「炎は燃えっ放し」30年燃え続けるLAUGHIN’ NOSEのパンクロック!

インタビュー | 2018.10.14 18:00

この船やったらどこ行ってもええわと思うんです(PON)

──最新アルバム『50’s Roll』のいちばん最後に入っている「SOUND OF STREET」に♪続けるしかないなら/どこへ向かってたっていいさ♪という歌詞がありますが、自分がやってることがどこにどんなふうに着地するのか気にならないですか。
Charmy僕がやってることは、どこにも着地しないで、そのまま散っちゃうと思いますね。
PONほんまに、どこにたどり着いてもええねんけど、なんでそういう気持ちになるかと言えば、“ラフィンノーズで良かった”という気持ちがあって、僕の場合はCOBRAというバンドもやってたんですけど、あれは一生やっていくのに値するバンドではなかったと思うんです(笑)。あれは、一過性でガーッとやったほうがかっこええバンドやったと思うんですけど、ラフィンノーズはすごいいろんな面があるから。すごい熱い部分もあるし、その一方で今の若いコらにも負けへんくらいおしゃれな部分も持ってると思ってるんですよ。そういうふうにいろんな部分がある、ものすごいかっこええ船がラフィンノーズやなということがだんだんわかってきて、“これを失ったら、この先、後悔するな”と。それで今、走り続けてるんでしょうね。だから、この船やったらどこ行ってもええわと思うんです。
──アルバム『50’s Roll』に入っている「ハリケーン」という曲では、青い奴には視えない、掴めないものがあると歌っていますが、そういうことを自分たちはわかっているし、それでお客さんを楽しませられると気づくのにはやはり時間がかかりますか。
Charmyそう、時間はかかります。思うんですけど、昔バーンと出てきた頃のローリング・ストーンズと今のローリング・ストーンズは全然違うんじゃないかですかね。規模は違えど、それと同じですよ。多分、今の僕らと同じような感覚でやってると思いますよ。“俺たちは、ローリング・ストーンズしかやることがないんだ”って。ある程度長くやってたら、しかも今現役でやってたら、もうそれしかなくなりますよね。昔は“俺らのバンドなんやから、いつやめたって俺らの勝手やろ”と思ってたけど、最近はちょっと違ってきてて、ラフィンノーズのライブというのはちょっと特別な感覚に襲われることがよくあって、それがお客さんにも伝わってるから、その結果としてラフィンノーズでしかないライブになるんですよ。それを毎回やりきる。それだけですね。

俺にはラフィンしかないんやな、と。それは50過ぎてからですね。(Charmy)

──“俺らの勝手や”と思っていたのが、そうでもないなと思い直したということは、その時点で何かを背負い込んだということですよね。そんなつもりがなかったのは、何かを背負い込むと、その分面倒が増えると思っていたからだと思いますが、実際にそうなってみると、そうでもないなという感じですか。
Charmyそうですね。
PON4、5年前から、特にすごい燃え始めたからね(笑)。
Charmy(笑)、ずっと燃えとるんやけど、バンドというのはすごい微妙なコンディションがあるんでね。長くやってると、すごい楽しい日もあれば、ちょっとギスギスする日もあるんですよね。でも、ずっとやってる間に“バンドってこういうもんなんやな”とわかってきたというか…。
──PONさんがCOBRAは短い期間にガーッとやるほうがかっこいいバンドだけどラフィンノーズが違うという話をされましたが、ラフィンノーズのどういうところが長くやるのがいいと思わせるんでしょうか。
PONラフィンは自然でいられるんですよね。COBRAでは、バンドのスタイルに合わせてちょっと演じてたんですけど、ラフィンはいつも通りでいても成り立つんですよ。だから、楽やし。自分自身でおれるというのが、いちばんデカいかな。それでやっていけるのは、素晴らしいですよね。
Charmyそれは僕も同じで、というかそうじゃなくなったら、ちょっと困っちゃいますよね。
PONそのことに、50歳になるくらいのタイミングで自然に気づいたんでしょうね。歳とって、他にやることなくなって、しがみつくというんじゃなくて、“うわー、こんなええのがあったんや”って。それで、ちゃんと向き合ったら、すごい楽しいし。
Charmy人生って、いろんな可能性があるじゃないですか。あれもできる、これもできるって。それで、ずうっと迷ってるんですよね。でも、俺にはラフィンしかないんやな、と。それは50過ぎてからですね。

──ラフィンノーズにとって音源を作るのはどういう意味合いがありますか。
Charmy音源というのは、僕らにとってみれば実弾ですよね。ライブでやる曲ですから。今の時点で500曲くらいあるのかな。その組み合わせでもう十分に成り立つんですけど、でも今日の感覚、今の感覚でやろうとしたときに、僕ら自身がつまらなかったら嫌なんですよ。こうやって生きてると、いろんな刺激が毎日入ってくるから、常にフレッシュな状態でいたいし、それでないと自分が悔しいんです。
──次作の予定は?
Charmy95年に僕とPONとでラフィンを再始動させて、それが今に至るんですけど、その間に出したアルバムからギュウッと絞り込んだ34曲を今のメンバーで録り直して、完全に新しい音源としてリリースしようという話を進めています。タイトルは『ネガティブ』です。
PONかっこええなあ(笑)。
Charmy34曲を2枚に分けて、『ネガティブ1』『ネガティブ2』という形で出そうと思っています。
──とすると、10月から始まるツアーは、その前煽りということになりますか。
Charmyそういう部分もあるけど、“ワチュロウパーティー”というのは毎年やってるワンマン・ツアーで、ラフィンのマニアになればなるほど面白いぞっていうライブですよね。
──では、最後にメッセージを。
Charmyいつも来てくれるファンはいつものラフィンだから一緒に楽しもうぜということだし、初めて来てくれる人には「これがラフィンだ」というものを見せるから、しっかり見届けてほしいと思います。

「TOUR_50’sROLL」DVDよりライブ映像

PRESENT

ロゴステッカーセットを10名様に!

※転載禁止

受付は終了しました

公演情報

DISK GARAGE公演

冬のワチュロウパーティ

2018年12月29日(土) 渋谷CLUB QUATTRO

チケット一般発売日:2018年7月28日(土)

RELEASE

「50's ROLL」

Album

「50's ROLL」

(Letsrock)
NOW ON SALE
  • 兼田達矢

    TEXT

    兼田達矢

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