カルメラ10周年。「ライブが面白いバンドになりたい」とトライし続けた10年、その集大成を見せるライブとは!?

2017.04.2413:00

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カルメラ

インタビュー/フジジュン

アシッド・ジャズを解釈していくうちに独自の音が生まれて、“エンタメ・ジャズ”と呼ぶようになったんです。(ゴウシ)

──最新アルバム『THE PARTY!』を掲げて、全国ツアーを終えたばかりのカルメラ。ツアーの感想や手応えはいかがでしょうか?

西崎ゴウシ伝説(agitator,tp,gt,per) 今回10周年、8枚目のアルバムなんですが。行く先々でお客さんが増えてるのを体感していて、すごくありがたく思ってます。これまで女性のファンが多かったんですけど、男性も増えて親子連れや年配の方も来て下さって、老若男女の幅がすごく広がっていて。

宮本敦(gt) 初期の頃は王道のロックバンドでもないし、インストだから、お客さんもノリ方も分からないし、僕らもどういう人と対バンをすれば良いか分からないし、分からないことだらけだったんですが。そこを開き直って、「だったら色んな人とやってみよう」と思ったのがここ数年で。色んなミュージシャンと一緒にやることで、僕らの存在も少しずつ広まっていったのかな?と思うんですけど。

──結成10周年ということで、カルメラの初ステージは覚えていますか?

ゴウシ 大阪の心斎橋SUN HALLというライブハウスですね。今もいるメンバーは、僕ら二人しかいないんですが。それが東京で『THE 10th Anniversary PARTY!』を開催する日から、ちょうど丸11年前の2006年5月13日なんです。

──なるほど。その頃からサウンドとか音楽性とかは、今に繋がる感じだったんですか?

ゴウシ 曲調や編成はほぼ一緒なんですけど、明らかに違うのは「演奏が下手すぎた」ってことです(笑)。もともとはアシッド・ジャズがやりたかったんですけど、それがもうちょっとロック寄りになっていって、僕らなりの解釈をしていくうちに独自の音が生まれてきたので、新しいカテゴライズとして“エンタメ・ジャズ”と呼ぶようになったんです。結成当時も同じような編成のバンドはいたんですけど、僕らはひとつのジャンルに縛られずに色んなことがやりたかったんで。他のバンドとは違う、独自の音楽が作れるんじゃないかなぁ?というのは、当時から漠然と思っていました。

──頭の中にある音楽が、形に出来ないもどかしさもありました?

ゴウシ それは5年くらい前までありました。5年ちょっとくらい前に今のメンバーになって、やっと思い描いたことが出来るようになってきて。もちろんまだ、やりきれないことはたくさんあるんですけど、それはずっと続くと思っていて。

「カルメラって何?」と聞かれた時、これを聴いたらカルメラが分かる、ある種のベスト盤というか。(アツシ)

──10周年記念アルバム『THE PARTY!』は、出来上がってみての感想いかがですか?

ゴウシ この10年間の集大成というか、色んなことがやりたかったこの10年を象徴するようなアルバムになったと思います。ジャンル的にはとっちらかった感じに聴こえるかも知れないですけど、しっかり僕らの音が鳴らせてると思っていて。

アツシ 「カルメラって何?」と聞かれた時、その答えは大体詰まってると思います。だからある種のベスト盤というか、これを聴いたらカルメラが分かる一枚になったと思います。

──僕もアルバム聴かせてもらって、老若男女に聴いて欲しいってところで、どの世代にも響く曲があると思うし、その日の気分やシチュエーションでハマる曲があると思って。飽きることなく、繰り返しずっと聴けるアルバムだなと思いました。

ゴウシ ありがとうございます、嬉しいですね。

──ま、10曲目まででリピートですけどね。ボーナストラックに入ってる、様々な状況のファンファーレをリピートで聴き続けてたら、情緒不安定になってしまいますから(笑)。

ゴウシ あはは。僕らの10年を象徴する言葉ってなんだろうと思った時、“Party”って言葉が浮かんだんですけど。せっかく『THE PARTY!』と名付けるなら、パーティーグッズ的なボーナス・トラックがあったら良いなと思って、各種ファンファーレを入れたんです。ラジオ局の方々には、すごく重宝してもらってるみたいです(笑)。

アツシ あと、これを入れることで、CD屋さんの<パーティーコーナー>に置いてもらえないかな?という狙いもあるんですけど(笑)。

──もしくはドン・キホーテのクラッカーや鼻メガネの横にね(笑)。単純な疑問で、メンバーが8人もいると、レコーディングの時にモメたりしないですか? それとも全員からアイデアが出てきて、それをまとめてる感じ?

ゴウシ みんなからどんどんアイデアが出てくる感じですね。僕がサウンド・プロデューサー的な感じで、意見をまとめているんですけど。原曲を持ってくる段階で自分がイメージしていたものと、スタジオが終わって出来上がったものが全然違うことはよくあることだし。それは作曲者として、すごく喜ばしいことなんです。8人全員、音楽の趣味もバラバラで、それが交差する部分がジャズで。それぞれの好きな音楽をどうジャズに落とし込んでいくか?というところで、目指す着地点は一緒なんで。自分になかった発想がどんどん出てくると作業しててもすごく面白いし、すごく刺激的なんです。

──人数がたくさんいると、大所帯ならではの大変さもあると思いますが?

ゴウシ 単純にそれぞれに連絡するのが大変です(笑)。見逃してるヤツがいたりして、それを確認しようと思ったらまた大変なので。あとは機材が多いとか、楽器車が狭いとか。

アツシ 人数が多いわりには、機材は少ない方かも知れないですけどね。

ゴウシ あと、4人バンドと比べた時、ギャラの取り分が半分とか。

──今のところ、想像出来る範囲の大変さばっかりですね(笑)。

ゴウシ すんません(笑)。「8人もいたら意見も分かれるでしょう?」とか言われるんですけど、年齢もバラバラだし、みんな大人なんで喧嘩にならないんですよ。

アツシ むしろ仲が良すぎて、修学旅行みたいになることも多々あって。「ちょっと時間があるから、観光地行こうか?」ってみんなでお寺に行ったり(笑)。

ゴウシ 大変なことよりメリットの方が多くて。例えば、8人いたら機嫌が悪いヤツも出てくるんですけど。8人中1人が機嫌悪くても、関わりたくない奴は関わらなければいいし、誰かが気にしてあげたりしてると、自然と機嫌が戻ってきたりして(笑)。

──現在の8人になった時、「やっと揃った」みたいな感覚はありました?

ゴウシ さっき話したみたいに、やりたいことが出来るようになってきたみたいな手応えを感じた時、「やっと揃った」みたいな感覚はありましたね。

カルメラ・オーケストラは、演奏した人同士が日本中で繋がっていって。「こういう繋がりから助け合い生まれるんだろうな」と思いますね。(アツシ)

──そんなメンバーと出会えて、好きな音楽を10年続けられているって、すごく幸せなことだと思うのですが。楽器をやっている全ての人がカルメラと共演出来る、カルメラ・オーケストラの活動って、自分たちが感じた音楽で得られる幸せをみんなで共有したい、分かち合いたいという気持ちもあるのではないか?と思ったのですが。

ゴウシ それもあるんですが、もともとはお客さんに「昔、ブラスバンドをやってたんです」とか、「最近サックス始めたんです」と話しかけられて。フロアの中にも楽器経験者が多いんだなと思った時、だったら一緒にやりたいなと思ったのがキッカケで。

アツシ せっかく昔やってた人がなぜ今やってないのか?と考えた時、単純にやる場所がないんだなと思って。だったらやる場所を僕らが作って、また楽器を演って、一緒に演奏した人同士で輪が広がったり、仲良くなれば良いなと思ったんです。

ゴウシ いま、全国に1,000人以上の登録者がいるんですけど、事実、カルメラ・オーケストラで知り合った人同士がバンドを組んだり、大阪でライブに来た東京の人が、大阪の人と仲良くなったりすることが多々あって。普段は繋がることのない人同士が、僕たちを通じて繋がっていることがすごく良いなって。そのうち、「結婚しました」って人も出てくるんちゃうかな?と思ってるんですけど(笑)。

アツシ だから、ここまでの広がりは想定していなかったですけど。日本中で繋がっていくのを見て、「こういう繋がりから助け合いとかも生まれるんだろうな」と思いますね。

ゴウシ 楽器初心者からセミプロの人まで、みんなが一生懸命ひたむきにやっている姿を見ると、僕たちが勉強させられることもいっぱいありますしね。

このライブを見るだけでカルメラ10年の歴史が分かるライブにしたい。ツアーとは全然違った内容になるので、ぜひ遊びに来て欲しいです。(ゴウシ)

──いや、本当に素晴らしいと思います。登録者が増えすぎると、客席よりステージの方がたくさん人がいるみたいなことになりそうですけどね(笑)。そんなカルメラ・オーケストラも出演する、『THE 10th Anniversary PARTY! 〜カルメラ大感謝祭!夢の競演スペシャル!!〜』についてですが。現在見えてるビジョンは?

ゴウシ 「ライブが面白いバンドになりたい」と思い続けた10年やったんですけど。ライブでコントをやったり、ユニットをやったり、ダンスチームをやったり、その中で色んなキャラクターが登場したりして。音楽はもちろん、そんな10年間にやってきたことも、全部見せられたら良いなと思ってます。このライブを見るだけでカルメラ10年の歴史がおおよそ分かるようなライブにしたいので、今は準備が大変で……。

アツシ おかしな話なんですけど、これまでカルメラのステージに出演してくれた、様々な人にゲスト出演してもらうだけなのに、僕らの着替えもめっちゃ大変で(笑)。

──それは変ですね、ただゲストに出演してもらうだけなのにね(笑)。

ゴウシ 曲もツアーは『THE PARTY!』の新曲を中心に演奏していたんですが、10周年記念ライブは全然違った内容になるので。ツアーを見た人もぜひ遊びに来て欲しいです。

 
■カルメラ「乾杯ブギウギ-10th Anniversary & MGM LIVE mix-」CALMERA

 

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THE 10th Anniversary PARTY!~カルメラ大感謝祭!夢の競演スペシャル!!~

>>>カルメラ 10 周年を記念した一大イベント!
今までカルメラのライブに登場したキャラやバンドが大集結する史上最大演目数のワンマンライブ!

出演 : カルメラ/カルメラオーケストラ(ALL JAPAN)/Curtis Rainbow(U.S.A)/毛沢山 feat.高標準(China)/少年ハイビスカス(Gunma)/CHAKACHAKA CLUB(Osaka)※現在出演交渉中/and more

4月2日(日) 大阪・なんばHatch
4月28日(金) 愛知・名古屋CLUB QUATTRO
5月13日(土) 東京・渋谷CLUB QUATTRO
※来場者全員に10周年記念品プレゼント
Tickets:NOW ON SALE
 

ゲッターズ飯田×カルメラ better fortune'n jazz in 富士

ゲッターズ×カルメラ
6月25日(日) ふじさんホール(富士五湖文化センター)
Tickets:4/23(日) SALE

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RELEASE

NEW ALBUM「THE PARTY!」
(B.T.C.Records)
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