平均年齢16歳！11月23日にメジャーデビューを飾ったGIRLFRIENDメンバー全員によるロングインタビュー！

──ではデビュー曲「15/Hide＆Seek」、それぞれ2曲を作ったきっかけ、曲の聴きどころを教えてもらえますか？

「15」は私が15歳のときに作った曲だからこのタイトルで。ちょうど受験勉強の時期やったので、みんな自分の将来について考えてて。私はバンドの練習に明け暮れてたんで、そのときから音楽でやっていこうって決めてたんですけど。それでも不安とかいろいろ感じて。それを素直に書いた曲です。

──デビュー曲に選ばれて驚きました？

驚きました。バラードやから、まさかと思いました。この曲の歌詞は不安な気持ちが大半で、最後にこれから未来が見えてくるんじゃないかという希望が見える歌なんですけど。いま私は16歳になって。私がこれを書いた15歳のとき、不安だらけだったんですけど、未来を見つめてきたらいまの自分はちゃんとこうしてメジャーデビューという明るい未来がつかめたので、これを聴いてくださった人にそういうメッセージを伝えられたらなと思います。「Hide＆Seek」は私が作詞、曲はGIRLFRIENDで作ったもので。タイトルはかくれんぼという意味です。これから追いかける夢は簡単にたどり着けるものではないし、難しい部分や考えさせられる場面もくる。手にするのが難しい夢だからこそ、4人でずっと追いかけていきたいなというGIRLFRIENDの気持ちを歌った曲でもあります。

「15」は私が14歳のとき、SAKIKAが弾き語りで聴かせてくれたんですけど。そのとき、SAKIKAがどれだけ悩んでるのかがギターの音とか声とかから伝わってきたのをすごい憶えてて。そのときに聴いた「15」にめっちゃ心打たれたからこそ、これをバンドサウンドにするときもみんなでいろいろ相談してアレンジを作ったんですね。だから、この曲とデビューできて本当に嬉しいです。「Hide＆Seek」のベースは曲がリズミカルになるなと思ったんでオクターブ奏法を使って弾きました。弦楽器のソロパートではスラップ奏法を初めて取り入れたんですよ。ベーシストとして新しい一歩が踏み出せた曲でもあります。

「15」はサビの歌詞がものすっごい好きです。これは歌詞を引き立たせたいというのがあったんで、ドラムは必要以上に主張せず、どこまでシンプルにできるのかを考えた曲ですね。「Hide＆Seek」は伴奏から作ったんですけど。それまでは激しい曲が本当に少なくて“これだとバンドしてるってあんまりいわれへん”って気持ちになったんで、とりあえず暴れたいと思ってこういう曲が生まれました。だから、叩いてて燃えます。

「15」は、いま自分が15歳になって新たに歌詞を見てみたら、励まされる部分もあって。特に好きな歌詞は冒頭の“なんとなくだけじゃ生きていけない”という一節。その通りだなと思いました。いま私の周りも受験生ですごい大変な時期だからこそ、そういう人たちにこれが届いたらいいなって思います。「Hide＆Seek」は初めてライトハンド奏法を取り入れた曲ですね。弦楽器隊のソロにも注目して聴いて欲しいです。

──2曲ともなんだか昭和の匂いがするんですよね。

全員　平成生まれなのに（笑）

‥オバさん?（一同爆笑）

──この2曲のMVのみどころは？

「15」はロンドンで撮影してきました。

あれ、めっちゃ寒い時期に撮影したんですよ。

だからカットがかかるたびに、みんなで「寒い、寒すぎる」と震えてました。

「Hide＆Seek」は学校の屋上で撮りました。

女の子たちがこの曲のバックで無表情で踊ってたら面白いかなと思って、ダンスは私が振り付けをしました。踊ってる子たちは私たちがいたスクールの子たちです。

──ライブではお客さんに踊って欲しい？

周りの人に当たりそうな振り付けもあるんで（笑）、サビだけでも踊ってくれたら嬉しいですね。

──では、C/Wの「甘い誘惑」は？

これは中2の時に作った曲で、私はめっちゃチョコレートが好きなんですよ。それを恋愛にもかけて曲にしてみました。

──このデビューシングルでGIRLFRIENDのどんなところが表現できたと思いますか？

私たちの等身大の思いが表現できてる3曲だと思います。

──これからデビューして。他のバンドにはないGIRLFRIENDの魅力ってどんなところだと思いますか？

作詞・作曲を全員ができるのは強みかなと思ってるので、これからも曲はいっぱい作って。あと、全員が中・高生なのでティーンの気持ちをリアルに代弁できる若さも私たちならではかなと思います。

──ではそんなGIRLFRIENDのライブとは？

音源だけではわからない、ライブに来てくださった人だけが見て楽しんでもらえるようなパフォーマンスを心がけてやっています。キメのところはみんなでキメたり、激しく動いたり、頭振ったり。

初めて観た人にはびっくりされることが多いですね。

──2017年3月には東京、大阪でのワンマンライブも決定しています。こちらはどんなライブになりそうですか？

全員　めっちゃ楽しみーっ！！

これも一昨日いきなり聞いたばっかなので（笑）。しかもワンマンは1年ぶり。

3人　ヤバイなー。

メジャーデビューして初のワンマンなので、より成長したGIRLFRIENDをみなさんにお届けできたらと思います。

──学校との両立は大変じゃないですか？

好きなことやし、みんなで実現したい夢もあるから、大変だと思ったことはあまりないです。

──では、GIRLFRIENDがいま描いてる夢とは？

私たちは大阪出身なので大阪城ホールワンマンをやりたいですね。いつも大阪城の周りをみんなで走ったりしてたんですよ。

3人　走ったなー（笑）

SCANDALさんの大阪城ホールのライブも見ましたし。絶対に私たちもあそこのステージに立ちたいです。

──ではライブに向けて一言お願いします。

GIRLFRIENDを知らない方はまだまだたくさんいらっしゃると思います。まずGIRLFRIENDをより多くの方に知ってもらって。

ライブではCDやYouTubeでは見られない私たちを届けるので、そういう部分も期待して来てもらえたら嬉しいなと思います。

ライブは絶対熱いライブにします。楽器歴はまだまだ浅いですけど、ライブでは自分たちがいま伝えられること、伝えたいこと、自分たちができることすべて出し尽くします。絶対に満足して帰ってもらいます！

それで、GIRLFRIENDっていうバンドがいるんやというのを憶えてもらえたら嬉しいです。

■「15/Hide＆Seek」ダイジェスト