兵庫慎司のとにかく観たやつ全部書く:第16回[9月の巻~後編~]

コラム | 2018.10.04 18:00

イラスト:河井克夫

音楽などのフリーライター兵庫慎司が、自分が観たライブ等を日記形式でひとことレポートする連載です。1日2本ハシゴあり、サーキット・イベントあり、関西あり、フェスあり、未遂も1本あり。そんな2018年9月後半でした。

9月16日(日)『ニュー・シネマ・パラダイス・シネマ・コンサート』@ 東京国際フォーラム ホールA

映画の劇伴をオーケストラが奏でてくれる、それを生で体験しながら映画を観る、という、最近話題のコンサート・シリーズ。『STAR WARS』のやつに行った知人から「すっごいおもしろかった!」ときいて以来、一度体験してみたいと思っていましたが、『ニュー・シネマ・パラダイス』でそれが叶いました。最初に音が出た瞬間、まさに鳥肌もんだったし、そのあともオーケストラが音を奏で始める度に、「うわ、きたあ!」と興奮する。で、音を出す必要がない時は、オーケストラは(あたりまえだけど)静かにじっと待機しているので、映画のストーリーに没入しているうちにオーケストラがいることをつい忘れるのですね。で、完全に忘れた頃にまた鳴り出して「おおっ!」とびっくりする、ということの繰り返しでした。おもしろかった!バカなのかもしれませんが、私が。昔観た映画なのにストーリー、ほぼ忘れてたし。

9月16日(日) SHISHAMO @ 日比谷野外大音楽堂

今年で4年連続となる『SHISHAMO NO YAON!!!』。ご存知のように、7月28日に地元川崎の等々力陸上競技場で行うはずだった初めてのスタジアム・ライブが悪天候で中止になってしまった、それ以降に立った最初のステージだっただけに(つまり今年は各地の夏フェスとかすべて出るのをやめて7月28日に懸けていた、ということだろう)、それはもう本当に、なんとも言えない思いを抱えながらこの場に集まっているように感じた、ステージの上の人たちも、下の人たちも。楽しくて、幸せで、でも……いや、「でも」じゃないな、「だから」だな、とてもせつなく美しい時間だった。
あと、野音でやる時の恒例、客席中央のセカンド・ステージでやるアコースティック・コーナーを、今年はライブの最初に持って来ていたのが新鮮でした。

9月17日(月・祝) め組・ムノーノ=モーゼス @ 渋谷TSUTAYA O-WEST・渋谷STAR LOUNGE

大型サーキット・イベント『TOKYO CALLING』、9月15日は新宿のライブハウス11会場、16日は下北沢で10会場、17日は渋谷で13会場で開催。その最終日の渋谷に、上記の2バンドを観に行きました。ますO-WESTで観ため組、お客さんいっぱいな上ですんげえ盛り上がっていた。歌詞もメロディもライブにおける言動も、世間一般のセオリーとかテンプレートに全然沿うことができない、狙わずしてオリジナル極まりないことになっているところがやたらリアルな菅原達也という男が、いよいよちゃんと音楽ファンに受け入れられ始めた実感のあるステージ。
で、STAR LOUNGEに移動して、神戸から来たムノーノ=モーゼス。最初に観た時(1年くらい前)はガレージっぽかったけど、最近は観るたびにブラック・ミュージックがベースのポップスというか、要はAORというか、邦楽で言うと山下達郎とかの感じというか、とにかくそのようなラインの音楽をギター2本とベースとドラムでやる方向に向かっていて、とてもいい。ボーカル&ギターの若月雄佑が、観るたびになんか不敵な感じになって行っているのも、とてもいいと思います。

9月19日(水) ニューロティカ ゲスト:グループ魂 @ 渋谷TSUTAYA O-WEST

ニューロティカ、2018年10月20日にZepp Tokyoで行う通算2000本目のライブに向けて、渋谷O-WESTで行ったカウントダウン対バンシリーズ、その1996本目。このDI:GA ONLINEにレポを書きましたのでぜひ。
こちらです。

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