SHAKALABBITS 8年ぶりの「釈迦兎寄合」でブルエン、感エロ、バーミー、Amelieがシャカラビ愛を全力で表現!ライブハウスを熱狂させ続けるシャカラビが迎え撃つ!

2017.07.1919:00

取材・文/永堀アツオ
写真/武 裕康、nao shimojima

年内での活動休止を発表している SHAKALABBITSが実に8年ぶりとなる自主企画「第八回釈迦兎寄合(しゃかうさぎよりあい)を東京・EX THEATER ROPPONGIで開催し、彼らを慕う4組のバンドが出演した。

普段はあまり1つのイベントに同居しそうにもないアクの強いバンドが集まり、それぞれが自らの個性を発揮したライブパフォーマンスを見せたが、SHAKALABBITSというバンドを軸に考えると、共通項も見えてくる。女性ヴォーカルのポップロックバンドであるAmelie、ライブバンドとして直系の後輩を自負するセプテンバーミー、メジャーレーベルに頼らずにインディペンデントでの活動を続ける感覚ピエロ、そして、英語歌詞も歌うパンクロックバンドのBLUE ENCOUNT。この18年間、DIY精神を持った女性ヴォーカルのパンクロック/スカコアバンドとして全国のライブハウスを熱狂させてきたSHAKALABBITSだからこそ集まったメンツだと言えるだろう。DI:GA onlineでは、この日、それぞれのバンドのヴォーカルが語ったSHAKALABBITSへの思いを紹介したい。

Amelie

Amelie

トップバッターを務めたのは、埼玉県越谷出身で4ピースの“踊って泣ける歌謡ロックバンド”、Amelie。エレキギターやキーボードも弾く女性ヴォーカルのmickは、「ずっと遠くから見てた寄合だし、ずっとずっと叶えたかった念願のSHAKALABBITSとの共演。決まってからずっと楽しみにしてたんですよ。本当にこんなことが起こり得るなんて、とんでもなくドラマチックな人生だなと思って、マジで忘れられない最高の夜にしたいので、どうかよろしくお願いします」と挨拶。「メグリメグル」などでフロアを踊らせ、早いパッセージのロックナンバー「ゼロじゃない」では、全ての感情をさらけ出すようにまっすぐに力強く、本気で声を張り上げ、聴き手の涙を誘った。そして、mickは、SHAKALABBITSへの思いをこう語り、観客から大きな拍手を受けた。
「本当にこのステージに立てていることがすごく嬉しいです。めちゃくちゃ感無量。私は小さい頃から歌うことが好きで、最初はSPEEDが好きだったの。その後、モーニング娘。が好きで、オーディションを受けるくらい入りたかったんです。そして、バンドを好きになったきっかけが、SHAKALABBITSだったんです。だから、今日はすごい日なの。SHAKALABBITSになりたくて、UKIさんの真似をして、コピーバンドをやって、バンドという道を、人生を目指すことになってしまいました。最高の人生かよ!今日、ここに呼んでくれて、みんな、出会ってくれて、マジでありがとうございます」

セプテンバーミー

セプテンバーミー

続いて、セットチェンジではなく、客前でのリハーサルを余儀なくされた3人組ロックバンド、セプテンバーミー。ヴォーカル&ギターのドイは、サウンドチェックをしながら、「みんな、何で、こいつら、今、リハしてるんだろ?と思ってるでしょ。実は、さっきまで大阪でライブしてました。見放題というライブイベントに出てからここにきました。なんで、俺たちがこのイベントに出たかといえば、理由は2個あります。1つは、SHAKALABBITSとセプテンバーミーのグループラインに、UKIさんから<7月1日のイベント、バーミーの名前を入れてフライヤーを刷ろうと思うんだけど大丈夫ですか(笑)>と急に来たんです。それは、出ますよね(笑)。なぜなら、俺たちはSHAKALABBITSの後輩だからです!そして、もう1つ。理由は単純です。あなたたちと一緒です。SHAKALABBITSが好きだからです!!」と説明しながら、リハの時点で盛り上げた。
改めて、本編として再登壇した彼らは、「妖怪ダンス」「幽霊ダイブ」「キツネ憑きの唄」などでフロアを揺らし、熱くエモーショナルな演奏でライブバンドとしてのポテンシャルの高さを見せつけ、活動休止を発表した先輩への思いを正直に吐露した。
「僕たち、不器用でして、バンドとあんまり仲良くなれないんですよ。そんな僕たちが、初めて懐いたのがSHAKALABBITSです、先輩です。大人になるってね、本当に思ってても言わないとか、我慢するとか、そういうイメージがあるんです。でも、俺は、ガキだからさ、しかも、このステージに立ってるからさ、本当に思ってることを言うとね。SHAKALABBITSと出会って、1年と言うすごく短い時間なんですけど、俺たちの先輩だからね、すごく止まっちゃうのが寂しいです。ファンというのはいつも事後報告でしょ。後からなかなか言えないことが多いと思うんだけど、俺はこの場だからあえていうけど、SHAKALABBITSが止まっちゃうのは本当に寂しい。やっと先輩って言える人ができてさ、俺たちみたいな不器用なバンドが懐けるバンドがなんで止まっちゃうんだよって思うんです。俺は生意気を言うわけですよ。この音楽業界、偽物がたくさんいるけど、SHAKALABBITSは、本物の先輩ですって。そしたら、SHAKALABBITSはライブでこう言ってくれたんです。セプテンバーミーは本物の後輩だよって。俺はね、SHAKALABBITSが活動を再開する日まで、看板を下げることはせず、SHAKALABBITSが復活するその日、俺たちがここで、こんなすげえ景色を作って待ちたいと思います!」と、EX THEATER ROPPONGIで、自分たちがホストとなって迎えたいという再会の約束を誓った。

感覚ピエロ

感覚ピエロ

メジャーレーベルやマネジメント会社に所属しないインディーズバンドながらも、ドラマ「ゆとりですがなにか」の主題歌や映画「22年目の告白 –私が殺人犯です-」の主題歌に抜擢された4人組ロックバンド、感覚ピエロは「楽しみにしてまいりました。なんたってさ、シャカラビ、聴いてたからね、俺たち、普通に。高校の時の軽音楽部の先輩がさ、俺が全然ロックを知らないときに、シャカラビのコピバンやってるのを見て、何、これ、カッケーと思って、バンド名を調べて、聴いたよ。まさか一緒にやる時が来るなんて思わなかったよね」と感慨深そうに振り返った。ミクスチャーロックから4つ打ちのダンスロックまで、彼らのカラフルな音楽性を体現できるステージングで、映画主題歌「疑問疑答」やドラマ主題歌「拝啓、いつかの君へ」などを披露。「アホな曲を取り揃えております」と言うMCに続き、ドラマの挿入歌にも使用された「O・P・P・A・I」では、<おっぱいコール>を巻き起こしたヴォーカル&ギターの横山は、「俺たちまだ4年しかバンドやってないからさ、自分たちが活動休止した時にどんな気持ちになるかは推し量れないから、あんまり適当なことは言えないなって思ってるんだけど、音楽聴く時に、そのバンドが解散してるかどうかなんて気にしないでしょ。バンド解散した時に音楽が死ぬわけじゃないと思ってるんだよね。たとえ、休止してても、俺たちが忘れなければ、心の中にずっと生きているんだよね。だから、緩やかになってた時も、俺、ずっとシャカラビ聴いてたしさ」と語りながら、シャカラビの「CAN’T ESCAPE THE CHCOLATE SYRUP」を口ずさみ、「音楽ってずっと生き生きしてるんだよ。だから、俺は悲しむことはないと思う。シャカが残してくれたカッケー音楽がたくさんあるしさ、俺たちもたくさんたくさんカッケー音楽を残したいと思う」とシャカから受け取った無言のメッセージを胸に、感覚ピエロとして、感覚ピエロらしい音楽を鳴らし続けていく決意を語った。

BLUE ENCOUNT

BLUE ENCOUNT

「六本木で初めてライブをやります。熊本から来ました!六本木での初めてのライブが今日で良かったと心から思います。今日、呼んでくれたシャカラビ先輩に愛を込めて、青春時代を彩ってくれたあの人たちに感謝を込めて、音楽で返します」と宣言したBLUE ENCOUNTは、その言葉通り、激しくパンキッシュなサウンドで様々なバンドのファンで集まったEX THEATERをヘッドバンキングの嵐に叩き込み、会場が1つとなって叫び、歌い、拳を上げた「SAVE」「ロストジングス」を歌い終えた後、ヴォーカル&ギターの田邊は「全バンド好きだけど、1個言いたい。ちょっと湿っぽい。みんないいMCで最高の音楽を鳴らしてくれてるけど、湿っぽい気がした。俺は、寄合はそういう場所じゃないと思います。シャカラビは高校生の頃から聞いてます。ブルエン、高校生のころからやっとって。全然テクニックなくて、全くコピーできなくて、ライブでできませんでした。でも、ここで一緒にやれてる。理屈じゃないと思う。下手、上手いでもないと思う。だったら、この寄合を開いた理由は、今日、楽しんだ絵を先輩に叩きつけて、なんだったら、活休をやめさせたいくらいです、俺は。でも、それが無理だったら、先輩が戻って来た時に、この景色、真っ先に思い出せさたいな」と観客に呼びかけ、激しい手拍子とジャンプの連発を誘発し、爽やかな汗と笑顔が充満する幸せな光景を作り上げた。

SHAKALABBITS

SHAKALABBITS

後輩バンドたちからの熱いメッセージを受け取ったSHAKALABBITSは、「今回は寄合に初登場のバンド。今までは年上か同期がいたんだけど、今回は全員、後輩ということで。あんまり年齢とか関係ないんだけど、やっぱりみんな可愛くてさ、すごくいいなと思います。みんなが繋げてくれたので、我々がラスボス的な感じで、だがしかし、今日ばかりは倒せないラスボスということで、最後までどうぞよろしくお願いします」とあいさつ。UKIのアカペラに観客が肩を組んでの合唱で答えた「head-scissors」やスカダンスに熱狂する観客でいっぱいになった「THAT THING YOU DO!」などで盛り上げるだけではなく、UKIがテルミンを操る「スワローキリー」やオレスカホーンズが参加した「神ノ街シアター」では、観客を楽しく踊らせながらも、体全体を使って、深みの増した表現力を魅せてくれた。そして、この日のイベントを振り返り、「全員じゃないけど、誰か一人はSHAKALABBITSが好きだっていう噂を聞いて声をかけたんだけど、どのバンドもいい意味で癖があって、面白くて。すごいバンドを集めちゃったんだなって感じがして、すごく感謝してますし、どのバンドも思いを伝えてくれて、ちょっとうるうるときました。SHAKALABBITSは18年やってきて。楽しいことも苦しいこともたくさんあって。応援してくれてるみんなが支えてくれたから、続けてこれたんだなって、ほんとにほんとに思うし、みんなが私たちを動かしてくれたなって感じてます。バンドというのはほんとに奇跡的なものであって、いつどうなるかわからないし、それぞれのバンドでいろんなことがあると思うけど、みんな、頑張ってくれ!」とステージ上から激励。「バンドマンたちよ、みんなの目の前に立ちはだかる壁の向こう側に、それぞれのペースで飛んでいけますように」と続け、「Ladybug」で大空高くへと引き連れ、ピースフルな大合唱となった「MONSTER TREE」では、「SHAKALABBITSはいつでも皆さんのそばにいるので。どこにも行ったりしないので、いつでも頼りにしてください」というメッセージを伝え、ドラムのMAHのカウントから始まる初期の代表曲「Pivot」で決して立ち止まらずに笑顔で進むという思いを示し、颯爽とステージを後にした。

アンコールでは、UKIが「私の、僕の“ヒーロー”(「ヒーロー」より)は、最終回で虹を見たくて(「君と宇宙でスリーアウトチェンジ」より)、“O・P・P・A・I”を鷲掴みしたい気持ちもちょっとありつつ、(ブルエンの江口を指して)二日酔いでもあるけれども、Stay with me(「NEVER ENDING STORY」より)な感じで、ぐるぐる回って何も見えなくなっちゃうけど(「Soda」より)、いいですか?」と、各バンドの曲名を引用しながらこの日をまとめた。そして、最後のツアータイトルが、彼らがライブ前にやる掛け声である「What Time Is It!?」に決まったことを発表。「SHAKALABBITSの世界が終わる日までみなさんどうぞよろしくお願いします。でも、みんなが嫌って言っても、どうしたってそばにいるんだから。ずっとよろしくね!」という言葉で、最高の笑顔と歌声で包まれたイベントはエンディングを迎えた。

SHAKALABBITS

「第八回 釈迦兎寄合」バックドロップ

セットリスト

Amelie
01. 君が為に鐘は鳴る
02. メグリメグル
03. ドラマチック
04. ゼロじゃない
05. ヒーロー

セプテンバーミー
01. 妖怪ダンス
02. 幽霊ダイブ
03. 君と宇宙でスリーアウトチェンジ
04. キツネ憑きの唄
05. テレキャスターマジック

感覚ピエロ
01. CHALLENGER
02. 疑問疑答
03. O・P・P・A・I
04. A-Han!!
05. 拝啓、いつかの君へ
06. Japanese-Pop-Music

BLUE ENCOUNT
01. HEART
02. マキャベリズム
03. NO BODY
04. SAVE
05. ロストジンクス
06. DAY×DAY
07. NEVER ENDING STORY

SHAKALABBITS
01. head-scissors
02. THAT THING YOU DO!
03. IT’S OUR SECRET
04. スワローキリー
05. 神ノ街シアター
06. ダズリングスープ
07. Ladybug
08. MONSTER TREE
09. Pivot
<アンコール>
10. Soda
11. CAN’T ESCAPE THE CHOCOLATE SYRUP

SHAKALABBITS「What Time Is It !?」

8月26日(土) HEAVEN'S ROCK さいたま新都心(埼玉)
8月27日(日) 横浜BAYSIS(神奈川)
9月2日(土) 高崎club FLEEZ(群馬)
9月3日(日) 金沢vanvanV4(石川)
9月8日(金) 仙台JUNKBOX(宮城)
9月9日(土) 郡山CLUB #9(福島)
9月12日(火) DUCE SAPPORO(北海道)
9月23日(土・祝) SOUND SHOWER ark(静岡)
9月24日(日) 名古屋ボトムライン(愛知)
9月30日(土) YEBISU YA PRO(岡山)
10月1日(日) セカンドクラッチ(広島)
10月7日(土) DRUM Be-1(福岡)
10月8日(日) umeda TRAD(前umeda AKASO)(大阪)
10月14日(土) KYOTO MUSE(京都)
10月15日(日) 神戸Harbor Studio(兵庫)
10月27日(金) 新潟GOLDEN PIGS RED(新潟)
10月28日(土) HEAVEN'S ROCK Utsunomiya(栃木)
11月4日(土) 新木場 Studio Coast(東京)

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