CAPESONの2nd E.P.『Portrait2』リリース・パーティが決定!作品そしてライブについてCAPESON&小島裕規(Tokyo Recordings)にインタビュー!

インタビュー | 2018.03.02 15:00

CAPESONの音楽は独特だ。繊細さと強靱さを兼ね備えたみずみずしい歌声が、R&Bからオルタナティブ、ポストロックまで、様々な要素を自在に融合させた完成度の高い斬新なポップミュージックに乗って、真っ直ぐ届いてくる。音楽的で詩的で実験的。ノスタルジックであることとアグレッシブでクリエイティブであることが絶妙に融合して、美しくもタフな世界が展開されている。前に進んでいくことは何かと訣別していくこと。彼の音楽からそんな人生の深遠を感じとることもできそうだ。Tokyo Recordingsが全面的に参加して、2015年9月に1st E.P.『Portrait1』でデビューし、2016年の1stアルバム『HIRAETH』を経て、3月29日には2nd E.P.『Portrait2』が配信される予定だ。新作発表に伴って、リリース・パーティーの開催も決定している。CAPESONとトラック制作のキーパースン、Tokyo Recordingsの小島裕規に聞いていく。
──CAPESONとして音楽活動をスタートするきっかけは?
CAPESON知人にTokyo Recordings代表の小袋成彬というのがいて、彼から「おもしろいヤツがいるよ」って小島裕規くんを紹介してもらったのが最初ですね。それが3〜4年前くらいのことで。「何か一緒にやれたらいいね」って話をしていて、小島くんが作っていたトラックを聴いた時に、歌ってみようかってことになったんですよ。その時に聴いて歌を入れたのが1stアルバム『HIRAETH』に入っている「Leave You Alone」と「Walk Away」のシングル・トラックで。一緒にやってみて、お互いのバイブスが合ったので、今まで続いてきているという。
──小島さんはCAPESONさんにどんな曲を持っていこうと思ったのですか?
小島当時、Tokyo Recordingsに4人いて、合宿して、みんなでいろいろ曲を作っていて、一番、彼の声が合いそうな曲を残したという感じでしたね。その頃、僕らの中でジョン・ニューマンが流行っていたんですが、あんなふうに歌に馬力があって、愁いを帯びたハッピーじゃない声の人って、日本にはいないねって話になって。エピックな雰囲気の楽曲を作ったら、彼にハマりそうだなと思って作り始めました。最初はそうやって、ある程度、コンセプトを決めて作ったんですが、レコーディングしていく過程で、どんなものが合うのかわかってきて、特に考えなくて、自然にそういうものになったという感じでした。
──理屈よりも感覚で作っていくということですか?
小島キャッチボールみたいな感じ。考えてなくても、自然に相手に届くじゃないですか? で、ボールが返ってきて、また投げ返す、みたいな。
──歌詞を作る上でこだわっていることは?
CAPESONみんなでお互いの近況を話したりする中で、テーマを決めています。日常を切り取ってるというか。そういう言葉って、きっと誰でも言ってることだと思うんですが、詞の世界観はそれ以外の何物でもなくて、自分の身の回りで聞いた話を曲にしてきたという感じですね。身近すぎて、あまりドラマにしにくいことばかりを歌ってるから、わかりやすいけど、わかりにくいテーマが多いんじゃないかと思います(笑)。出会いがあったり、別れ話があったり。でも別れ話が多いのかな。恋人だったり、自分の過去だったりへの訣別が自然にテーマになることが多いんですよ。それはおそらくヘルマン・ヘッセの『シッダールタ』を読んだ影響が大きいと思います。芸術家や偉人の生き様がCAPESONの作詞には生きていますね。
──英語の歌詞はマストだったんですか?
CAPESONマストではなかったんですけど、チャレンジするなら、そっちのほうがいいなと思っていたし、英語のほうが書きやすかったし、トラックに対して、英語のほうが合うと思ったので。
小島「英語のほうが書きやすい」って、かっこいいな(笑)。
──作っていく中で見えてきたCAPESONの音楽のオリジナリティをあえて言葉で表すとしたら?
CAPESONなんだろう?小島くんの初期の頃と今とでは作風がかなり変わってきているし、プロセスも多分変わってきているし、バラエティーに富んでいるとは思いますね。ジョン・ニューマンだったり、サム・スミスだったり、その時々の自分たちの流行りを自分たちなりのやり方で取り入れています。
──様々な要素の融合の仕方の新しさ、みたいなものを感じます。
CAPESON小島くんはもともとレディオヘッドとか、オルタナ系に影響を受けているところがあるし、僕はどっちかというと、クラシックロックの影響が大きいところがあるんですよ。小島くんが僕の知らない音楽を教えてくれて、小島くんが解釈したトラックに対して、僕が持っている、いなたいギターのバイブスをアレンジしてみたりとか、お互いの持っているものを持ち寄って作っているところはありますね。あとは、Tokyo Recordingsならではのドラム・サウンドが特徴になっていたり。自分たちの同世代で洋楽的なことをやってる人っていうのは、あんまりこっちの路線はいないような気がしますね。どっちかっていうとPhoenixとか、あっち寄りのことをやっている人たちが多いと思います。
小島シティー・ポップってことですね。
──「Leave You Alone」のギターはブルースの要素が色濃く反映されていますよね。
CAPESONもともとブルースギターから始めて、ペンタトニック1本でどこまで攻められるかみたいなところで、やってきてますからね。これまで培ってきたところをどうやって入れるか、みたいなことは考えてますね。
──CAPESONさんの歌声も実に魅力的です。小島さんはどう思われていますか?
小島声に馬力があるんで、あんまりトラックを加減しなくてもいいなってことは思っていますね。トラックが強すぎると埋もれてしまう声もあるんですが、彼の声はそういうところでの制約がなくて、リミットを考えずに作れるので素晴らしいと思います。
CAPESONありがとうございます(笑)。
──歌うとき、ポイントにしていることはありますか?
CAPESON基本的にやることをやるだけなんで、あまりないんですけど、最近はお互いのメロディを持ち寄って作ったりもしていて、4年ぐらい一緒にやってきたことが血となり、肉となっているのは実感しています。そういう部分は歌にも反映しているんじゃないかと思います。

公演情報

ディスクガレージ公演

CAPESON “Portrait2” Release party

2018年3月29日(木) Shibuya WWW

チケット一般発売:2018年3月10日(土)SALE

RELEASE

2nd E.P.「Portrait2」

(Tokyo Recordings)
3月29日(木)Release!
1st ALBUM「HIRAETH」

1st ALBUM「HIRAETH」

(Tokyo Recordings)
NOW ON SALE
  • インタビュー

    長谷川 誠

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