澤野弘之、自身初の単独ホールライブを遂に開催!劇伴活動の集大成となりそうな本公演に向けた思いを聞いた。

インタビュー | 2017.03.26 10:00

自分が音楽を始めた理由の1つに、小学生の頃に憧れたCHAGE&ASKAの飛鳥さんの存在も大きくて。劇伴音楽をやりながら、ヴォーカル曲も作りたいなと思っていた。ヴォーカルプロジェクト【nZk】でそれを実現。

──デビューした頃にご自身が思い描いていた10年後の未来像を超えてますか?

あの時、どう思ってたかなって自分でも考えたりするんですけど、自分が勝手に思い描いていた劇伴作家の流れっていう意味では、30歳の時に一人でドラマ音楽を担当できればいいかなって思ってたくらいだったので、そういう意味では、早い時期にやれているなと思いますね。同時に、自分が音楽を始めた理由の1つに、小学生の頃に憧れたCHAGE&ASKAの飛鳥さんの存在も大きくて。劇伴音楽をやりながら、ヴォーカル曲も作りたいなと思っていたので、ヴォーカルプロジェクト【nZk】もやれていることを考えると……まぁ、どっちもですかね(笑)。当時の自分から見たら、やりたいことをやれてる場所にいるんじゃないかとも思いますし、理想を高く持ちたいっていう意味では、もっと活躍していたいって思ってたかもしれない。現状の自分としては、常にもっと頑張らなきゃいけないって思っているので、両方あるなっていう感じがしますね。

──今はどんな未来を思い描いてます?

仕事としては、今やっていることをずっと続けていけたらいいなって思ってますけど、理想でいうと、歌だったらASKAさんや小室さん、劇伴音楽家だと、久石譲さんや菅野よう子さんのようにネームバリューがある方達を目指していて。一人でも多くの人に知ってもらえるようになりたいなっていう気持ちがあるんですよね。今はいち劇伴作家として、あのアニメやドラマの音楽をやってる人っていう位置付けだと思うんですよね。でも、久石さんや菅野さんは、彼らがこの作品をやるっていう見え方ができてる。憧れるのはその場所なので、そこに向かって日々、楽曲制作をして、興味を持ってくれる人たちが増えたらいいなって思ってますね

いろんな作品の曲を自分名義でやるのは初なので、まず、僕自身が、どんな感じになるのかなってワクワクしてます。人それぞれ、自由な感覚で楽しんでもらえたらいいなと思います。

──では、5月に開催されるライブはどんな内容になりそうですか?

【nZk】という形で、ヴォーカルをフィーチャーしたライブは何回かやってきたんですけど、インストゥルメンタルのライブとしては、進撃とかガンダムとか、作品に付随したライブしかやってこなかったんですね。だから、いろんな作品の曲を自分名義でやるのは初なので、まず、僕自身が、どんな感じになるのかなってワクワクしてるところがあって。内容的には、ヴォーカルをフィーチャーする曲もあるので、クラシックのコンサートほどかっちりした見せ方はしないつもりです。だから、リラックスして、自分の中で燃えたぎっていただきながら見てもらえたらありがたいかなと思います。

──ベスト盤に収録されている曲以外もやるんですよね。

そうですね。前述の『カバネリ』もやるし、『進撃の巨人』も4月から2クール目が始まるし、『レクリエイターズ』という新しい作品からも楽曲をお送りする予定でもありますね。あとは、【nZk】の時はMCも挟んでるんですけど、今回はMCはせず、違う見せ方をしようと思っているので、いつもとは違った感覚で演奏に挑めるんじゃないかなって思いますね。

──澤野さんにとって、ライブとはどんな場所だと言えばいいですか?

人前でピアノを弾くことは未だに緊張するんですけど、やっぱり、楽しいですよね。普段は一人で楽曲制作をしているので、自分の中でどれだけ盛り上がっても、いい曲できた!っていう気持ちになっても、誰も拍手してくれないじゃないですか(笑)。でも、ライブだと、すぐに反応が返ってくるからテンションが上がります。普段の一人仕事では得られない喜びがあるからこそ、スタジオに戻った時は、また頑張って、みなさんに楽しんでもらえるような曲を作りたいなっていうモチベーションになる。だから、ライブはすごく、やりがいがありますね。

──最後に会場に足を運ぶお客さんにメッセージをお願いします。

こういうライブって、画面にアニメやドラマの映像を映しながら聴かせるっていうこともあるんですけど、今回のライブは演奏中に映像を映す予定はなくて。演奏してる様をみて、楽しんでいただきたいなと思ってるんですけど、僕自身がインストの曲を作っていていつも思うことがあって。インストの曲というのは、タイトルはついてますけど、歌詞がない分、聴く人の自由なイメージで聴いてもらいたいなって思うんですね。だから、ライブも、目をつぶってても構わないですし、そのアニメを思い出してもらってもいいですし、違うものを考えたりしててもいい。その人の自由な感覚でより楽しんでもらえたらいいなと思いますね。

 

PRESENT
「[nZk]オリジナルタオル」を1名様に!
以下を明記の上、メールにてご応募ください。応募〆切は2017年5月17日(水)23:59まで。
※「プレゼントに応募する」ボタンを押すとメールが自動生成されます。
※当選者の発表は賞品の発送をもって代えさせていただきます。

 
【メール応募方法】
《宛先》paper-dg@diskgarage.co.jp
《必須記載事項》希望賞品:澤野弘之 オリジナルタオル、郵便番号、住所、氏名、年齢、感想

プレゼントに応募する

 

1 2

澤野弘之 LIVE【emU】2017 ~BEST OF SOUNDTRACK~

5月13日(土)14日(日)昭和女子大学人見記念講堂
※14日(日)は【追加公演】含む、1日2回公演
Ticket:3/26(日) SALE

【演奏予定作品】
ドラマ「医龍-Team Medical Dragon-」
ドラマ「魔王」
アニメ「青の祓魔師」
アニメ「キルラキル」
アニメ「アルドノア・ゼロ」
アニメ「甲鉄城のカバネリ」他
アニメ「進撃の巨人」ベストセレクション(13日)
アニメ「機動戦士ガンダムUC(ユニコーン)」ベストセレクション(14日)
※14日追加公演では上記各ベストセレクションより曲目を抜粋してお届けします。

LIVE【emU】2017 ~BEST OF SOUNDTRACK~特設ページ

関連リンク