Chage ソロ25周年イヤーを飾る新作をリリース!ツアーは「飛ばしまくります!」

インタビュー | 2023.08.16 18:00

──2曲目の「笑顔みせて」は曲調としては楽しい感じですが、歌詞を辿っていくと、初めてのキスは海辺の気持ちいい感じだったのに、今はそうでもないのかなという雰囲気も感じます。

ちょっとね、倦怠期の感じもしないでもないですよね。で、♪電車が止まっても/地球が止まっても♪と言ってますけど、本当に言いたいのは、地球が止まってもということなんで。地球がどうなっても、俺たちは笑ってようぜっていう。これは多分、ライブで皆さんの体に入っていったら育っていく楽曲かなと思うんですよ。難しいことは全然言ってない。

──そうですね。3曲目の「青い空だけじゃない」はどういうふうに生まれた曲ですか。

これまた、ここでプリプロやってる最中にできた楽曲で、一緒にやってた河野健太郎くんもミュージシャンなので、「共作しようか」という話になったんです。同じ福岡出身で、バイト先も一緒だったっていうね、不思議な縁もある(笑)、可愛い、可愛い後輩なので。「じゃあ、俺はAメロとBメロ作るから サビ作ってくれよ」って。それで、僕はAメロとBメロだけ作って終わりにして、彼が作ってきたサビとドッキングさせて。その時に、「どうせなら自分で書いたメロディは自分で詞を書かない?」と提案したら、健太郎くんも「いいですよ」と言ってくれて。ただ、こういう方向のテーマの歌詞にしようというような打ち合わせ全くしてないんですよ。

──そうなんですか!?

全くしてしてなくて、とにかく自分が書いたメロディに乗せて、自分の思いのたけを書く、と。で、それぞれ自分が出来上がったなと思った時点で「セーの」で見せっこしようっていう。これは面白かったですね。出来上がりも、妙に合わさってるんですよ。

──そうですよね。しかも「幸せな不条理」のねじれ感というか、うまく折り合いがつけにくい感情が渦巻いてる感じが、「笑顔みせて」、そしてこの「青空だけじゃない」まで通底した感情になっている印象を受けました。

今回はChageの内面というか、そういうものにも触れてほしいなって。特に「青い空〜」はそうなんですけど、あのタッチ、書き方は久しぶりだったんで。久しぶりに、Chageの胸のうちに、胸の中まで触ったよみたいな感じの作りにはしました。

──それから、「青い空だけじゃない」と「トウキョータワー」を並べて聴くと、「青い空だけじゃない」の♪何もないこの部屋に/小さな窓を描いた♪というフレーズが「トウキョータワー」の♪無機質なこの部屋の中で/ふたり窓の外を見てる♪と響き合ってるように感じたんです。

そうですね。「トウキョータワー」にリンクしますよね。

──そこは、「青空だけじゃない」の詞を書く時に意識はしていたんですか。

それは全然なくて、自分のAメロを聴きながら浮かんできたのが、細道ツアーで回ってた、小さなライブハウスの楽屋。ライブハウスの楽屋ってわりとこじんまりしてて、窓も無いような部屋だったり、どっちかと言うと物置みたいな(笑)、そういうところだったりするじゃないですか。それを思い出して、書き出したんです。楽屋の外の景色はどうだろう?みたいな。で、Bメロの♪青い空だけじゃない/眩しいだけじゃない♪という、これはもう決まり文句になってしまったんですけど、要するに1年365日、青空というのは、そうそうないんじゃないかなと思って。

──確かに、そうですね。

スカンと抜けた青空っていうの、1年で何日かあるかないかだと思うんです。それを人生に置き換えた時に、“ま、楽しいことばっかりじゃねえよな”と。それでも頑張っていこう、楽しもうねっていう。やっぱりコロナが大きかったのかな。あんまり意識はしてなかったんですけど。この4年くらいの間、世の中全体が上から押しつぶされそうになったけど、結局、音楽は死ななかったわけだし。ライブも死ななかったし。それが、僕のなかで嬉しかったのかな。だから、お客さん同士が、それにお客さんとステージ上の僕たちが、「そうそう、ライブってこうだって、これがライブだ、ライブの景色だよね」というのを確認できるようなものにするために、こういう楽曲を揃えたんじゃないかなと思います。

──確かに、どの曲もライブでどんな演奏されるのか、楽しみです。

もう1つ忘れちゃいけないのは、その3曲は小寺秀樹くんという、元々バーニッシュ・スタジオにいたエンジニアで、MULTI MAXの時期はアシスタントだったんですよ。だから、一緒に徹夜とかしながらプリプロ作業を手伝ってくれてた人が、独立してまさかグラミー獲るとは思わなかったんですけど。その小寺くんを十川くんが連れてきたんです。この3人でスタジオやって楽しかったこと(笑)。でも贔屓目じゃなく、小寺くんのサウンド作りは大したものですよね。確かに、世界に通用する音を作ってますよ。

──昔馴染みの3人の思い出と、そこからそれぞれに積み上げた技術やセンスが詰まった新曲3曲ということですね。

ホント、いいものができたなと思います。

──その作品を携えてツアーに出かけるわけですが、今回のツアーはどんなステージになりますか。

もうセットリストは固まって、それをサラッと流して聴いてるんですけど、思うのは“もつかな?”っていう(笑)。 25年前だったら絶対もったと思うんですけど。まあ、タフだわ!

──(笑)。

でも、“細道ツアー”で約束しちゃったのよ。細道ってアコースティックで、MCが長いじゃないですか。それを楽しみに来てくれるライブではあるんですけど、そこで「次回の Zeppツアーはあんまり喋んないよ」と言っちゃったんですよ。「その分、曲やるよ」って。そう言っちゃった手前、本当にMCが少なくなりましてですね、楽曲が多くなり、しかもほぼオリジナルのキーですから。キーを落とすとやっぱりちょっと暗くなっちゃうんですよね、だから、例えば25年前の楽曲とかも含め、すべてオリジナルのキーでやります。

──Chageは約束を守る男だ!と。

頑張りますので、ということはお客さんも25歳若返ってきてねということです(笑)。それと、Chageのツアーでは名物になってる紙飛行機のところとかが復活しますから。ああいう演出ってお客さんはとても喜んでくれてますが、それが4年ぶりに復活できるので、“ライブってこうだよな、これがライブだ”みたいなものは感じてもらえると思います。

──キャッチコピー的に言うと、「ちゃんと約束を守って、飛ばしまくるChageをたっぷり見せますよ」ということになりますか。

ライブも飛ばすし、飛行機も飛ばす(笑)。飛ばしまくりましょう!ってことですね。

PRESENT

Chageのずっと細道のステッカー(非売品)を20名様に!

※転載禁止

受付は終了しました

公演情報

DISK GARAGE公演

Chage Live Tour 2023〜WINDY ROAD〜

2023年9月3日(日) Zepp Nagoya
2023年9月23日(土・祝) Zepp Fukuoka
2023年9月24日(日) Zepp Namba(OSAKA)
2023年9月30日(土) Zepp Haneda(TOKYO)

■オープニングアクト : theSoul

チケット一般発売日:2023年7月29日(土)10:00

RELEASE

「青い空だけじゃない」

NEW EP

「青い空だけじゃない」

(USM)
2023年8月30日(水)SALE

新曲「幸せな不条理」「青い空だけじゃない」先行配信リリース!
「幸せな不条理」

「幸せな不条理」

(USM)
2023年7月30日(日)配信リリース

配信はこちら
「青い空だけじゃない」

「青い空だけじゃない」

(USM)
2023年8月15日(火)配信リリース

配信はこちら
  • 兼田達矢

    取材・文

    兼田達矢

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