プリンスの死因となった薬物「フェンタニル」、過去にはスリップノットのメンバーもこの過剰摂取で死亡

2016.06.0816:32

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4月21日に急逝したプリンスの死因について、6月2日、アメリカ・ミネソタ州の検視当局は、鎮痛剤のフェンタニルの過剰摂取が原因と発表した。

プリンスは死の一週間前、ツアー移動の帰路に病院に緊急搬送され、当初「インフルエンザが原因」と発表されていたが、その際にも薬物の過剰摂取は噂されていた。今回結論として「フェンタニル」使用による事故死と断定。根拠を裏付けるように関係者から、長年プリンスが腰痛に悩まされており、鎮痛剤として薬物を日常的に使用していたことなどが明らかになっている。

本来がん治療や末期患者のために使用されるとされているオピオイド・フェンタニルだが、一般的に知られている鎮痛剤のモルヒネより50倍から100倍、さらには違法薬物のヘロインよりも25倍から50倍の効果あり、間接的に中毒患者を生み出すことがアメリカ国内でも問題視されてきた。その一方で医師が患者の希望で自由に処方できることから、法規制を求める意見も少なくない。

フェンタニル使用による事故死といえば、2010年に、心臓病を患っていたスリップノットのポール・グレイが、アイオワ州のホテルで遺体で発見された際も、モルヒネとフェンタニルの過剰摂取が原因と発表されたが、処方した医師のダニエル・パラディはポールを含む8人への鎮痛剤の処方を巡り起訴された。

自身の自宅兼スタジオ「ペイズリー・パーク」のエレベーターで死亡が確認されたプリンスは享年57歳。報告書によると、死亡の際、身長約160センチ、体重約50.8キロ、黒の帽子、シャツ、パンツ、ボクサーブリーフ、靴下とグレーのアンダーシャツを着用していたという。

記事提供:AOL News