3つの暴力をテーマにしたLIPHLICHのNEWシングル「VLACK APRIL」についてメインコンポーザー・久我新悟(Vo)が語る。ゲストあり！

──歌詞の中に描いた【精神的な暴力】とは？

漠然としているんですけど、言葉に出来ない美しさのことを、“暴力的な美しさ”って表現すると思うんですよ。人と人がいると、劣等感とか優越感というのがあると思うんですけど、そういう中で美しいものというのはみんなの目を惹く。そんな美しさは存在しているだけで誰かを傷つけているのかもしれない。そういうイメージを歌詞にしてみたんです。美しさが罪、みたいな歌詞ですね。

──なるほど、癒される美しさでは無い、裏側を描いているというか。深いですね。今回のヴィジュアルは、いろんなヴァイオレンスの形が描かれた映画でもあった『時計仕掛けのオレンジ』的なイメージを受けるよね。「アルトラブラック」のイントロのクラッシック感とかも、まさに、『時計仕掛けのオレンジ』を彷彿させる。

最初は、シングルのタイトルが【VLACK APRIL】ということもあるので、ダークで黒くて暗いものにしたかったということもあって、衣装は真逆の白にしようと思ったんですが、テーマが【暴力】ということもあり、ヴァイオレンスからくるイメージとして、『時計仕掛けのオレンジ』が浮かんだんです。すごく好きな映画でもあるし、とても有名な映画なので、いろんな人たちがオマージュしている題材でもあると思うんですけど、自分たちが1番それを色濃く表現してみようと思ったんです。

──ライヴでは、“魅せるライヴ”が出来そうですね。

そうですね。4月23日の大阪・AKASOと4月29日の東京・恵比寿LIQUIDROOMでのワンマンライヴは、ドレスコードがある様なライヴをしていけたらいいなと思っているんです。この日は、明るい曲とかは一切セットリストに入れない、黒くて暗い印象のライヴにしていこうと思っているので、観に来てくれる人たちも、一緒にテーマに参加してくれるような雰囲気でライヴに参加してもらえたらと思っています。

Ba.進藤渉の「かんざし講座」を後日アップ予定！

 
◎ NEW SINGLE『VLACK APRIL』リードトラック「アルトラブラック」MVフルを視聴！
https://www.youtube.com/watch?v=ThsBXG5_U9I