再びWaiveがステージに帰ってくる!Vo.田澤孝介&Gt.杉本善徳が、今だからこそ話せる胸の内を語る!

インタビュー | 2018.10.05 18:00

2005年に惜しまれながら解散したWaive。
そんな彼らが待望の再演を果たしたのは2010年のこと。そこから5年後の2016年に2度目の再演を行った。
さらに、それから2年。再びWaiveがステージに帰ってくる!
今回の再演のきっかけとは? 彼らが【再演】に対して想うこととは? そして、彼らにとってWaiveとは?
今だからこそ話せる胸の内を、ボーカルの田澤孝介とギターの杉本善徳に訊いた。
──Waiveの取材は本当に久しぶりになるよね。田澤くんは随分と髪短くしたんだね。
田澤孝介もうね、ほんまは坊主にしたいくらい(笑)。
──え!?
杉本善徳俺も俺も!
田澤孝介だよね! 面倒くさいもん(笑)。
杉本善徳シャンプーとかも面倒くさいし、人は平等に老いて劣化していく一方やと悟りながら自分の見た目を気にせなアカンの、めっちゃ面倒くさい。
田澤孝介分かる分かる。
杉本善徳自分というものの外からのイメージをなるべく保つために坊主にしてへんだけ。
田澤孝介分かるわ〜。
──そんなことすら面倒くさい人達が、Waiveを動かそうとよく思ったよね?
杉本善徳またこれ上手いこと取材に繋げようとしたわ。その手口には乗らへんで(笑)。

田澤孝介取材拒否(笑)。
──まさかの(笑)! いやいや、でも、また今年2018年にWaiveを動かそうと思ったのはどうして?
杉本善徳Waiveって、2005年に解散して、2010年に最初の再演をして、2016年にもう一度再演してて、偶然にも約5年ごとに再演してるんですよ。だからね、今回2年あけて再演するって言ったら、“Waive、最近よくやってるよね”みたいな雰囲気が漂ってるっていうね。でもね、歳取ってくると時間の流れが早く感じるのと一緒で、2年なんて一瞬で過ぎるようになってきてるから、よく分からへんけど、
──ハクション(くしゃみ)。
杉本善徳おい。ちゃんと聞け!
田澤孝介クシャミは生理現象やからしかたないやん(笑)。
──失礼しました(笑)。続きをどうぞ。
杉本善徳せっかくええ話しとったのに。
田澤孝介ええ話って自分で言うな(笑)。
杉本善徳2005年の解散から、同じ2年あけて2007年に再演だったとした場合、その2年ってめっちゃ長く感じるんですよ。「もうない」と心底思っている状態でいたからね。だから、そういうちょっとした不思議なマジックみたいなんが働いてしまってるというかね。慣れっていうマジックが。“Waive、最近よくやってるよね”みたいな雰囲気が漂ってはいるけど、当の本人たちは、“Waiveにとっての2年ってなんなのか?”っていうのがあるから、前回までよりも、ちょっと早い気もするけど、やっぱりおのおのバンドやってない奴もいるから、案外、“2年も経ったらこうも変わるかぁ”って思う部分もあるし、不思議な感覚もあるんやけどね。
──なるほどね。でも、またそれも不思議なマジックなのかもしれないけど、これまで5年ごとに再演をしてきたから、それこそ慣れで、“Waiveは5年周期で再演してくれるはず!”っていう認識が出来ちゃってたりもしたかもしれなくて。そういう意味では5年っていう間をあけて2021年に再演するというのでも良かったりもしたんだよね?
杉本善徳たしかにそうやね。そうしなかったのは、なんでやと思う?
田澤孝介質問(笑)!? 逆に質問!?
──あははは。平成が終るから!
杉本善徳あぁ〜。なるほど。じゃぁ、それで。
田澤孝介絶対に“じゃあ、それで”って言うと思ったわぁ〜。
──すごいね。もう言うことが分かっちゃうほど染み付いてるんだね(笑)。Waiveで一緒に過ごした日々があるからかな?
田澤孝介そうなんかもね(笑)。
杉本善徳田澤くんはなんでやと思う?
田澤孝介今回2年で再演することになったの? たまたまなんちゃうの(笑)? だってね、5年スパンで再演してたんも、特にキッチリと“5年”って決めて動いたわけじゃなかったし、特にめっちゃ話し合って決めたわけでもなかったし。“やろか〜”って言い始めてから、準備やら何やらで、実際にやれることになるまでの期間がたまたま5年やったっていうだけで。今回それが、たまたま2年やったっていう感じかなって。
──言い出しっぺは田澤くん?
田澤孝介ううん、俺ちゃう。てか、言い出しっぺなんて逆におる?
杉本善徳言い出しっぺは誰なんやろな?今回の言い出しっぺは誰なんやろな?ひょっとしたら、MUCCの逹瑯がWaiveは解散してるのに「そろそろMUCC、サイコ、Waiveの3マンやりましょうよ」って、俺にLINEしてきたのがキッカケかも。
田澤孝介あ〜、そうそうそう!ほんまそうかもしれへんわ!ほんまに、メンバーの誰から“やろうぜ!”って言い始めたっていう感じではないというか。
杉本善徳しいていうなら、そういう話が上がったときに、「絶対やらない」というスタンスではなかったのが、その前に再演をしていたからでもあって。
田澤孝介そうやね。すんなり進んだっていうのはあったね。
杉本善徳それぞれメンバー個々に考えていることは違うと思うけど、僕個人的には、いつ音楽辞めようかとタイミング計ってる人間でもあるからね。坊主にしたいし。
田澤孝介そこかい!
──繋がった〜!
杉本善徳まぁ、坊主はちょっと置いといても(笑)、そういうことを考えてる中で、対バンの話を頂いたのなら、乗れない話も当然あるけど、乗っかれるとこには乗っからせてもらいたいし。言葉にすると消極的に聞こえちゃうかもしれへんけど、5年ごとにやってきたときに、毎回バンドのルールやメンバーとの接し方、ライブ感とかを思い出すのが大変で(笑)。どうせやるなら、はっきりと覚えてるうちにやるのがいいなと(笑)。メンバーの中でも共有出来る感覚があり、ステージに対しても同じ想いがあるうちはね。
──なるほどね。
杉本善徳最近ね、僕の先輩がバンドを解散させたんですよ。バンドを解散させた直後に、その先輩とご飯に行ったんですけど、そのときに、“なんで解散したんですか?”って聞いたら、“若い頃に書いた曲とか、思い描いていたルックスとかアートワークとかと、今、歳を取った自分がリンクできなくなってしまったから”って言わはったんですよ。シンガーとしては、今の気持ちを書いて今の自分が歌っていくという意味で続けていくんだけど、もうバンドとしては、自分が好きだったこのバンドの形態を自分で壊したくないから、好きな状態のまま終らせたいから辞めるんだって話をされたときに、なるほどなって。愛しいからこその限界点ってあるよなって思ったんですよね。
──すごく深い話だね。すごく共感できる想いだな。
杉本善徳ね。人によって、どこで終らせるかって決めるのは、それぞれだと思うけど、もしもね、Waiveが次の再演を5年と決めていたとして、急に4年目とかに何か物理的な理由でできなくなったら、その5年目は迎えられなくなるわけでしょ?全員いきなり倍ぐらいに太ったりしても求められてるものと違うやろうし(笑)やっぱね、そう思ったら、その先輩の話じゃないけど、WaiveがWaiveらしくいられるのは、すごく限られた可能性の中にあるって思ったんですよね。その時期というのは、刻一刻と減っていってるわけだから。そう思ったら、“一緒にライヴしよう”とか“やってみない?”とか、何より“観たい”と求めてくれる人達が居てくれるうちにやれたらいいなと思ってね。あくまでもそれは俺の考えではあるんやけどね。その先輩と話をしたタイミングというのもあって、すんなり再演の話を受け入れることができたというか。そこに逆らう理由が特にないというかね。メンバーによっても違うと思うけどね。やっぱ、二ノッチ(Waiveのギター貮方孝司)なんかは、既に“もう俺アウトなんちゃう!?”って思ってる可能性もあると思うけど(笑)。
田澤孝介二ノッチは、解散してから音楽やってないからね。たしかに、退いて長いから、自分的にそう思っているかもしれへんけどね(笑)。でもね、今、善徳くんの言ってたとおりやと思う。俺もほんまにまったく同じ気持ちやからね。“出来る時に出来ることを”というのは、ほんまに最近すごく思うことでもあって。今回たまたま2年でそのタイミングがきたし、前回の再演のときに、ほんまにいい終り方ができたと思っているから、それもあって、じゃぁやろうってことになって。やっぱ、今、善徳くんも言ったように、WaiveがWaiveらしくいられる時期っていうのは、すごく限られた時間なのかなって思ったというかね。ネガティブな言い方になってしまうけど、今から何年後かにまたできるって保証はないから。納得のいくパフォーマンスができるかも含めて。なので“出来る時に出来ることを”って気持ちは強いし、求めてくれる人達がいてくれるならば、やっぱりやりたいなと思って。
──そうだね。そこが一番だったりするよね。
杉本善徳そやね。実際、ただのオッサンがこんなことしてたら、めっちゃ寒いわ! って思うこともあるもん。なんでこのオッサン(貮方)猫数えてんねん(曲中のパフォーマンス)! 寒ッ! って、いつ思われてもおかしくない(笑)。まぁ今も充分オッサンになったけど、ただのオッサンやったら絶対にヤバい奴やもん。でもな、不思議なことにWaiveというフィルターがかかってるからできんねん。Waiveというフィルターがかかってるオッサンやから、ギリギリOKやねん。
田澤孝介あははは(大爆笑)。まぁね(笑)。まぁ、その意見もありなんやろな。でも、俺の意見としては、善徳くんと同じかな。やっぱね、それは“当時”の“Waiveというフィルター”があるからこそやと思うねん。でもね、そこは、敢えて見ない様にしてるとこもあると思うねん。フィルターを通して見たところで、人間やから誰しもが歳を取るから、見た目的な衰えは避けられないことでもあるし、そこは“昔のままのWaiveを見よう!”って自分の中で変換してるんやと思う。そう思うとね、俺とか善徳くんのフィルターは薄いんかもしれへん。わりと生々しいというか。そんなにカッコ付けんのも好きじゃないし。
杉本善徳ピュアやねんな、良くいうと。自分らに対して見栄を張る感じもないし、ちゃんと冷静に“キツいな”って思う部分があるから、本来ミュージシャンとかアーティストっていうものは、もっと上手くやれるもんなんやろうけど、自分らの長所でもあり、短所でもあると思うんやけど、ざっくり言うと、“だから売れへんねん!”って思うもん。
田澤孝介ほんまそう思うわ(笑)。
杉本善徳世の中から浮世離れしてる奴らの方がいいねん。ミュージシャンとかアーティストっていう存在は。そういう存在のが売れてんねん。
田澤孝介分かる分かる。俺らは生々しすぎんねん。

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