兵庫慎司のとにかく観たやつ全部書く:第114回[2022年8月後半・SONICMANIA、MONSTER bash 2022×2日間、ART-SCHOOL、ヤバイTシャツ屋さん、帝国喫茶・fusen・Ezoshika Gourmet Clubなど、の6本を観ました]編

コラム | 2022.09.21 16:00

イラスト:河井克夫

 音楽などのライター兵庫慎司が、生もしくは配信で観たすべてのライブ(音楽もそれ以外も含む)のレポを書いてアップする連載の114回目です。普段は月2回アップですが、2022年8月は本数が多かったので3回に分けた、その3回目。9月からは月2回に戻ります。今回「オールしてそのまま香川へ」というフェスのハシゴと、「その場にいながら歴史的大事件を見逃す」という、自分的トピックがふたつありました。

8月19日(金)20:20 SONICMANIA@幕張メッセ

 2019年以来、ようやく本来の形(に近い形)で開催されたSUMMER SONIC、には行っていないのだが、その前夜の『SONICMANIA』は、すぐチケットを買った。あまりにも自分好みな、観たい、というか観なきゃいけないアクトだらけだったので。
 20:20開演、(ちょっとだけ押して)朝5時終了。4つのステージをウロウロしながら観たのは以下。全部観たものも、一部観たものも含みます。
 どんぐりず→DJ NOVA→KASABIAN→Cornelius→SPARKS→電気グルーヴ→PRIMAL SCREAM present Sceramadelica Live→TESTSET→Creepy Nuts→THE SPELLBOUND
 というわけで、ほんとにぶっ通し。「この時間はメシ食おう」とか「ここは何も観ずに休もう」という時間、全然なし。酔っぱらうわけにいかない状況だったので、アルコールもがまんし、とにかく観まくった。それでも、Nujabes Eternal Soulとか、HARDFLOORとかは、観逃しているわけだが。
 あと、Corneliusを全部観るためにSPARKSは半分強しか観れなかったとか、電気の最後とTESTSETの前半とぶつかっていたPRIMAL SCREAMの『Screamadelica』再現ライブはまんなかへんしか観れず、最後まで観た知人に「オマケで『ROCKS』やりましたよ」と教えられて「ああ、観たかったなあ」と思ったりとか。
 で、ラストのTHE SPELLBOUNDを観終わって、気持ちは清々しいが身体はクタクタな状態で、成田空港へ向かったのだった。次回へ続く。

8月20日(土)9:55 MONSTER baSH 2022 1日目@香川県・国営讃岐まんのう公園

 前回の続き。というわけで、5時に幕張メッセを出て、そのまま成田空港へ行き、7:40発のジェットスターで高松へ飛んで、9:10の予定時間よりもちょっと巻いて着陸、タクシーで国営讃岐まんのう公園へ向かったら30分くらいで着いて、9:55からのオープニング・アクト=ハンブレッダーズに間に合った。
 5月に「MONSTER baSH」のレポをお願いする可能性がある、と言われる→その後何度か確認を入れるも、なかなかフィックスしない→サマソニとソニマニのチケットが発売になる。サマソニはあきらめるしかないとしても、最悪ソニマニはモンバスのレポが入っても、自分の仕事開始時刻を昼12時とかにしてもらえば間に合うだろう、と判断し、チケットを買う→その後、サマソニが売り切れ、「これで『モンバスの仕事、なくなりました』とか言いやがったらタダじゃおかねえぞ」とか思っていたが、無事、仕事になった→なので、徹夜で飛んだ。というわけだったのでした。
 ソニマニもモンバスも、観ながら普通にツイートしていたので、それを見た友人知人数人から「あんたさっきまで幕張にいたじゃねえか」みたいなツッコミを入れてもらえたのが、うれしかったです。奇跡的に終演まで寝落ちせずに持ちこたえたし。くたびれたけど。そうまでしてモンバスに行きたかったのか、と言われると、行きたかったからそうしたわけですが。翌日に続く。

8月21日(日)10:10 MONSTER bash 2022 2日目@香川県・国営讃岐まんのう公園

 モンバス2日目。この日はラクでした、前の晩にベッドで眠れたので。あたりまえだ。
ただし。この2日目、自分のフェス経験の中でも屈指のレベルの大失態を冒してしまった。Creepy Nutsのステージを観に行かず、「R-指定、飛行機に乗り遅れて本番に遅刻」事件を、目撃し損ねてしまったのだ。
 このモンバスレポ、ライターは僕と鈴木淳史のふたりで、すべてのアクトを観て書くのは物理的に無理なので、クライアントの意向を汲みつつ、ふたりで「これは私、これはあなた」と振り分けたり、「これはどちらも時間的に無理」とあきらめたりしながら、前もってどう動くかを決めて、当日に臨んだ。で、この2日目のCreepy Nuts、観たくてギリギリまで悩んだのだが、彼らのステージは我々が主にいるエリアから徒歩20分かかるので、裏との兼ね合いもあって、最後の最後であきらめた。その直後に、そんな大事件が起こっていることをDJ松永のツイートで知って、「ええっ、しまった! 俺今モンバスにいるのに!」と、死ぬほど後悔したのでした。
 その「R-指定モンバス遅刻事件」、翌日の『Creepy Nutsのオールナイトニッポン』でふたりが詳しく話したり、その書き起こしがアップされていたりして、ちょっと検索すればザクザク出てきますので、ご存知ない方は探してみてください。
 あ、そんなモンバス2日間のレポですが、すぐ書いて納品したわりに、これを書いている段階では、まだアップされていません。アップされたらリンク貼ります。

8月24日(水)19:00 ART-SCHOOL@リキッドルーム

 ART-SCHOOL、活動休止→コロナ禍で身動き取れず、を経ての、3年半ぶりのライブ。いろいろ感無量でした、観ていて。このDI:GA ONLINEにレポを書いたので、未読の方、ぜひ。≫ DI:GA ONLINE:復活!ART-SCHOOL、3年半ぶりのライブ。2022・8・24 LIQUIDROOMをレポ!

8月25日(木)18:00 ヤバイTシャツ屋さん@日本武道館

 バンドの動員力等を考えると、とっくにやっていておかしくないが、コロナ禍前は、自分たちのライブは基本的にスタンディングのライブハウス以外ではやらない、という姿勢を貫いていたため、今回が初となった日本武道館ワンマン。
 これは、ライブレポは書いていないんだけど、「このライブをやってみて、いかがでした?」というのがテーマのインタビューを、後日、3人に行いました。まだアップされていないので、上がったらリンク貼ります。
 全体に、「笑いあり感動あり」のうち、後者の方が強いステージだった。素敵な時間でした。

8月28日(日)16:00 帝国喫茶、fusen、Ezoshika Gourmet Clubなど@下北沢THREE&BASEMENT BAR

 下北沢のTHREEとBASEMENT BAR、隣合わせの2軒のライブハウスで行われた『BAND WAGON 2022 〜夏〜』というイベント。それぞれのハコに5アクトずつ=計10アクトが出演、トリは現ピーズのドラマーである茂木左が以前から在籍するバンド(長年ピーズを追っているもんで、そういう覚え方ですみません)、myeahns。
 fusen、帝国喫茶、Ezoshika Gourmet Clubといった、以前観たことがあっておもしろかったバンドたちが揃っていたので、足を運んだ。fusenは歌を届ける能力に磨きがかかっていたし、帝国喫茶は勢いまかせ・力まかせな魅力がアップしていたし、Ezoshika Gourmet Clubは精密さと大胆さの両面が上がっていたし、つまり、それぞれ、前に観た時より良くなっていた。特に帝国喫茶、ボーカル&ギター杉浦祐輝、大化けしそうな予感。いや、もう化けかかっているかも。

  • 兵庫慎司

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    兵庫慎司

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