Dear Chambersがバンドの今を語る!『ぼくらの遊び場TOUR 2021-Spring-』ツアーファイナルに盟友・INKYMAP、コールスローが出演!

インタビュー | 2021.04.05 18:00

知らなくて失礼しました! と、でかい声で言いたくなるほどいい、このバンド。速くてラウドな音にのっけて明快な日本語で歌う、という、パンクにルーツを持つライブハウス・バンドとしてはごくごくオーソドックスなスタイルだが、その楽曲のクオリティが、歌メロの立ち方がずば抜けている。
映画『スタンド・バイ・ミー』の冒頭に出てくる、手紙の書き出しが名前になっているバンド(というのも素敵だと思う)、Dear Chambers(ディア・チェンバーズ)。2017年10月に東京で結成、これまでに単独作品はミニアルバム2作とEP1作をリリースしている。2021年は、『ぼくらの遊び場TOUR 2021-Spring-』を3月21日(日)にホーム、府中Flightからスタート、5月8日(土)代官山UNITでファイナルを迎える。メンバー3人とも20代後半で、なんでこれだけの曲を書ける人がここまでオーバーグラウンドに浮上しなかったか不思議だったので、そのあたりも含めて、これまでの歩みを訊いた。

「売れる売れないとかもういいよ、 好き勝手やろう」っていうところから始まった

──何か、このバンドを組む前が、長かったみたいですね。
モリヤマリョウタ(Vo/Gt)そうですね。3人とも同じ時期に上京して来てるんで──。
秋吉ペレ(Ba/cho)出身とかは全然違うんですけど。18歳でバンドをやるって決めて、上京して来て、対バンで出会った、みたいな感じですかね。
モリヤマ僕は、上京した理由があって。当時、高校生のバンドの大会みたいなのがあったんですよ、テレビ朝日の番組で。

モリヤマリョウタ(Vo/Gt)

──え、『ストリートファイターズ』? あれ、だいぶ前の番組ですよね。
モリヤマ11年前で、僕のバンドが最後のチャンピオンなんですけど。それで、もう鳴り物入りみたいな気持ちで、絶対東京で成功するだろうって思って、北海道の釧路から、メンバー4人で上京したんですけど、フタを開けたらお客さんゼロから始まって。
そのバンドを続けていたんですけど……メンバー内でも「早く売れなきゃ」ってすごいあせってて、「2年でダメだったら就職する」って言ってたんです。で、本当に2年でやめて、ドラムとピアノを入れて、新しいバンドを組んだんですけど。でも、メンバーの意思の疎通は取れないし、当時一緒やっていた仲間がどんどんメジャーデビューしていくし──。
──たとえば?
モリヤマそれこそこの間イベントでも一緒だったHalo at 四畳半とか、SHE’Sとか、LAMP IN TERRENとか。僕らだけずっと上れないままもがいていて。一応僕らもCDは出したんですけど、やりたいことができなかったりとか……メンバー間がうまくいかなくなって、結局、僕が脱退したんですけど。その時によく飲んでたのがこのふたりで、今のバンドになった、っていう感じです。
秋吉ちょうど僕も、前のバンドをやめたいっていう時で。
しかぎしょうた(Dr.cho)僕はふたりの2つ下で、学生だったんですけど、対バンして、打ち上げで飲まされてつぶされる後輩っていう。

しかぎしょうた(Dr.cho)

モリヤマで、「売れる売れないとかもういいよ、好き勝手やろう」っていうところから始まったんです。でも、このバンドになってから、引きが強いというか、いい出会いが多くなって。最初に、koboreに新宿ロフトのイベントで出会って、その打ち上げで……koboreのそのツアーのファイナルが、下北沢シェルターだったんですけど、「そこに俺らを出させてくれ」って直談判して、出ることになって。
で、そのシェルターの打ち上げで、話しかけてきたのが今のレーベル「Paddy field」の人で。その打ち上げで、いろいろ話していく中で──。
秋吉・しかぎ(笑)。

秋吉ペレ(Ba/cho)

──おふたりが笑っていますが。
モリヤマえーと、杯をいっぱい交わしていく中で……僕、泣きながら帰ったんですよ、悔しくて。僕、思ってることをすぐ全部ぶつけるんですけど、それを全部跳ね返されて。初めてで、そういう人が。
──ってことは、モリヤマさん、飲むとけっこう面倒な人?
秋吉・しかぎはははは!
モリヤマあの、今は、自制してます(笑)。で、そこからはあれよあれよという間にPaddy fieldから出すことに決まって。で、その中でもkoboreの地元でもある府中でライブをやってると、おもろいことが多くて。対バンの当て方とか、イベントに対する考え方とかが、僕らに合っているので。
もともと釧路にいて、ライブハウスに通い始めた頃は、メロコアって呼ばれるジャンルが……釧路までツアーに来るのが、そういうバンドばっかりだったんですよ。ハイエースに乗って、ドサ回りで来るバンドをよく観ていて、それに憧れがあって。
東京に出て来てからは、そういうことを忘れてたんです。どうにかして売れたいとしか思ってなくて。でも、府中に行った頃に、ドサ回りのバンドをかっこいいと思ってた記憶が、パッと蘇って。気づいたら俺ら、ドサ回りしてたんだよね。
秋吉そうだね。
モリヤマ前のバンドでは、ツアーを組むスキルもなかったんです。最初のCDを出して、レーベルが組んでくれたリリース・ツアーが、初めてのツアーだったんですけど。それがでかかったかもね。
秋吉それはあるね。
モリヤマ「これは楽しい! ……あ、そうだ、これに憧れてたんだ、俺」って思い出して。っていうのが、このバンドになってから、あっという間に始まって。それまで7年間もがいてきたのはなんだったんだ、っていうくらい。
秋吉半年くらいだったもんね、ツアーまで。
モリヤマだから、ほんとにいいタイミングで、運命的な出会いでしたよね。

公演情報

DISK GARAGE公演

Dear Chambers「ぼくらの遊び場TOUR 2021-Spring-FINAL」

2021年5月8日(土) DAIKANYAMA UNIT・東京

GUEST BAND:INKYMAP / コールスロー
GUEST BAND:INKYMAP / コールスロー

イープラス 2次先行:4月3日(土)10:00~4月11日(日)23:59

RELEASE

『It's up to you』

1st E.P

『It's up to you』

(Paddy field)
2020年6月3日(水)SALE
『LOVE』

Dear Chambers×コールスロー
split mini album

『LOVE』

(Paddy field)
2020年7月15日(水)SALE
  • 兵庫慎司

    取材・文

    兵庫慎司

    • ツイッター
  • 東 美樹

    撮影

    東 美樹

    • ツイッター

SHARE

Dear Chambersの関連記事

アーティストページへ