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2007.05.17 up
アルバム『the WORLD Ruler』を携えた TOUR 2007 “the WORLD RULER”の初日を飾った3月18日 NHKホール。
ライヴ前の DI:GA（VOL.137）でのインタビューで、「プレイに没頭して自分の世界に入らず、できるだけ意識を外に向けてみんなで楽しむ空間を作りたい」と語っていた彼ら。その言葉通り、ファンとの距離を縮めながら、揺るぎない一体感を作り上げていった。 そんな一体感を作り出すのも、彼らのポピュラリティーある楽曲と、確かな演奏力があってのこと。 サウンド全体を支える安定したリズムを叩き出す RUKA のドラム。 ドライヴ感溢れる野太い音を弾く Ni～ya のベース。 個々の個性を活かしたギターフレーズを刻みながら、時にリフの掛け合いやユニゾンソロというツインギターならではのプレイで魅せる咲人と柩のギター。 そして、抜群の歌唱力を持ち、感情表現豊かな声色で聴かせる YOMI のヴォーカル。 そんな彼ら5人によって、ナイトメア独自の耽美的世界観は創出されていた。 また今回は、アルバムのジャケットと、楽曲が持つ世界観を反映させた大掛かりなステージセットも観どころのひとつだった。楽曲によって変化し、“the WORLD RULER”の世界観を視覚的にも演出したのだ。
アルバム『the WORLD Ruler』を中心にしながら、新旧織り混ぜた選曲にもファンは大満足の様子だった。 最後に、“最近、先輩ヴィジュアル系バンドが解散したり休止したりしてる中で、やっぱりうちらの世代がちゃんと頑張っていかなきゃいけないなと思っています。みんなちゃんと俺たちのこと見ていてください”と頼もしい発言を残した YOMI 。“じゃあツアー行って来ま～す！”と笑顔でステージを降りて行った。 これから彼らは全国を廻り、5月12日に横浜BLITZ に戻ってくる。そして、追加公演 TOUR 2007 the WORLD RULER“Encore.”の最終日である 6月16日、東京国際フォーラムホールA にてファイナルを迎える。 アルバムの楽曲たちがどのような形に進化し、また新たな感動を与えてくれるのか、今から楽しみでたまらない。 ●Report by 牧野りえ |
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