KREVAの秘蔵っ子として「一人じゃないのよ」でデビューしてから8年。シンガーSONOMIの集大成にして最新曲も収めた2枚組のベストアルバム『S.O.N.O.M.I』がリリースされた。7月には本作を引っさげて約3年ぶりとなるワンマンライヴも決定。ベストに込めた思いと、ワンマンにへの意気込みを訊いた。

——過去、現在、未来をつなぐ充実のベストアルバムになりましたね。

「そうですね。私のすべてを聴いて、観てもらえるベストアルバムになりました。初期の曲を聴くと自分自身では拙さを感じて恥ずかしい面もあるんですけど、その一方で新曲を聴いたときには『私もここまでこれたんだな』という自信に繋がる感慨があって。振り返ればあっという間でしたが、この8年でヴィジュアル面も声も音楽に対する向き合い方も変わって。とても濃厚な8年間を歩んできたなと思います」

——KREVAさんとの制作の日々を振り返ってどんな感慨がありますか？

「デビュー当時はとにかく目の前にあるチャンスに食らいついていこうという野心だけでしたね。未熟ゆえに制作の知識もなかったので、KREVAさんとの曲作りは部活みたいな感じで、スパルタ的にしごいてもらって（笑）。トラックはどうやってできるのかという基本的なことから始まり、ヴォーカルのアプローチに至るまで様々なことを学びました。一緒に食事をしてもKREVAさんの話から得られることは逃すまいと集中して、ご飯の味を覚えてないなんてこともよくありましたね（笑）」

——ヒップホップとR&Bをベースに、自由なポップミュージック像を求めてきた8年間だったと思いますが、音楽的に一貫してこだわってきたポイントはなんですか？

「やっぱり私はヒップホップのビートこそが最強だと思っていて。ブレイクビーツを作るサンプリングにしても、打ち込みでキックやスネアの音色を選ぶときも妥協が許されないし、徹底的にセンスが問われるんですよね。そういう様々なヒップホップ的なビートの上で、私だからこそ体現できる自由な歌をこれからも追求していきたいと思ってます」

——赤坂BLITZに向けた思いを聞かせてください。

「最初は正直、いまの私に赤坂BLITZという会場は大きすぎると思ったんです。でも、少し無理をさせてでも大きな場所でライヴをさせてあげたいというスタッフサイドの気持ちがすごく伝わってきたし、ベスト盤のリリースを記念したワンマンということで、KREVAさんにもゲスト出演していただくことになって。KREVAさんのサポートがあってこそこの規模でワンマンができるということをしっかり認識しつつ、デビュー前から一緒にやってきた熊井吾郎（MPC／DJ）とのコンビでお客さんの期待にしっかり応えるライヴをやりたいですね」

——これまで培ったものを体現するまさにベストなライヴになりそうですね。

「そうですね。そういうライヴにしなきゃいけないとも思っています。KREVAさんとのコラボも含めて、ベストに収録された曲をしっかりやって、さらに弾き語りのスタイルも披露しつつ、シンガーとしての私のすべてを体現しようと思います」

SONOMI CONCERT 2013「S.O.N.O.M.I」

2013年7月15日(月・祝)	赤坂BLITZ	17:30 開場 ／ 18:00 開演	1F指定席：3,800円（税込）	【出演】 SONOMI / 熊井吾郎 【スペシャルゲスト】 KREVA

受付期間：受付中〜7/9(火)23:00

一般発売日：NOW ON SALE
SONOMI CONCERT 2013「S.O.N.O.M.I」 公演詳細はこちら

アーティスト情報

BEST ALBUM　「S.O.N.O.M.I」
（rhythm zone）　
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