能です。
Spotifyにおける大きな特徴として、自身の好みの音楽を学習してくれることが挙げられます。
聴いた音楽の履歴やお気に入りなどを基準に、好みの音楽がプレイリストへ自動追加されるのです。フリープランの場合は、1プレイリストにつき15曲まで登録されます。
Spotifyのフリープランでおすすめの使い方は、「作業用のBGMとして聴く」と「自身に合った新しい音楽を探す」です。使える機能を最大限に活用すれば、十分に楽しめるでしょう。
フリープランでは使えない機能
Spotifyのフリープランには、使用できない機能も数多くあります。代表的なものを以下で確認しましょう。
- オンデマンド再生でのフル再生
- 再生リスト
- 広告の非表示
- 最高音質の選択
- オフライン再生
Spotifyのフリープランではオンデマンド再生によるフル再生ができません。
オンデマンド再生とは、自身の好きな曲を選択して聴くことです。シャッフル再生時のみ楽曲をフルで聴けます。
フリープランでもオンデマンド再生自体は可能ですが、最初の30秒程度しか聴けません。どのような曲なのか知りたいときのみしか使えないことになります。
スキップの回数に制限がある点にも注意しましょう。有料プランでは無制限に曲をスキップできますが、フリープランでは1時間に6回までしかスキップできません。
Spotifyには聴きたい曲を予約できる再生リスト機能があります。フリープランでは自由に曲を選べないため、再生リスト機能も使用不可です。
有料プランでは広告が流れませんが、フリープランのシャッフル再生では4~5曲に1回程度のタイミングで広告が流れます。広告が終わるまで次の曲は聴けません。
最高音質が選択できないことや、楽曲をダウンロードしてオフライン再生できないことも覚えておきましょう。

Spotify 個人(Standard)プラン

Spotifyの個人プランは、有料プランの中でも最もスタンダードなプランです。
学生・ファミリー・カップル以外のケースでSpotifyの有料プランを利用する場合は、個人プランを選択することになるでしょう。
個人プランの利用料金は月額980円(税込)です。最初の3か月は利用料が無料になります。長期利用を考えている場合は、月額プランよりお得になる年割プランがおすすめです。
フリープランを利用してみて使い勝手が悪いと感じた方や、最初から機能をフルに使える状態でSpotifyを利用したい方は、個人プランを選択しましょう。
個人プランでできること
Spotifyの個人プランでは、自身の好きな曲を自由な順番で聴けます。
シャッフル再生しかできないフリープランとの大きな違いです。スキップ回数の制限もないため、好きなだけ楽曲をスキップできます。
個人プランでは音質を決めるときに最高音質を選択可能です。音質にこだわって音楽を聴きたい方や、フリープランの音質に満足できない方は、最高音質での再生が可能な個人プランが向いているでしょう。
広告が表示されない点も個人プランのメリットです。フリープランでは途中で広告が流れるためストレスを感じがちですが、広告非表示の個人プランならストレスフリーで楽しめます。
個人プランにおける大きな魅力といえるのがダウンロード機能とオフライン再生機能です。端末にダウンロードした楽曲データをオフラインで再生できます。
ストリーミング配信が基本のSpotifyは、利用中にデータを消費するため、気付かないうちにデータ消費量が膨らんでいきます。
しかし、あらかじめダウンロードした音楽をオフラインで再生すれば、データ消費量の節約が可能です。
オフライン再生ならネット環境がない場所でも音楽を楽しめます。ダウンロードした後の楽曲も最高音質を選択可能です。
他社音楽サービスと個人プランの月額料金を比較
現在はSpotify以外にも数多くの音楽配信サービスがあるため、どれにすればよいのか迷う方もいるでしょう。
Spotifyの個人プランと主要音楽サービスの月額料金を下の表にまとめました。
音楽サービス | 月額料金 | トライアル期間 |
---|---|---|
Spotify | 980円 | 3か月 |
Apple Music | 980円 | 1か月 |
LINE MUSIC | 980円 | 3か月 |
YouTube Music | 980円 | 1か月 |
料金だけで比較すると、無料トライアル期間に差はあるものの、料金設定自体はいずれも横並びです。サービスを比較する場合は、それぞれの機能や特色をチェックする必要があるでしょう。
他社のサービスと比べた場合のSpotifyにおける強みは、「無料プランの充実度」と「新しい音楽の探しやすさ」です。
音楽の流し聴きで十分な方や、自身に合った未知の楽曲を探したい方は、Spotifyを詳しく調べてみるとよいでしょう。
Spotify 学割(Student)プラン

Spotifyでは学生の方のみ利用できる学割プランが用意されています。学割プランの月額料金は、個人プランより500円安い480円(税込)です。
個人プランの半額程度の料金でありながら、学割プランでは個人プランと全く同じ内容のサービスを利用できます。
Spotifyのさまざまな便利機能をお手頃価格で楽しめるため、学生の方なら学割プランを利用しない手はありません。
学割プランの無料トライアル期間は1か月です。無料期間を3か月に設定している個人プランに比べ、2か月短くなっている点に注意しましょう。
学割プランの対象者
Spotifyの学割プランを利用できるのは、短期大学・大学・大学院・専門学校・高等専門学校に通っている18歳以上の方のみです。学割プランを利用したい場合は、サービスの対象者であることを証明しなければなりません。
Spotifyでは、「SheerID」という学生認証システムを用いて、申し込み者の在籍状況をチェックしています。SheerIDにはあらかじめ多数の学校が登録されており、申し込み者の在籍校が該当すれば学割プランへの申し込みが可能です。
学割プランに申し込むときには、申し込み者の氏名や在籍校の正式名称が掲載されている書類を用意する必要があります。書類の発行日は、申し込み日から3か月以内でなければなりません。
受け付け可能な書類は、時間割表・成績証明書・履修登録確認書・入学証明書・学費の領収書などです。
いずれかの書類を画像データ化し、申し込み時にアップロードします。書類は2つまでアップロードが可能です。
在籍証明が完了すれば、学割プランが正式にスタートします。学校によっては、キャンパス内のWi-Fiに接続して申し込めば、すぐに認証されるケースもあります。
学生ではなくなった場合
Spotifyの学割プランは、登録日または最後に在籍確認をした日から、最長12か月利用できます。12か月を過ぎると自動的に個人プランへ切り替わるため、12か月ごとの登録更新を忘れずに行いましょう。
登録日や在籍確認日から12か月が経過する前に、Spotifyから更新についての確認メールが送られてきます。自身でもしっかりと残りの日数をチェックすることが大切です。
学割プランを利用中に学生ではなくなった場合、登録日や在籍確認日から12か月後の登録更新時に、学生であることを証明できません。
引き続きSpotifyを利用したいなら、自動移行した個人プランで利用することになります。
ただし、学生ではなくなった時点で登録日や在籍確認日から12か月が経過していない場合は、12か月が経過するまで学割プランを利用できます。
例えば、学割プランのスタート後1か月で大学を卒業しても、残り11か月は学割プランを使い続けられるのです。
他社の学割プランとの比較
Spotifyの学割プランは、他社の学割プランと比較してどのような違いがあるのでしょうか。次の表で他社サービスの料金と比べてみましょう。
音楽サービス | 月額料金 | トライアル期間 |
---|---|---|
Spotify | 480円 | 1か月 |
Apple Music | 480円 | 1か月 |
LINE MUSIC | 480円 | 3か月 |
YouTube Music | 480円 | 1か月 |
個人プランと同様に、学割プランも各社の間で料金に違いはありません。
無料トライアル期間が終われば、上記サービスはすべて月額料金が480円(税込)となります。
4社のうち特徴的なプランを用意しているのがLINE MUSICです。Androidユーザーの場合、LINE MUSICの「ベーシックプラン」を選択すれば、学割プランを月額300円(税込)で利用できます。
LINE MUSICの有料プランはプレミアムプランとベーシックプランに分かれており、1か月間の利用時間を最大20時間に制限しているのがベーシックプランです。
限られたお小遣いで音楽配信サービスを利用したい学生の方に向いています。
なお、LINE MUSICのベーシックプランは、一般の方も月額500円(税込)で利用できます。
ベーシックプランを利用できるのはAndroidユーザーに限られるため、ベーシックプランの利用中に端末をAndroidからiPhoneへ変更する場合は注意が必要です。

Spotify ファミリー(Family)プラン

自身以外に家族もSpotifyを利用するなら、ファミリープランを利用するのがおすすめです。
月額1,580円(税込)で家族全員分の料金をカバーできます。使える機能は個人プランと同じです。
Spotifyのファミリープランでは、「Family Mix」というプレイリスト機能を利用できます。Family Mixとは、ファミリープランのメンバーがよく聴く音楽を集めて作成されるプレイリストです。
各メンバーの好きな音楽を1つのプレイリストで再生できるため、家族でドライブへ出かけるときにFamily Mixで音楽を流せば退屈しないでしょう。
ファミリープランでは、親アカウントで子アカウントをフィルタリングできる「保護者向けフィルタリング機能」も利用できます。子どもに聴かせたくない音楽を保護者が制限できる便利な機能です。
世の中の楽曲には、露骨な表現を含むコンテンツも数多く含まれています。フィルタリング機能を活用すれば、子どもが再生できる音楽と再生できない音楽を管理できます。
子供向けアプリの「Spotify Kids」を利用できることも、ファミリープランの大きな特徴です。
Spotify Kidsは子供でも簡単に操作できるように作られているうえ、子供や家族で楽しめるコンテンツが充実しています。
子供の年齢に応じたオーディオカタログを設定できる点も魅力です。子供に安心して音楽を聴かせたい方は、Spotify Kidsを活用しましょう。
家族6人まで使える
Spotifyのファミリープランは家族6人まで使えます。月額1,580円(税込)で利用できるため、家族2人で利用しても1人分の料金は個人プランより安くなります。
利用人数ごとの1人あたり料金を次の表でチェックしましょう。
利用人数 | 1人あたり料金 |
---|---|
2人 | 790円 |
3人 | 527円 |
4人 | 395円 |
5人 | 316円 |
6人 | 263円 |
各メンバーに個別のアカウントが与えられるため、ログイン情報を共有したり再生履歴が混ざったりする心配はありません。好みの音楽もメンバーごとにプレイリストへ自動追加されます。
すでにSpotifyの有料プランを利用しているメンバーがファミリープランに移行しても、ダウンロードした音楽やプレイリスト情報、おすすめの音楽は引き継ぎが可能です。
ファミリープランの利用料金は主契約者にのみ請求されます。他のメンバーが追加料金を支払う必要はありません。
Spotifyのファミリープランを利用できるのは、同じ住所に住んでいる家族のみです。
登録時だけでなく、GoogleMapなどの位置情報でも定期的な確認が行われている可能性があるため、友達同士で不正利用をしないようにしましょう。
ファミリープランの加入方法
ファミリープランへの加入は、主契約者が家族を招待する形で行います。主契約者となる方がSpotifyのアカウントを持っていない場合、まずはアカウントを作成しましょう。
アカウントができたら、次に料金プランの中から「Spotify Premium Family」を選択します。支払い方法を選んで定期購入の手続きが済めば登録は完了です。
ファミリープランの管理者になった方は、メンバーとなる家族を招待します。招待の手続き方法は次のとおりです。
- 「アカウント情報ページ」にアクセス
- 画面上部のメニューから「ファミリープラン」を選択
- 「ファミリープランに追加」を選択
- 招待するアカウントを選択
- リンクをコピーして招待したい相手に送信
家族とLINEでつながっているなら、リンクをコピーしてLINEで送るのが便利です。Messengerやメールでもリンクのコピーを送信できます。
リンクのコピーを受け取った家族は、Spotifyのアカウントを持っていないならアカウント作成から手続きを進めます。
アカウントを持っている方はログインして手続きを行いましょう。管理者と同じ住所であることが確認されれば登録は完了です。
Spotify Premium Duoプラン

SpotifyのPremium Duoプランは、同じ家に住む2人でSpotifyをお得に利用できるプランです。
利用料金が月額1,280円(税込)で済むため、ファミリープランを2人で利用するパターンより料金が安くなります。
アカウントは2人に個別で与えられ、聴いた曲の履歴やライブラリも個別で扱えます。ログイン情報が一緒になることもありません。
Premium Duoプランで利用できる機能は個人プランと同じです。広告なしの音楽やオフライン再生、オンデマンドのフル再生などで楽しめます。
Premium Duoプラン限定の「Duo Mix」を使える点も魅力です。Duo Mixでは、2人の好きな音楽をSpotifyのAIが学習し、2人専用のオリジナルプレイリストが自動作成されます。
2人だけの空間でDuo Mixのプレイリストが選んだ音楽を流せば、どちらも楽しめるでしょう。
Duo Mixには、チルアウトとアップビートという2つの機能が用意されています。落ち着いた雰囲気の音楽を流せるのがチルアウト、ノリのいい盛り上がる音楽を選べるのがアップビートです。
Premium Duoの適応条件
SpotifyのPremium Duoプランを利用できるのは、一緒に暮らしている2人です。
夫婦や同棲中のカップルがPremium Duoプランを利用すれば、2人だけの空間を演出できるDuo Mixでより楽しめるでしょう。
友人2人で同じ部屋に住んでいるケースでもPremium Duoプランを使えます。住所が一緒なら問題ないという認識で構いません。
ファミリープランと同様に、Premium Duoプランも主契約者が相手を招待する形で利用手続きを進めます。プランの管理者になる方は、新規作成したアカウントまたは既存のアカウントを使用可能です。
管理者は「支払いの管理」「住所の設定」「メンバーの招待または削除」を実行できます。
他の方のプランに参加する場合は、自身のアカウントにログインし、正しい住所を入力する必要があります。
入力した住所が正しいかどうかは、Spotifyが位置情報でチェックします。住所を正確に認識してもらうためにも、Premium Duoプランの登録作業は実際に住んでいる場所で行いましょう。
Premium Duoプランを切り替えられるのは1年に1回のみです。
管理者とパートナーのいずれも、すでにSpotifyの別の有料プランを利用している場合は、契約終了日まで待ってPremium Duoプランに切り替える必要があります。
Spotifyの料金支払方法

Spotifyの料金支払いについて詳しく解説します。
個人プランのみ年払いが可能なことや、さまざまな決済方法が使えることをチェックしておきましょう。
基本的には月額払い
Spotifyの料金支払いのタイミングは、基本的には月額払いです。初めて有料プランの支払いを行った日が、毎月の料金請求日になります。
たとえば、3月20日に初めて有料プランを登録した場合は、4月20日・5月20日・6月20日と毎月の請求が続いていきます。したがって、毎月の料金請求日は人によって異なります。
Spotifyではすべての有料プランに無料トライアル期間が設けられているため、実際の初回請求日は無料体験終了後に有料プランへ移行した日です。
請求日を変えたい場合は、一度フリープランに変更しましょう。請求日に設定したい日に再度有料プランを始めれば、その日が毎月の請求日になります。
Standardプランのみお得な「年払い」が可能!
Spotifyの個人(Standard)プランには、通常の「月額プラン」以外に、料金がよりお得になる「年割プラン」も用意されています。
年割プランの料金は年額9,800円(税込)です。月額プランで1年間利用し続けるケースに比べ、2か月分安くなります。
年割プランも月額プランと同様にすべての機能を利用可能です。
ただし年割プランには無料トライアル期間が設けられていないため、利用予定期間によっては、最初に3か月無料で利用できる月額プランのほうが得をするケースもあります。
年割プラン終了後は、年割プランを利用する前に契約していたプランに戻ります。引き続き年割プランを利用したい場合は、再度登録を行わなければなりません。
学割プラン・ファミリープラン・Premium Duoプランでは、年払いのプランは用意されていません。これらのプランがすでに個人プランの割引プランとして扱われているためです。
Spotifyの決済方法
Spotifyでは7種類の決済方法が使えます。プランごとに利用できる決済方法は次のとおりです。
プラン | 使える決済方法 |
---|---|
個人プラン (月払い) | 各種カード・PayPal・キャリア払い・Spotifyギフトカード |
個人プラン (一括払い) | ATMまたは銀行振込(Pay-easy)・オンラインバンキング・ コンビニ現金払い・Spotifyギフトカード |
個人プラン (年払い) | 各種カード・ATMまたは銀行振込(Pay-easy)・オンラインバンキング・ コンビニ現金払い・Spotifyギフトカード |
学割プラン (月払い) | 各種カード・PayPal・キャリア払い |
ファミリープラン (月払い) | 各種カード・PayPal・キャリア払い |
Premium Duoプラン (月払い) | 各種カード・PayPal・キャリア払い |
各種カード払いで利用可能なカードブランドは、VISA・MasterCard・JCB・American Expressです。DinersはPayPal経由なら利用できます。
デビットカードも国際ブランド付きのものなら利用可能です。ただし、残高がなくなると有料プランも止められてしまうことに注意しましょう。
キャリア払いとは、大手3社の携帯料金に合算して請求される支払い方法のことです。au・Docomo・softbankでのキャリア払いを利用できます。クレジットカードやデビットカードがない方におすすめです。
Spotifyギフトカードは、Spotifyの個人プランへ加入する際に利用できるギフトカードです。コンビニや家電量販店で購入できます。学割プラン・ファミリープラン・Premium Duoプランでは利用できません。
個人プランの一括払いとは、1か月・3か月・6か月分の料金を前払いできるプランです。3か月と6か月の一括払いで割引はありません。一括払いプランには無料トライアル期間がない点にも注意が必要です。
Spotifyの料金プランについてよくある質問

Spotifyの料金を細かく調べていると、さまざまな疑問が生じがちです。
Spotifyの料金プランについてよくある質問とそれぞれの回答を紹介します。
学割プランは、高校生も対象ですか?
Spotifyの学割プランを利用できる方は、短期大学・大学・大学院・専門学校・高等専門学校に通っている18歳以上の方です。中学生や高校生はSpotifyの学割プランを利用できません。
中高生が利用できる音楽配信サービスを探しているなら、LINE MUSICがおすすめです。LINE MUSICは中学生以上であれば学割プランを利用できます。
国内最大級の定額制音楽配信サービス「AWA」も、中高生から学割プランを利用可能です。AWAの学割プランの月額料金は、他社サービスと同じ480円(税込)です。
Apple MusicとYouTube Musicは、Spotifyと同じく中学生や高校生を対象とした学割プランはありません。
中高生がよりお得に音楽配信サービスを利用するなら、LINE MUSICのファミリープランを利用するのがよいでしょう。中高生のいる家族全員が音楽好きの場合におすすめです。
両親と子供が別々のサービスを利用している状況なら、家族全体で支払う料金が割高になってしまいます。
全員がLINE MUSICのファミリープランに加入すれば、月額1,480円(税込)で6人まで利用可能です。

「年払い」を選択すると、途中解約はできませんか?
Spotifyの有料プランは、次の手順で途中解約が可能です。
- アカウント情報ページにアクセスしログイン
- 「別のプランとお支払い方法」をクリック
- 「PREMIUMをキャンセル」をクリック
- 「はい、キャンセルします」をクリック
月払いや一括払いだけでなく、年払いでも途中解約はできますが、支払い済みの料金は戻ってきません。
特別な事情がない限り、途中解約にはメリットがないといえます。また、途中解約を行っても、期間満了までは有料プランが有効のままです。
なお、無料トライアル期間中にSpotifyの利用をやめたくなった場合は、すぐに途中解約を行いましょう。解約手続きが遅れてしまうと、無料トライアル期間が過ぎて料金が発生してしまいます。
無料トライアル期間中に解約手続きを行えば、料金が発生する前にフリープランへ移行できます。期間ぎりぎりまで待つのではなく、早めに解約手続きをしましょう。
Spotifyのアカウント削除を行いたい場合も、あらかじめ有料プランを解約しておかなければなりません。
有料会員のままアカウントを削除しようとすると、有料プランの期間が残っているため削除できない状態になります。
無料体験(トライアル)ができるプランはありますか?
Spotifyの有料プランには、無料トライアルが可能なプランがあります。無料トライアル期間中はフリープランと違い、有料プランで使えるすべての機能を利用可能です。
使い勝手を確かめたうえで、実際に料金を支払う価値があるかどうかを判断できます。
無料トライアル期間が設けられているプランは以下に挙げるプランです。
- 個人プランの月額プラン
- 学割プラン
- ファミリープラン
- Premium Duoプラン
個人プランの一括払いと年払いのプランでは、無料体験ができません。最初に料金を支払わなければ、サービスを利用できないことになります。
無料トライアル期間がない個人プランの一括払いと年払いを利用するなら、契約前に個人プランの月額プランを契約するのがおすすめです。
無料体験をしたうえで長期間利用したいと思えた場合に、一括払いや年払いで契約し直せば、後悔せずに済むでしょう。
無料トライアル期間があるプランは、初回の支払いが開始する前に解約できます。Spotifyが自身に合わないと感じたり、他のプランを試してみたいと思ったりした場合は、早めに解約しましょう。
なお、すでにSpotifyの有料プランを試したことがある方は、無料体験の対象外です。解約や登録を繰り返して何度も無料体験をすることはできません。
料金プランのアップグレード・変更は可能ですか?
Spotifyの料金プランはアップグレードや変更が可能です。次の手順で手続きを進めれば、料金プランを変えられます。
- Spotifyの公式サイトにアクセス
- プランを変更したいSpotifyアカウントでログイン
- アカウント情報を開く
- メニューを開き「利用可能なプラン」を選択
- 変更したいプランを選択
- 変更後のプランを確認し変更
プラン変更のタイミングには4つのパターンがあります。それぞれの切り替わる時期を表にまとめました。
プラン変更のパターン | 切り替わる時期 |
---|---|
有料→有料(料金が安くなる) | 現在のプランの更新日 |
有料→有料(料金が高くなる) | プラン変更をしたとき |
無料→有料 | 現在のプランの更新日 |
有料→無料 | プラン変更をしたとき |
プラン変更で料金が安くなる場合は、現在のプランの更新日に新しいプランへ切り替わります。逆に料金が高くなる場合、切り替わるタイミングはプランを変更したときです。
料金が安くなるプラン変更では、現在のプランの支払い分をすべて使い切ることになるため、プラン変更による差額は発生しません。
一方、有料→有料のプラン変更で料金が高くなるケースでは、支払い済みの料金から新プランへの支払いが行われ、足りない分を負担します。
すぐに切り替わったからといって、損をするわけではありません。Spotify側がきちんと清算してくれます。
まとめ

Spotifyの料金プランは、フリープラン・個人プラン・学割プラン・ファミリープラン・Premium Duoプランの5種類に分けられています。個人プラン以外の有料プランは、一定の条件を満たすことで料金が割安になるプランです。
有料プランは基本的に月払いですが、個人プランでは年払いも選択できます。
無料トライアル期間が設けられているプランもあるため、有料プランの機能を無料体験で確かめてみるのがおすすめです。
Spotifyの魅力は、フリープランで使える機能が充実していることと、自身に合った新しい音楽を探しやすいことです。
料金は他社の音楽配信サービスとほとんど変わらないため、Spotifyの特徴や魅力をしっかりと理解したうえで、利用するかどうか検討しましょう。
※2022年5月時点の情報です。
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