LiVE is Smile Always~NEVER ENDiNG GLORY~「the Moon」11/27(日)横浜アリーナ ライブレポート!

2016.11.3019:00

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2016年11月27日(日) 横浜アリーナ
●Report:武市尚子
●LIVE PHOTO:hajime kamiiisaka

2016年11月27日。横浜アリーナ2日目。昨日と同じ道を通って、昨日と同じ場所に向かった。もちろん、LiSAのライヴを観に行くためである。あいにくの雨とあって気温も低く、空も暗い。いつもだったらこんな日は、ちょっとばかし気分も塞ぎがちになる。

が、しかし。昨日、LiSAのライヴを見て元気をもらったせいか、朝からとてつもなく前向きな自分が居た。あんなにも一生懸命に、あんなにも自分を愛してくれる人たちのことを想い、みんなが笑顔になってくれることを願って声を張るLiSAの姿を目の当たりにしたら、一瞬たりとて後ろ向きになんてなっていられない! と思うのである。

とはいえ。人間という生き物は、どうしようもなく単純で、呆れるくらい簡単に、些細なことをきっかけに、せっかく手に入れた前向きさにヒビが入り、ボッキリと折れてしまい、あっという間に自信を無くし、何ごとにも臆病になってしまう。

言ってしまえば、LiSAだってそうだ。

LiSAといえば、いつだって元気で、負ける事が大嫌いで、“期待しかしないで!”と、みんなをグイグイ引っ張って行く完全ポジティブ思考で、思い出す姿といったら無邪気に笑っている姿である。

しかし。そんなイメージのLiSAだからこそ、“いつも笑っていなくっちゃ!”“いつも前向きでいなくっちゃ!”“この幸せはいつまで続くのだろうか……”といったネガティブ思考をおおっぴらに見せるわけにはいかない。“陽”のイメージが強い者ほど、その反対にある“陰”は、想像以上に深いのかもしれない。人一倍責任感の強いLiSA故に、引っ張る立場に置かれている自分の役割を重んじれば重んじるほど、表に出せない“陰”は、認められる歌詞へと吐き出されていくことになるのだろう。

つまり。“前向きで外向的な感情”をSunとするならば、“後ろ向きで内向的な感情”はMoon。どんな人間の中にもSunとMoonな感情は同居しているということ。Moonな自分を人に見せず、常にSunであり続けようともがいていたLiSAだからこそ、それが痛いほど解るのだ。

LiSAは、今回の物語(ライヴ)を通して、“どっちの自分も認めてあげられる自分になること”を、私たちに教えてくれた気がする。

『LiVE is Smile Always〜NEVER ENDiNG GLORY〜』と名付けられた今回のライヴは、初日を「the Sun」、2日目を「the Moon」と題して、まったく違ったセットリストで構成されていた。真面目で慎重な姉のMoonと、活発で楽天的な妹のSunという、正反対の性格の双子の姉妹の物語から幕を開けた。

ある日、些細な言い争いをきっかけに家出をしてしまう2人ーー。

2日目の27日は、Moonの行方を追ったMoonサイド「the Moon」として、「crossing field」からライヴはスタートしたのだった。

“認めてた臆病な過去 わからないままに怖がっていた 後ろの自分が現実に今を映す”

そんな歌い出しを持つ「crossing field」は、「the Moon」の1曲目に最も相応しい選曲であったと私は思う。

そんな歌詞を力強く歌うLiSAの姿に、オーディエンスは自らの感情をそこに重ねるかのように、強い叫び声を上げた。
「最高に楽しんで行きましょう! ピース!」(LiSA)

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LiSAは、いつもの合い言葉を挟み、「ROCK-mode」へと繋げ、そこから「Bad Sweet Trap」で更に攻め立てると、センターステージへ。「Bad Sweet Trap」終わりで、花道をダッシュしてメインステージへと戻り、この日初のMCを届けた。

「ようこそ、2日目へ。こんばんは。LiSAでーす!なんと2日間も横浜アリーナを貸し切ってしまいました! 今日は「the Moon」ということで、“一人ぼっちが好きだ”とか言って、本当は寂しいドMの人しかいらっしゃらないということで、よろしいですか?君の寂しさもワガママも、大変さも全部全部、この「the Moon」に置いてっていいよ!君の曲、たくさん歌うからね!」(LiSA)

そう。LiSAは、「the Moon」と名付けたこの時間に、「crossing field」を筆頭に、自分の中に在る、なかなか認める事が出来ない感情を詰め込んでいたのである。

LiSAが、自分の中のMoonと向き合って「アコガレ望遠鏡」を選んだのかと思うと、この曲の意味が、いつもよりもずっと深く心の奥まで入り込んでいくのが分かった。

「ヒトリワラッテ」でエレキギターをアグレッシブにかき鳴らし、「No More Time Machine」でビデオカメラを手に、最高に楽しそうな笑顔を自分に向けるオーディエンスを映像に残していたLiSA。みんなにとってのSunがLiSAであるように、LiSAにとってのSunは、間違いなくオーディエンスのみんななのである。“いつでもみんなのこと見れるように録っとくからね!”とLiSAは叫んだ。

LiSAはこの日、「WiLD CANDY」で、ピンクの籠付き自転車に、ローブを纏ったカエルのモモコを乗せ、空を飛んだ。『E.T.』のオマージュのはずが、何故か、“2016年版『魔女の宅急便』”に見えたりもしたのだが(笑)、2年前からずっとやりたかったというこの演出で、後方に用意されたサブステージにやって来たLiSAは、嬉しそうに場内を見渡し、姿勢を低くし、とても気さくにオーディエンスに声をかけ、マイクを通して、友達とするような普通の会話を楽しんだのだった。

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「みんなの近くに来たよ。すっごい近いね!!」(LiSA)
多くの人たちを幸せに導きながらも、必死に引っ張っているという印象ではなく、自らも心からこの時間を楽しみ、無邪気にはしゃいでいたLiSAの姿がとても愛おしかった。

LiSAはここで、会場をSunサイドの赤チームとMoonサイドの青チームに分け、てコール&レスポンスをし、オーディエンスと一緒に楽しむ時間を作り、大きな会場ならではの迫力を楽しんだのだった。

ライヴ後半戦でメインステージに戻ると、クレーンに形を変えた花道で「She」で届け、「Rising Hope」で怪物・ディスペアを倒し、オーディエンスと共にお祝いの歌「Hi FiVE!」を歌ったのだった。そして、LiSAは、この曲の途中で、こんなメッセージを叫んだ。
「君は今、君だけの物語の途中です!その物語を最高にするのは、君自身です!OK?最高の物語の続きを、ここからも一緒に作るよ!」(LiSA)

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両日ともに「Hi FiVE!」と「終わらない冒険」を本編のラスト曲として選んでいたLiSA。
「最初は1人で歌が好きだったはずなのに、みんなに出逢って、叶えたい夢がたくさん増えました。今日こうやって横浜アリーナに2日間も立てたことや、こんなに大勢の人たちと一緒に大好きな歌が歌えてる未来が、先にあると思わなかった。でも、今、もっともっとみんなと一緒に見たい景色が出来ました! 一緒に歌ってくれる?」(LiSA)

オーディエンスの歌うコーラスの上に、“強くなれる明日”を願って、LiSAは声を重ねた。
LiSAの素直な想いが認められたこの2曲は、この日もしっかりとオーディエンスの背中を押してあげられていたに違いない。そしてLiSAは、この先も終らない冒険を続けていくことをオーディエンスに誓ったのだった。

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この日のアンコールでも、前日同様に2月15日にリリースされる新曲「Catch the Moment」を1曲目に届けた。

叶えても叶えても終らない願いが歌われるこの歌は、まだまだ続く、この先に広がるLiSAとオーディエンスの未来を思わす、LiSAからの素敵なプレゼントだった。

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そして。LiSAは、最後に届けた「best day, best way」を歌いながら、空を飛んだピンクの自転車に乗り、今度はフロアを一周したのだった。当日、ファンのことを思って「どうしてもフロアを自転車で走りたい!」と言い出したLiSAの願いを、なんとか叶えてやろうと、スタッフたちは時間の無い中で大変な思いをしながら、頑張って段取ってくれたのだという。そんな裏話も、LiSAとスタッフとの絆を感じさせる、なんとも微笑ましいエピソードである。

久しぶりにやる楽曲たちが多かった27日に届けられた楽曲と、初日に届けられた楽曲の数は2日合わせて46曲。LiSAは、この日のライヴを一緒に作ってくれたメンバーとダンサーを労い、オーディエンスに紹介すると、オーディエンスと一緒に写真を撮り、ステージを後にしたのだった。

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2017年の6月17日神戸ワールド記念ホール、6月24日・25日さいたまスーパーアリーナ、7月1日名古屋ガイシホールをまわる、アリーナツアーでLiSAとオーディエンスは、どんな夢を、そして、どんな未来を見せてくれるのだろう。

『LiVE is Smile Always 〜NEVER ENDiNG GLORY〜「the Moon」』
2016.11.27(日)横浜アリーナ
セットリスト

01. crossing field
02. ROCK-mode
03. Bad Sweet Trap
04. アコガレ望遠鏡
05. ヒトリワラッテ
06. DOCTOR
07. Psychedelic Drive
08. シロイトイキ
09. 蜜
10. traumerei
11. No More Time Machine
12. WiLD CANDY
13. アシアトコンパス
14. エスケープゲーム
15. Rally Go Round
16. Brave Freak Out
17. She
18. Rising Hope
19. Hi FiVE!
20. 終わらない冒険
Encore
01. Catch the Moment
02. ツヨガリ・ファンファーレ
03. best day, best way
 

 

PRESENT
LiSAオフィシャルグッズ iPhone6/6S/7ケースを2名様に!

以下URLよりメールにてご応募ください。応募〆切は2017年1月31日(火)23:59まで。

プレゼントに応募する

 

LiVE is Smile Always~LiTTLE DEViL PARADE~

2017年6月17日(土)神戸ワールド記念ホール
2017年6月24日(土) 25(日)さいたまスーパーアリーナ
2017年7月1日(土)日本ガイシホール
2017年3月25日(土) SALE

FCサイト「リサラボっ。」にて最速チケット先行受付中!
(スマートフォン専用)

関連リンク

RELEASE

11th Single「Catch the Moment」
2/18(土)より全世界で公開の「劇場版 ソードアート・オンライン -オーディナル・スケール-」の主題歌!
2月15日(水) Release!
 
※初回生産限定盤(CD+DVD)、期間生産限定盤(CD)、通常盤(CD)
※「初回生産限定盤・通常盤」と「期間生産限定盤」はCDの収録楽曲が異なります。