R指定 Zの『Zアルゴリズム』 vol.2

わたくしは基本的にめんどくさい考え方しか出来ない人間です。
子供の時からいわゆる直情的なタイプの人間で、必然的に友達と呼べる人は極少数。成人してから自分の考え方の極悪さに気づく。表面的な人当たりの良さがその極悪さ加減に更に拍車をかける。

なぜかって？他人を騙そうとする人間の人当たりの良さはご存知だろうか。わかりやすく言おう。口下手で仏頂面でニヒルな笑顔の詐欺師と、ありとあらゆる知識に精通しておりイケメンで素敵な笑顔の詐欺師。どちらが詐欺師として成立するか説明するまでもない。むしろこのイケメンになら騙されても良いと思う方も少なくはないだろう。察しの良い方はもう私が何を言いたいか分かったはず。…ん？まだわかりにくい？仕方ないな。もっとわかりやすく言うとZさんがイケメンって事だ。

いや、こんな冗談はさて置き、何が言いたいかと言うと最初の印象、ファーストインプレッションでほとんどが決まるとされている。が、その最初の印象が良すぎる人は後々に関係が薄くなる人が多いことをご存知だろうか？むしろ今現在あなたが付き合いの長いと思ってる友人は最初の印象が悪く、だんだんといいヤツだなって感じてきた人が多いのではないだろうか？
Z理論で言うと最初の印象が良い人(A君)は、イイ人間度のMAX(100)をそこに集約してしまうのだ。なのでそれから以降はよっぽどのバイタリティの高さがないと印象は下がって行くばかり。1ヶ月もすればイイ人度数は100から半分の50になっているだろう。
しかしだ、最初の印象が悪い人(B君)がいるとする。見た目は悪くないが、話した感じが合わないし全然喋ってくれない人(20とする)。この人はまぁ言わば友達予備軍。最初の話題が合わなかっただけ、話していくうちに段々と打ち解けていく。1ヶ月後にこの人の印象は20から50に。
1ヶ月後の2人の印象値はあなたからすると同じ。しかし100から50に下がったA君(右肩下がり)と、20から50に上がったB君(右肩上がり)。次の日にあなたが話したいと思うのはB君の確率が高くなる。むしろ必然的にそうなる。

最終的に何が言いたいかと言うと私は極悪人の詐欺師になれる素質がアリアリなのだ。神様、僕は気づいてしまった。自分の素質に。はぁ。もうここまで来たらどこまで極悪になれるかチャレンジしよう。私に優しく話しかけられたアナタ。要注意です。
補足しておくが、見た目の印象のみのファーストインプレッションと、話して感じたファーストインプレッションは違います。今回は後者のお話です。