6月6日より名古屋、大阪、東京にて行われる角松敏生のツアーは、「ラテン」と「AGHARTA復活!?」がキーワードになっている。AGHARTAとは、角松が音楽活動を凍結中、自らの存在を長万部太郎という変名で隠し、メンバー全員が頬被り姿で活動していたバンド・プロジェクト。「WAになっておどろう」もこのバンドの作品。音楽ファンの間でも復活の声を望む人が多いレアなバンドだ。そんな気になるキーワードが詰まった今回のツアーと来年の35周年への展望を聞いた。
――スペシャルなライヴになりそうですね。
「そう。今回のライヴは、ベースが(中村)キタローさんなので、パーカッションに田中倫明さんを呼んだらAGHARTAのオリジナルメンバーが三人揃うからAGHARTAの曲がカバーできるじゃないかと。きっと、皆さんビックリするようなオープニングだと思うよ(笑)。“これはどうなっちゃうんだろう?”っていう展開から始まって、最後は夏のお祭り的に終わるという非常に賑やかで楽しい構成になっていると思うし、そう感じてもらえたら幸いです」
――本当にレアな内容なんですね。
「ライヴがはじまると一瞬で終わっちゃうけど準備にかかる時間は膨大なんですよ。活動解凍後の楽曲はデータがアーカイヴできているけど、80年代の曲はマルチデータがないから、アレンジし直して1からプログラミングし直すから、ほぼリメイク作業。それをミュージシャンの方にお渡しして練習してもらっています。最近は昔の曲がどんどんライヴで蘇ってストックされているから、それは今後も使われるということにもなっていくので、嬉しいことだけどね」
――今回はパーカッションを強化した角松サウンドも聞きどころですよね。
「打楽器のグルーヴの魅力を体感してもらいたいですね。僕自身もギターを弾くより打楽器を演奏する場面が多いんじゃないかな。最近、パーカッションを叩きながら歌うというスタイルがやみつきになってきて、ついにマイ・パーカッションを買ってしまったし(笑)」
――リズムにこだわる角松さんらしい!
「ははは(笑)。もともと僕は打楽器好きで、ドラマーになりたかったからね。ドラムが高価だから仕方なくギターになった。僕はサンタナの初代パーカッショニスト、ホセ・チェピート・アリアスという人が大好きなんだけど、この前、彼のソロアルバムでCD化されていないレアなアナログ盤を、八方手を尽くして手に入れたんです。趣味の話になると話が終わらないからこの辺にしておくけど、それくらいパーカッションが好きなんです」
――来年は35周年イヤーですが、そこに向けてはどんなことを考えてらっしゃいますか?
「何かしら作品を出して、再来年に向けて全国ツアーみたいな展開は十分に考えられますね。ライヴに関しても構想は出来ていますし、5年に一度のお祭りということになりますので、ぜひたくさんの人に集まってもらいたいなと思いますね。楽しみにしていてください」
2015年6月27日(土) | TOKYO DOME CITY HALL [SOLD OUT] |
16:00 開場 / 17:00 開演 | 全席指定 ¥8,500(税込) |
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DISK GARAGE.com 角松敏生 アーティストページ
角松敏生 オフィシャルサイト
角松敏生 (2015.6月号掲載 DI:GA interview)