DracoVirgo、活動開始からわずか半年で全国5カ所ワンマンツアーを開催。初日東京公演が大盛況!

ライブレポート | 2018.03.08 18:00

DracoVirgoが昨年8月の活動開始から6カ月、2月26日の東京・渋谷WWW公演から『DracoVirgo 1st LIVE TOUR "Opportunity"』と題した初の全国ツアーをスタートさせた。

毛蟹 feat. DracoVirgo名義で参加したスマートフォン専用ロールプレイングゲーム『Fate/Grand Order Epic of Remnant』の4つ目の物語『亜種特異点IV 異端なるセイレム』のテーマ曲「清廉なるHeretics」は昨年11月28日に配信リリースすると、iTunesのウィークリーランキングで1位を獲得し、YouTubeでは公開からわずか1カ月で100万回超の視聴回数を記録。「清廉なるHeretics」とともにDracoVirgoの存在はじわじわと話題になってきた。それを裏付けるように、26日の渋谷WWWには今回のツアーを皮切りに、いよいよ本格的に活動を始めるDracoVirgoを歓迎しようと多くの観客が詰めかけ、大小色とりどりのランタンが天井からぶら下げられた場内は開演前からワクワクとドキドキが入り混じる熱気に包まれていた。

DracoVirgoはMAAKIII(Vo)、mACKAz(Ba)、SASSY(Dr)からなるバンドプロジェクト。彼らがかつてテレビアニメ『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』のオープニングテーマ「PRIDE」やテレビアニメ『BLEACH』のオープニングテーマ「一輪の花」のヒットで知られる男女ツインヴォーカルの6人組ロックバンド、HIGH and MIGHTY COLORの元メンバーだったことをご存知の人も少なくないはず。バンド脱退後、あるいは解散後、それぞれに活動してきた3人が“ドラゴン”と“乙女”を掛けわせた造語だという“DracoVirgo”の名のもと、再集結したきっかけや理由は分からない。しかし、前述した「清廉なるHeretics」と渋谷WWW公演を行なったその日に配信リリースした「KAIBUTSU」の2曲のみを公開したタイミングで、5カ所とはいえ、いきなり全国を…しかもワンマンで回ってしまうところに、このプロジェクトにかける3人の想いや、どんなスタンスで活動していこうと考えているのか、あれこれと想像が膨らむではないか。

MAAKIII(Vo)

階段状のスタンディングの客席を上から下まで埋めた観客が見守る中、開演時間ぴったりに街の喧騒が聞こえ始める。ライヴは夢と現実、陰と陽が入り混じる町=オポチュニシティーに迷い込んだDJ Massがとある店のショーウインドーに並んでいた3体のマネキンに息を吹き込むという芝居仕立てのオープニングからファンクポップな「xxxx」に雪崩れ込むようにスタート。そこから1時間30分、バックドロップにさまざまな映像を映し出しながら、ステージの4人はMCも挟まず、ほぼノンストップで全16曲を披露した。

「清廉なるHeretics」「KAIBUTSU」そしてこの日初披露となった未発表の新曲2曲以外は、MAAKIIIがソロ名義で発表してきた曲だったが、DracoVirgoとして演奏するため、『兎に角、ジェネシス!!!!!』の楽曲をDJ Massとともにリアレンジ。ガールポップな魅力を前面に打ち出した「いーじゃんっ!」、EDM風のダンスナンバー「トリックスター」など、それぞれに違う魅力を持った曲の数々は、どれも違和感なく楽しめたが、MAAKIIIのソロ活動もフォローしてきたファンならオリジナルと今回のリアレンジの違いも聴きどころだったに違いない。

ヴォーカルとリズム隊の3人にDJを加えた編成ながら同期を大胆かつ巧みに使って、これっぽっちもギターレスであることを意識させない完全なるバンドサウンドだったことも声を大にして言っておきたいポイントだ。棘のある言葉を随所随所に織り交ぜ、聴き手を慌てさせるMAAKIIIの伸びやかな歌を、重厚かつグルーヴィーな演奏で支えながら、ここぞというところではプレイヤーとしての闘志を剥き出しにして、mACKAzとSASSYが繰り広げる激しいソロの応酬は、この夜、何度観客を興奮させ、会場の温度を上げただろう。

mACKAz(Ba)

SASSY(Dr)

mACKAzが客席に手拍子を求めながら、SASSYと長尺のインプロヴィゼーションを繰り広げている間、一旦ステージを降りていたMAAKIIIが衣装のマイナーチェンジとともに、それまでアップにしていた髪を下ろしてステージに戻ってきてから“1-2-3-4!”のカウントで始まった「超感覚的知覚」のアップテンポの演奏が、今思えばラストスパートの合図だったようだ。そこでグッと上がった演奏の熱気は、ピアノが儚げに鳴る「清廉なるHeretics」から3曲、じっくりと歌を聴かせるミッド~スローテンポの曲を続けても一向に下がることなく、MAAKIIIが笑顔でステップを踏みながら歌ったラストのダンスナンバー「SPAAAAAAAAAARK!!!」で、さらに過熱。手拍子したり、手を振ったりしながらバンドの熱演に応える観客とともに、この日一番の大きな盛り上がりを作り上げた。

“たくさん、みんなとつながれる機会を作っていくので、ぜひ応援してください”と最後にMAAKIIIは語ったが、この日、メンバーたちはファンとのつながりに大きな手応えを感じたに違いない。ファンを含む多くのリスナーとつながる機会を求め、音源のリリースを待たずに行なうツアーの経験を、彼らがこれからの活動に反映させていくか、この日のライヴを観た誰もが楽しみにしているはずだ。

■1st LIVE TOUR "Opportunity" LIVE MV「KAIBUTSU」

■1st LIVE TOUR "Opportunity" LIVE SPOT

公演情報

ディスクガレージ公演

1st LIVE TOUR "Opportunity"

3月8日(木) 愛知・名古屋ell.FITS ALL
3月9日(金) 大阪・梅田Zeela
3月22日(木) 沖縄・桜坂セントラル ※Guest:MEG (2side1BRAIN / ex.HIGH and MIGHTY COLOR)

4月30日(月・祝) 代官山UNIT <追加公演>
チケット一般発売日:2018年3月31日(土)

※お申し込み・詳細はオフィシャルサイトにてご確認ください。

  • PHOTO

    yukubo

  • TEXT

    山口智男

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