CHiCO with HoneyWorksが約2年半ぶりとなる3rdアルバムをリリース、中野サンプラザホールでライブを開催!CHiCOにロングインタビュー!【後編】

インタビュー | 2020.09.16 18:00

9月16日に約2年半ぶりとなる3rdアルバム『瞬く世界にiを揺らせ』の発売、9月27日には「CHiCO with HoneyWorks summer tour 2020『WiSH Upon A Star』」中野サンプラザホール公演を開催! 今、注目のチコハニのCHiCOさんの1万字に及ぶロングインタビューを前後編に分けてお送りしています。後編となる今回はアルバム全曲の続きと、気になる「CHiCO with HoneyWorks summer tour 2020『WiSH Upon A Star』」への意気込みを語ってくれました。
前編はこちら
──M10「ギミギミコール」(10thシングル)は、2人組の人気YouTuber・スカイピースとのコラボで、ヒップホップやクラブ系サウンドがクロスオーバーするおもしろい楽曲です。

「ミスター・ダーリン」とダブルAサイドシングルで、今までGomさんと一緒に歌ったことはあったんですが、男性アーティストさんとコラボしてシングル表題曲としてリリースするのは初めて。作詞もスカイピースさんとHoneyWorksの共作で、男女の掛け合いも初めてで新鮮でした。ラップ部分の歌詞はスカイピースさんが、私のパートはGomさんが歌詞を書いてくださって、サウンド面も併せて、お互いの良さが出ていると思うし、それぞれのファンの方にも楽しんでいただけると思います。

──新録曲のM11「Marie」はダークファンタジーの雰囲気を漂わせながらもサビでは歌い方もオケも情熱的になって。

きっかけは、「ヒストリア」というダークファンタジー系の曲があるんですけど、ライブでセットリストに入れようとすると独特な世界観のため、入れるのが難しいんです。だったら今後悩まないように「もう1曲、同じようなジャンルがあれば大丈夫だよね」という私の単純な発想でGomさんにお願いしました(笑)。曲の世界ははマリー・アントワネットがモデルなので、断頭台で処刑されるシーンなどを入れ込んだ、壮大な曲になっています。歌い方も彼女の高貴さや気の強さを意識して、サビ前の「早く返しなさい」は最高級の憎しみを持って低い声で、そしてサビで一気に高音に行く「首飾りでしょう」はすごく気持ちいいです。ギターソロもカッコよくて、ライブではギターのOjiがセンターで、キュイーンとキメている姿も浮かんできて。早くライブで歌いたい曲です。

──HoneyWorksのカバー曲、M12「ヒロイン育成計画」は恋やヒロインに憧れる女の子を歌っていて、声も演奏も弾むアゲアゲなガールズロックですが、前の曲からのギャップが大きくて。

この2曲が並んでいると真逆すぎて威力がすごいですよね(笑)。HoneyWorksの最新アルバム『好きすぎてやばい。~告白実行委員会キャラクターソング集~』のリード曲で、「こんなにかわいい曲をチコハニでやったらどうなるだろう?」と思って、カバーさせてもらいました。こちらはヒロインを目指す女の子らしく、キラキラ、元気に歌いました。一番聴いてほしいのは「聞いてる!?」のフレーズで、ぜひみんなの感想を聞かせてください(笑)。

──新録曲M13「私を殺さないで」は衝撃的な曲名、アコギのみの演奏に自問自答的な歌詞とせつなく、苦しそうな歌声にドキっとして。でもちゃんと最後には希望も。

明るく、元気なM12からすごい高低差で(笑)。shitoさんがギターとボーカルのみの曲を作りたいと言ってくださって。学生時代、学校の中だけで自分の物語が完結して、狭い世界の中で生きてきたことに後悔していた自分に「そんなことないよ。君は大丈夫だから」と、今の学生さんに向けてのメッセージソングになっています。歌詞の「 」が付いている部分は学生だった頃の自分の目線で、付いていない部分は大人になった今の自分で、掛け合いみたいになっていて。レコーディングでは先に「 」を歌って、その後で大人になった部分を録って、声色も変えています。普段使っているマイクとは違うものを試したり、ボーカルの声の聴こえ方や空気感にこだわりました。歌っていると世の中に絶望させていたのは自分自身であり、この世界は意外と楽しいものだし、そんなに抱え込まなくていいんだと改めて気付かせてもらいました。学生時代や思春期では悩みを相談できず、自分の中で完結させようとしてしまいがちだけど、この曲を聴いて、少しでも気持ちが楽になったり、前向きになってもらえたら嬉しいです。

──最後のM14「乙女どもよ。」(11thシングル)はTVアニメ『荒ぶる季節の乙女どもよ。』のOP主題歌ということで、明るく元気で、歌詞もアニメに寄り添い、恋を知った女の子の喜びや苦しみ、そして成長を歌っていて締めくくりにふさわしいですね。

前の曲を聴いた直後だからなおさら、そう感じますよね(笑)。1曲目から13曲までを、「乙女どもよ。」の歌い出しの「愛から生まれた」ですべて回収するような、包み込むようなザ・エンディング感が強くて。1stアルバム『世界はiに満ちている』の「ホーリーフラッグ」みたいな立ち位置で、明るく前向きに終わっていきます。曲順も、各楽曲のカラーも世界を揺らせそうな、壮大なアルバムができたと思います。

──初回生産限定盤には2019年8月31日に行われた「5th Anniversary Hall Tour 2019 LiVE 5ʼs ON !!」ファイナルの愛知公演のライブ音源が収録されますが、この時のツアーや公演を振り返った感想をお聞かせください。

この音源を聴くと、楽しかったツアーを思い出すし、今のこの状況だからこそ、ライブができることって本当にありがたいことですし、すごいことなんだなと今、改めて実感します。今回収録されている「プライド革命」でベースのHiroki169さんが「全員声出せ!」っていつものように叫んでいますし、「サイダー」もみんなで一緒にフリをするパートがあり、直前に私が「行くよ!」と叫んだり、「世界は恋に落ちている」ではマイクをみんなに向けたら大きな声が返ってきて。ライブでしか聴けないコール&レスポンスも入っているので、本当にライブが恋しくなります。

──1曲目の「プライド革命」がOP曲で、最後の「世界は恋に落ちている」は本編ラストに歌った曲で、全曲ではないのにライブの流れも再現されていて。

ライブに来た感覚になってもらえたらいいですね。今回選んだ曲はそれぞれカラーやタイプが違うので、いろいろなチコハニを楽しんでもらえるのではないかなと思います。去年のツアーに参加してくれた人は聴いてその時を思い出してもらったり、まだチコハニのライブに来たことがない人には、少しでも楽しさを感じてもらえたらと思っています。

──そして「ヒカリ証明論」、「ミスター・ダーリン」、「ギミギミコール」、「乙女どもよ。」、「決戦スピリット」などのMVも収録!

「ヒカリ証明論」が2018月8月にリリースされた曲なので、約2年分のチコハニを映像面でも楽しんでいただいたり、楽曲のイメージを更に膨らませていただけたら嬉しいです。

──更にアルバムにはマスキングテープ、初回生産限定盤はライトノベルも封入されていますね。

毎回、アルバムには付録があって、1stには付せん、2ndには消しゴム、そして今回はマスキングテープと実用性がある、長いものシリーズ(笑)になっています。マスキングテープにはかわいいCHiCOのイメージキャラクターが描かれているものや、私が描かせてもらったデザインのものもあって。ライトノベルも毎回アルバムに付けていますが、今回は成海家をテーマにした楽曲がいくつか収録されているので、成海家のお父さんとお母さんの物語なっています。小説を読んで2人のラブラブさと素敵な家族愛を感じてほしいし、アルバムを聴きながら、より成海家愛を感じてください。

──チコハニのCDは、ヤマコさんのイラストジャケットも見どころの1つですが、今回のジャケットイラストについてはどう感じましたか?

毎回感想を尋ねられるたび、すごいとしか言えないんですけど(笑)、改めて渋谷に戻ってきた感覚があります。ジャケットを描いてもらうたびに場所を転々としていて、1stアルバムの渋谷のスクランブル交差点からスタートして、「ミスター・ダーリン」では中野サンプラザホールをバックに、そして今回は渋谷に戻ってきて、眼前に空が広がって。ヤマコさんのイラストのクオリティもすごくて、今回も空やCHiCOの髪の描き方など、見た瞬間に「ヤマコさん、今回もすごかったです!」とLINEするのも習慣になっています。初回生産限定盤は昼、通常盤は夜のイメージで描かれているので、CDショップなどでぜひ両方見てみてください。

初回生産限定盤
通常盤
  • 永井和幸

    取材・文

    永井和幸

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