彼女の名は五条院凌。麗しきピアノの音色を携え舞い降りたニューヒロインにインタビュー!

インタビュー | 2022.08.12 18:00

ピアノ界から音楽シーンのニューヒロイン、爆誕!
2021年にTikTokの世界に降臨して以降、オリジナル曲からカヴァー曲、SNSで話題の最新曲までを壮絶なピアノアレンジで次々と麗しく披露する動画がバズり、最近ではテレビも注目しているピアニスト。それが、五条院凌(読み:ごじょういんりょう)だ。“麗しきピアノの音色で世の中を照らし、ファンタジーの世界へ現実逃避してもらう”という天命を受け、活動を展開している華やかできらびやかなピアニスト・五条院凌とはいったい何者なのか。そのキャラクターを深掘りしながら、先日リリースされたばかりの2ndミニアルバム『Mavelous』、さらには11月3日に東京・品川インターシティホールにて開催する<おゴージャスなお音色で彩るおウインターおコンサート2022~お冬のお陣~>について本人に話を聞いた。
──五条院さんとは一体何者なのでしょうか?

麗しいピアノの音色を世に広めるために、そして世界中の皆様のお心を癒すというお天命を受けて誕生したのが五条院凌という存在でございます。

──天命を受けたきっかけは?

きっかけは、おコロナ禍でお心を痛めている方々がたくさんいらっしゃって。なにかわたくしができることはないかしらという気持ちが表現者として生まれてきたことですね。そこで、わたくしが幼い頃からやっておりましたピアノというもので、皆様のお気持ちを少しでも和らげることができるなら。さらに、皆様の現実お逃避の場になりたいという気持ちで活動をスタートいたしました。

──天命を受ける前のこともお伺いしたいのですが。五条院凌として活動する前も音楽活動はされていたのですか?

はい。ピアノでやっておりました。

──ピアノは何歳から習うようになったのですか?

わたくしが物心つく前、0.3条院の頃からおクラシックピアノを習っておりました。ですので、わたくしの人生はピアノを弾くことが当たり前というところから始まっておりました。

──ずばり、五条院さんにとってピアノとは。

運命共同体です。わたくし=ピアノ、一心お同体の存在ですね。ですから、一生ピアノを弾き続けていたいと小さい頃から思っておりました。

──辞めたいと思ったことは?

辞める=自分の人生が終わると思っていたの。それぐらい、ピアノのない人生をわたくしは考えられませんでした。わたくしの場合、気持ちを一番素直に表現できるのがピアノという楽器だったものですから。言葉を話すよりもピアノの音を奏でることが、もっとも自分らしくいられるのです。

──クラシックを弾きながらも、自分の気持ちを表現するときは、小さな頃からそれを音符にして弾いたりしていたのですか?

小さい頃から作曲のお勉強もしておりましたので、即興的に演奏したりというのはやってはいました。けれども、以前はあくまでもおクラシック楽曲を学び演奏することが中心の生活でしたので。そのなかで、おクラシックを演奏すること=何百年も前の偉大なお作曲家様の意思を自分が身を持っていまの世の人々にお伝えするということに対する責任の重大さに気づき始めまして。そこで、葛藤が生まれたのです。

──葛藤、ですか?

はい。おクラシックは崇高なる存在ですから、そこでは自分が心から感じていること、やりたい表現を自分勝手にはできません。ですので、音大生時代は、自分のお魂から出た音を紡いで曲にして自分の世界を表現できたら楽になるのではないかと分かってはいたのですが。やはりそれは恐れ多くて、なかなか勇気がいることでした。もっとおクラシックを勉強しようという思いと、自分が本当に表現したいもの。その両者がぶつかりあっている時期というのがあったのです。

──その葛藤から抜けしたきっかけは?

それも、先ほどのお話しのおコロナ禍の時期なのです。ちょうどその時期は、自分自身の人生を考えるきっかけにもなっていたのですね。その頃、自分の人生について考えざるを得ない出来事がおコロナ禍以外にも立て続けに起こりまして。そのことによって自分自身、すごく深い悲しみに取り込まれてしまったのですね。そこで生まれた複雑にからみあった様々な感情。それをどこにぶつければいいのか分からないという状態に陥りまして。それを受け止めてくれたのが音楽だったのです。聴く音楽ではなく、(ピアノを)弾くほうの音楽ですね。それが自分にとっての心の拠り所となり、居場所となっていったのです。

GoJoinRyo - TOCCATA (Recording O Movie)

──五条院さんのピアノプレイが麗しいながらも、壮絶なエネルギーを発しているように感じられる理由は、その背景にご自身のこのような体験があったからこそなのだと思いました。

まさにそうなのです。五条院凌という存在は、元々はわたくしの悲しみ、悔しさ…そういった複雑な感情が入り混じったものから生まれたものなのです。ですから、自分にとって救いの存在なのです。五条院は。きっと、五条院はいままで自分の奥底に眠っていた人格で、そういうものに気付けたことで自分は強くなれて。やっと、自分のお魂から生まれてくる音を表現したい、皆様にそれをお届けしたいという強い意志が芽生えていったのだと思います。

──五条院さんの場合は、こんな曲をピアノで作ったら面白いのではないか、みんなが喜んでくれるのではないかという創作的な喜びよりも、根幹にあるのは自分の心の中に湧き上がっているこの気持ちやパッション、叫びを外に出すための曲なのですね。

そうです。ただ、その曲を通して、わたくしの悲しみや喜びを皆様におシェアしたいという訳ではないのですよ。わたくしが生み出した音たちが皆様に伝わったときに、皆様がどう思って下さるのかは皆様の自由だと思っております。

  • 東條祥恵

    取材・文

    東條祥恵

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