2022年、デビュー25周年を迎えるOBLIVION DUSTにインタビュー!Zepp Tokyoでのライヴの思い出、年明けのアニバーサリー・ライヴについてメンバー3人に訊いた

インタビュー | 2021.12.13 19:00

ライヴのタイトルは「容赦しない」

──その12月21日の、Zepp Tokyoでの最後のライヴですが、どんなライヴにするか等、話しても大丈夫なことがあれば教えてください。
KEN今いえるのは…1曲、ちょっとびっくりする曲をやりますっていうぐらいかな。
K.A.Z最後なのでね、もちろんオブリらしいライヴにしたいっていうのもあるし、あんまりやってない曲だったり、聴かせるタイプの曲もやりたいな、っていうところですね。
──1月22日にデビュー25周年ライヴが渋谷O-EASTでありますが、『25th anniversary year “No Quarter” Live 2022』というタイトルはどなたが付けたんでしょう?
KEN僕です。タイトルいいですよね? 日本語で言うと「容赦しない」とか、そういうような意味なんです。昔の言葉なんですけどね。海賊が戦いに行く時に言うような、攻めていきたいな、っていうような気持ちを込めて付けました。“Quarter”って、25とも取れるし。
──おひとりずつに訊きたいんですが、25年前と今で、自分がいちばん変わったところと、変わっていないところは、どこでしょう?
KEN変わったところは、日本語がうまくなった(笑)。あとは、25年っていうのはすごく長いので、ちょっとは成長したかなとは思いたいです。人間としても、ボーカリストとしても。まあ、世界を見る目が25年の間に変わったかなとは思います。若い時って、なんでも敵じゃないですか?それが、年をとるごとに周りと上手にやれる様になったと思います。人それぞれいろんな正論があるというか、正論はひとつだけじゃないっていうことを、年を重ねるごとに理解していったのが、自分にとってはいちばんプラスになってるところですね。
──じゃあ変わってないところは?
KEN変わってないところは……相変わらず、イギリス人のブラックジョークを言うところはちょっと残っていますね。人に勘違いされやすいというか。悪気はないんだけど、どうしてもひねくれた冗談を言ってしまう。でもこれはもうイギリスの血が流れちゃっているので変えられないし、特に変えたいとも思わない(笑)。
──RIKIJIさんは?
RIKIJI変わったところは、人をぶん殴らなくなったことじゃないですかね(笑)。
──(笑)。そんなに攻撃的でしたか。
RIKIJIはい(笑)かなり怒りを抑える術を知ったんじゃないかなと思います。前はもう、怒りそのままだったので。
KEN“No Quarter”なんですよ、RIKIJI。
RIKIJI(笑)。怒りまかせじゃなく、相手を見ながらしゃべんないとダメだなと思って、いろんな経験から学びましたね。普段もそうですけど、ビジネスの話とか、ミーティングとかでもそうですね。
──じゃあ変わらないところは?
RIKIJI変わらないところは、抑えられるようにはなったけど、怒るところ(笑)。噴き出る怒りは変わらないですね。あとは、ベースがうまくならない。ベースの技術が変わらない。
──えっ、弾いてて「うまくならないなあ」とか思います?
RIKIJI思います。
──じゃあそれは、言ったら、最初からうまかった、ということですね。
RIKIJI(笑)。だから、オブリに入れたんですかね?いい時期に拾ってもらったな(笑)。
──K.A.Zさんはどうですか?
K.A.Zそうですね…。音楽に対しての経験値や知識とかは当時とは変わっていると思うし。あとは、若い時よりは客観視できるようになってるなっていうのはありますね。たとえば、曲を作ってる時は盛り上がっていても、次の日になったら「なんだこりゃ」みたいなこともあるし。そういうことがあるというのも踏まえた上で制作できるようになったというか。その点は冷静になったかなと思います。
──じゃあ、変わらないところは?
K.A.Zまあでも、根底にあるところは変わんないでしょう。もともとの自分の性格とか、自分の発想とか。頭の中にある……音楽だけじゃなくて、物事を考える時って、何か通る回路があるんでしょうね。そこを通ると自分になる、っていう。そんな気はしますね。良くも悪くも。

PRESENT

OBLIVION DUST オフィシャルグッズを2名様に!

受付は終了しました

SHARE

OBLIVION DUSTの関連記事

アーティストページへ

最新記事

もっと見る