ビッケブランカが新しい扉を開いた新曲「ポニーテイル」をリリース!初のホール・ツアーを開催!

インタビュー | 2021.02.09 14:00

これ誰? え、ビッケブランカ? 本当に!? と言いたくなるほど以前とは変わった、超ストレートで美しいラブ・ソング「ポニーテイル」をニュー・シングルとして3月17日にリリースし、3月28日東京・中野サンプラザまで、1年前に行うはずだった初のホール・ツアーに出るビッケブランカ。その変化や、変化の末の結果や、ツアーへの期待などについて、リモートで、どう言葉で表せばいいか悩みながら、しかしすごいハイテンションで語ってくれたインタビューが、以下でございます!
──新型コロナウィルス禍がなかったら、ホール・ツアーから2020年が始まって、1年後の今頃はブレイクしていた、という流れだったんじゃないかと思うんですが。

(笑)。わかんないですけどね。ただ、確かに、今おっしゃったみたいに、コロナがなければ、今頃はもっと大きいところでライブやってるんですよ、プラン上は。そのとおりに行ったかどうかは、わかんないですけどね。
で、コロナで、それが丸々1年間、後ろ倒しになって、1年前のことを今からやるっていう感覚なんですけど。ただ、この1年間って、もうね、とんでもない変化があったんですよ、僕に。

──ほう。なんでしょう?

もう、とんっでもない! これは!!

──(笑)。教えてくださいよ。

絶対、ここ1年、空いてた方がよかっただろう、って確信を持って言えるぐらい、気づきがあったんです、曲作りに関して。
これ、言葉にするのがすごい難しいんですけど……新曲の「ポニーテイル」を聴いてもらったら、わかるようなことかもしれないんですけど──。

──ああ、これまでと全然違いますよね。

自分の中の、使う脳味噌を変えたんですよ、完全に。これねえ、マジで言葉にはしづらいんですけど……曲に表れてるとしか言いようがないんですけど……単純に、頭ん中で想像する曲の終着点が、もう変わってるんですよ。この1年、ずっと退屈な思いをさせられたことによって、何か切り替わったんでしょうね、線路が……まあ、難しい、これは。楽曲を聴いてくれとしか、言いようがない。

「ポニーテイル」ティザー映像

──確かに「ポニーテイル」は、びっくりしました。

びっくりしますよね? 僕もびっくりした。でも、これを素直に書けるようになったりとか、歌えるようになったっていうこと、としか言いようがないかな、この1年の変化は。
だから、自分のどこを歌うか、自分の中のどの自分を曲にするかが、変わったんですよ……これは難しい。無理無理、言葉で説明ができない。

──自分の中の、今まで使ってなかった部分?

いや、なんつうのかなあ……この、心の扉の、前と後ろ、ぐらいのレベルで違う……いや、違う扉、もはや。今まで開いてなかった扉を、思いっきり開けた感じです。
曲を作ってる中で、今までずっと扉を開けっ放しで、音楽的シナプスをフル稼働させて曲を作る、みたいなことをやってきて。それが楽しかったんですけど、この1年間で、それをやる意欲が、ちょっとなくなっていって。
っていう時に、「あれ? 隣にも扉あるぜ」って気づいたんですよね。それを開けようと思ったら、意外とドアが重かった。で、その扉に、何回か開けようとした痕跡がある、でも開けられてない。それを思い切って開けきった、みたいな感じ? ……これ、いちばんわかりやすい!

──(笑)。で、手応えがある曲ができた?

めっちゃ好き、僕、この曲。なんて言うのかな、だいぶ時間を戻して……小学生の頃って、SMAPとか聴いてたわけですよ。モーニング娘。とか。その曲をいいって思う感覚で、自分の曲をいいと思えてるんですよ、今。

──ああ、わかりやすいです、その言い方。

そのあと音楽的過渡期を迎えていく中で、いろいろ知っていった音楽的素養とか、音楽史とか──。

──古今東西の洋楽、クイーンのフレディ・マーキュリーや、スティーヴィー・ワンダーなんかのピアノマンの歌を聴いたりとか。

そういうものを踏まえた上で、それに刺激された脳味噌で作った曲を、いいと思う感覚と、もう違うんですよ。それがいいことなのかどうかはわかんないけど、ただ、僕にとって新鮮っていう。楽しみですね、だから。

──こういうストレートなラブソングって、ビッケブランカにはめずらしいですよね。

めちゃくちゃめずらしい。ラブソング自体、人生で3曲目ぐらいじゃないですか? しかも、愛を歌った時とか、恋を歌った時、必ず僕、別れてるんですよ、曲の中で。
だけど、今回は別れてない。それで言ったら初めてです。前向きに恋とか愛情を歌えてる、っていうのは。それも、そのドアが開いたから、やれるようになったことです。
だから、ある意味、タガが外れたんですよ。外れた結果、ここにいるんですよ。丸くなろう、落ち着こう、ってここに着地したんじゃなくて、はじけきった末にここに着地した、という感覚はありますね。おもしろいっすよ。

──いろんな反応があるでしょうね。

どうなんですかね?

──だって、コロナ禍前まで、活動はうまくいっていて、支持されていたから、ここで音楽性を変えなきゃいけない理由はないし。

そうですね。あ、でも、意外と、アルバムの中の曲で、こういう曲って実はあるんですよ、僕。表に出す曲がこういう曲じゃなかった、というだけで。
今回、それをリード・シングルとして表に打ち出す……だから、変化というよりは、前を向いた感じというか。ビッケブランカを音楽的に見た時に、斜めを向いて笑ってたような奴が、ようやく正面を向いた感じ……ようこんなにいろいろ、喩えを思いつくわ。

──(笑)。

ビッケブランカが正面を向いた感じ。照れるぐらい正面を向いたというか、自分で自分に対峙する時に。だからよく顔が見える。

公演情報

DISK GARAGE公演

Devil Tour “Promised”

2021年2月23日(火・祝) 福岡国際会議場メインホール・福岡
2020年3月13日(土) 日本特殊陶業市民会館ビレッジホール・愛知
2021年3月18日(木) オリックス劇場・大阪
2021年3月20日(土) 道新ホール・北海道
2021年3月28日(日) 中野サンプラザホール・東京

※3月13日(土)公演は、2月12日(金)愛知公演の振替となります。

チケット一般発売日:2021年1月30日(土)

各種チケットサイトで順次発売中
≫ 詳細はオフィシャルサイトをご確認ください

RELEASE

「ポニーテイル」

5th Single

「ポニーテイル」

(avex trax)
2021年3月17日(水)SALE
※ファンクラブ限定盤(CD+Blu-ray+グッズ)、通常盤(CD+Blu-ray)、通常盤(CD+DVD)、通常盤(CD)の4形態

※写真は通常盤(CD+DVD)

BUY https://vickeblanka.lnk.to/Ponytail_CD

2月12日(金)先行配信決定!
配信リンク https://VickeBlanka.lnk.to/Ponytail_Digital_jp
  • 兵庫慎司

    取材・文

    兵庫慎司

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