──AYAさんのセンスはどうでしたか?

いやいや、やめてくださいっ!(苦笑)。

答えによっては明日(1月11日新宿ロフトでの2マン)のライブまで引きずるかもしれないからね(全員爆笑)。

AYA君と結良さんと言えば、2マンの時はみんなでセッションをやる機会が結構あるんですけど。仙台やったか郡山やったか、最後にわぁ〜って盛り上がった時に、下手でAYA君と結良さんのかき回しみたいなのがあって。テンションが上がったんだと思うんですけど、AYA君が珍しくハイタッチをしようとして手を挙げたんですよ。それを結良さんが見てなくて後ろに下がってしまって。AYA君がすーっと手を下げたのがすごい切なかったです(全員爆笑)。

あれは切なかったなあ。あの日はヘコみましたね、あまりのショックに(全員爆笑)。

それを1回ネタにして、後日、満を持した形でハイタッチが成就してたんで良かったなあと。

明日もハイタッチしますか?また僕がスルーする形で(全員爆笑)。MSIとのライブで印象に残ってるのは、とにかく楽屋にSさんの頭部が転がってるなっていうことですね。

ああ、被り物が?

そう。ちょっと表現が悪いんですけど、ゴミのように捨ててあるんですよ。ボディのほうはちゃんと綺麗に置いてあるのに頭部だけは投げ捨ててあって。

投げ捨ててますねえ。

前に一度だけ、その投げ捨てる瞬間を見たことがあって。本当にゴミのように捨ててました(笑)。それだけ大変なんだろうなって。早く脱ぎたくてしょうがないっていう。

そうですね。暑くて嫌なんですよ(全員爆笑)。

一度、Sさんのロウロクの衣装を着させてもらったことがあって。1曲やっただけで暑いし、呼吸困難になるし、フレット何も見えないし。その状態でずっとドラム叩いてるSさんってスゴイ人だなと。その日から今もずっと思ってます。

めっちゃハズかしい(照笑)。

実際に体験してみると思ってたより大変で。そりゃあ投げ捨てたくなるよなって。

その時にいろいろ壊れるんですか?お菓子の家の頭部の時、生クリームが何箇所か取れてましたよね。

積み重ねですね。俺が雑に扱うんでメンバーも雑に扱うんですよ。

搬入搬出の時も道端にポーンと捨てられるから(全員爆笑)。

あと俺は、同じ上手ギターのkeijiさんといろんなお話をさせてもらいましたね。keijiさんって声が小さめじゃないですか。

(小声で)はい。

俺と同じ、居酒屋で声が通んないタイプの声小さめ族だと思って。

正解です(笑)。

これは仲良くなれるぞと思って。
──ローテンションのままずっとしゃべっていそうですね(笑)。

本当にそうです。波がなくずっと一定でしゃべっていられる落ち着く方です。

楽器とか服とか、あとはしょーもない話を(笑)。

特に打ち上げだったりでみんなと話をする機会があるんですけど、唯一、他のメンバーさんほどしゃべってないのがSさんなんですよ。さっき言ったみたいにアニメの話はするんですけど。Sさんは運転があるから飲まないんで、スタッフの人としゃべってることが多いんですよ。俺はお酒飲んでチャランポランになってるから(笑)。2月1日までにさらに関係を深めていきたいなと。

まあハードル高いと思いますけどねっ!(全員爆笑)。本当にね、Kraさんはこんな俺でも仲良いバンドさんだと言えるバンドなんで有り難いなと思ってます。

バンド同士仲良いんですよ〜って言いつつ、Sさんだけしゃべってないパターンもあるから。Kraさんの努力の賜物ですよね(笑)。

NIKA君をもうちょっといじくり倒して転がしたかったなって。

おお〜!今からでも!

おこがましんですけど、NIKA君のまだ出てないポテンシャルをほじくり出せたら面白いかなと。びっくり箱くらいいろいろ出てくる感じがしてるので。

同じメンバーが言うのもなんですけど、面白くはないですよ。

俺ら(加入後)3年かけてほじくってみたんですけど、出てこなかったです。あとはKraチームにお任せするしか手だてがない(笑)。

笑いは提供できないです(苦笑)。

面白いイメージなんやけどなあ。実は明日の2マンも、俺らの中で“ここNIKA君に頼んでみよう”っていう話だけが進んでいて。まだそれ頼んでないんですけど。

えっ、明日ですか!?

ちなみに俺らも明日のことでまだ相談してないことが1つある(全員爆笑)。

今みたいなところが、この2バンドの信頼感やないですかね。
──なるほど。さて2月1日に新宿BLAZEで行われるMix Speaker’s,Inc. & Kra 2MAN LIVE 『Märchen MIX THEATER』はどんなライブにしたいなと思っていますか?

これまでの2マンとは違う内容で盛り上げたいなとは思ってます。単純にステージも広いんでね、この際、1つのバンドくらいのヴォリュームでもいいのかなと。

そうですね。10人で1つのライブを作ってるような形でできると面白いかも。

何でもできるバンド同士だと思うんで。極端な話、Kraの曲の後、MSIの曲をやっても成立するやろうなって思うから。別に“2マン”じゃなくて“ワンマン”でいいんじゃないんですか?みたいな。

“ワンマン”にすれば良かったね!

今から変える?(笑)。

他がやらないこと、できないことが、この2バンドなら作れると思うんですよ。
──ファンの皆さんも何か面白いことをやってくれるだろうなっていう期待を持って来られると思いますしね。

そうですね。最後だからあんたらやってくれるはずですよね?っていう期待値がみんなの中にあるんだろうなって。そこで僕らがどれだけ遊べるかなっていう。

さっきSさんが言った“ワンマンでいいじゃない”を聞いてパッと浮かんだのは、60分ずつトータル120分で両バンドのセットリストを決めて、1曲ずつメンバーが入れ替わるとなるとゴチャゴチャし過ぎるから、MCのタイミングで何人か入れ替わるとか。そういうワンマンの形も面白いのかもなあと。

ボーカルも3人いるから、誰か1人休みながらローテーションで出るとか。

別に3人でいいじゃないか!(笑)。

えっ、ずっと!?

それちょっとしんどいね(笑)。

BLAZEはステージが広いから全員の機材を並べたままにできるから。ウチよくやるんですけど、曲の始まりをギター入りバージョンにして、ギターにスポットが集まってる時に他のメンバーが入れ替わることもできるだろうし。ただ、お客さんが大変ですよね、入れ替わりが。でもそれできたら今までにない2マンになるかなって。

やっぱモメるんですかね?俺が客席に行ってその辺を整理しますわ。“仲良うせーよ!”って(笑)。ベースは結良さんに任せて。

メンバーが入れ替わる時にお客さんも同じように入れ替わるとか。それはそれでこっちも見てて面白そうですけどね。お客さんも新しい何かを作る気持ちで来てもらえたら(笑)。

ちょっと会場がゴチャつき始めたなと思ったらseekさんが“ピピピー!“って入るんでしょ(全員爆笑)。

結良さんが言ったみたいにドラムも2台、ベースアンプも2つ、ギターアンプも3つ並べて10人で音を出したいですね。現実問題わかんないですけど。あと、僕らダンス曲があるんで、それをKraのメンバーも一緒に踊ってもらうとか。
全員 おぉー!(笑)。

なかなかやなあ。

露骨にできない人が出てくると思う。
──演奏の練習よりもダンスの練習のほうが時間を割きそうですね(笑)。

Kraのファンの方も喜んでくれるんじゃないかなって。踊ってる姿はなかなか観られないと思うんで。

ダンスの先生方はいますからねえ。

先生方も結構ヒドイけど……(全員爆笑)。

ステージの上でワチャワチャしてるのを観るのも楽しいでしょうし、音以外でも、バンドの垣根を超えた仲の良さを観せられたらなって思いますね。2月1日のライブまでにさらに交流を持って、僕ら自身も楽しめる内容をみんなで考えていきたいですね。
■『Marchen MIX THEATER』に向けて、メンバーからコメント動画到着!
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