“シンフォニック・モダン・ロック・オペラ”を体現する実力派ロックバンド、摩天楼オペラ。2012年3月リリースの3rdシングル「GLORIA」から新しいテーマ“喝采と激情のグロリア”を打ち出し、同年12月5日には栄光を手に入れるまでの努力と影を描いた「Innovational Symphonia」を発売、さらに2013年3月にはニューアルバムを発表する彼ら。1月27日にShibuya O-EASTにて“GLORIA TOUR -scene II-”を行った後、“GLORIA TOUR -scene III-”を挟み、6月8日にはZepp Tokyoにて“GLORIA TOUR -GRAND FINALE-”を迎える!
──2012月10月リリースの3rdシングル「GLORIA」から摩天楼オペラの新しいテーマ“喝采と激情のグロリア”が始まりましたが、そこにはどんな意味合いを込めているんですか?
苑(Vo)「その意味を明かそうと思っているのが、2013年6月8日のZepp Tokyoでの“GLORIA TOUR -GRAND FINALE-”が終わるころかなと考えているんですよ。まず「GLORIA」で“栄光”を掲げ、次のシングル「Innovational Symphonia」で栄光に向かうまでの努力と影を描き、その後のアルバムで“喝采と激情のグロリア”という答えを出そうと思っています。もともとのコンセプトは“合唱”をやっていこうっていうところで、その題名としてつけたのが“喝采と激情のグロリア”なんです。“喝采と激情のグロリア”が終わる6月8日まで、いろんな形で合唱を押し出すっていうことをやりたくて。そこからさっき話したテーマを膨らませていきました」
──合唱をやろうと思ったきっかけは何だったんですか?
苑「『Justice』(2012.3.7リリースの1stアルバム)のころにやっていたライブがどんどん激しくなるにつれて、メンバー全員が心のままにロックしてるような、人間らしいライブができるようになっていったんです。今まではヴィジュアル系ということで雰囲気を作ったり、本人ではないところで演じていたりしたところもあったんですけど、だんだん自分を素直に出せるようになってきて。それでもっともっと人間のパワーが溢れてるような曲を作りたいなと思ったときに、合唱だったら人の声の集合体なので人間のパワーを感じる表現方法だなと思ったんです」
Anzi(Gt)「ウチのお客さんは曲ありきでウチのバンドを愛してくれてるんで、盛り上がる曲でもしっかり聴きに入るような人も多いんです。ただ僕らとしては“もっと一緒に熱くなってくれてもいいんだよ”っていうのがあったんですけど、そこが上手く伝えきれてなくて。それを「GLORIA」でわかりやすく提示したことで、“GLORIA TOUR -scene I-”の時は「GLORIA」以外の過去の盛り上がる曲も、一緒にメロディーを歌ってくれてるお客さんが増えてきて嬉しかったですね」
──日本のロックバンドでこれだけ合唱が入ってる楽曲も珍しいですよね。
苑「そうですね、生で合唱団を入れてるバンドはほとんどいないと思います。実は10人ぐらいの人数なんですけど、重ねていって最終的には何百人になってますね」
──合唱がふんだんに入ることでそれぞれのプレイやアレンジも変わりましたか?
苑「キーボードのいるバンドなので、今までも曲の空間を埋めてるバンドではあったんですけど。そこに合唱が入る分を空けなきゃいけないっていう作業は今までとは違って、全体的にシンプルになってると思います」
Anzi「そこのバランス感は彩雨(Key)が一番考えてくれてるかなって。彩雨は自分の弾くパート以外にもオーケストレーションを複雑に制作してる人間だったんで、彼が合唱とのバランスを取って引き算してくれてる感じはありますね」
──合唱部分はライブではどうなるんですか?
Anzi「同期でうっすら流してはいるんですけど、オーディエンスが一緒に歌ってくれて曲が成立する形になってますね」
──なるほど。2013年3月にリリース予定のニューアルバムはどんな作品になりそうですか?
苑「僕たちが思っていること、感じていること、こうなりたいっていうことを表現してます。“喝采と激情のグロリア”のコンセプトに乗っ取った言葉選びになってることと、もちろん合唱は入ってるんですけど、それを抜きにしても濃厚な曲たちばかりですね。リード曲は、今の僕が作れる最高の曲になったなって歌い終えて思いました」
Anzi「すごい作品になるんじゃないですかね、きっと。1曲目から最後のトラックまで一連の流れでまとまってるいいアルバムになりそうです」
──1月27日にはShibuya O-EASTで“GLORIA TOUR -scene II-”が開催されますね。
Anzi「“GLORIA TOUR -scene II-”は「Innovational Symphonia」を表現するツアーなんですね。前回の“GLORIA TOUR -scene I-”の時はわかりやすく“光に向かう白く輝いてるもの”だったので、ライブも楽しい気分になるのは当たり前だったと思うんです。今回表現するのは“栄光の影”ではあるんですけど、聴きに徹するような雰囲気系のライブにはしたくなくないなって。観に来たお客さんが笑顔で帰ってくれるライブにしたいなと思っています」
──そして6月8日にはZepp TokyoでGRAND FINALEが行われます。
苑「その前に“GLORIA TOUR -scene III-”があるんですけど、その全国ツアーでアルバムを表現して、GRAND FINALEで総括する感じですね」
──まだ摩天楼オペラのライブを観たことがない読者に向けてメッセージをお願いします。
苑「合唱部分を覚えてきてもらえれば、たぶんそこで一番一体感が得られると思います。それがなくてもいちロックバンドのライブをやっているので、“どんな怖い場所なんだろう?”とか“私ひとりノレなかったどうしよう?”とか考えずに、“ちょっと来ちゃいました〜”で楽しめると思いますね」
Anzi「初めて僕らの音楽に触れてくれたお客さんの反応ってものすごくいいんですよ。“もっと前から知っておけばよかった!”とか嬉しい言葉をいただけるんですよね。ウチのライブ空間って唯一無二で誰も真似できないですし、ウチの代わりになるようなライブをやってるバンドはいないと思うんです。なのでこの『DI:GA』を読んで“摩天楼オペラって何?”って思ってくれたならば、とりあえず生でライブを観てほしいですね」
2013年2月14日(木) | La.mama(渋谷) | 18:30 開場 / 19:00 開演 | スタンディング :3,675円 (税込) |
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2013年4月24日(水) | 新宿 LOFT | 18:30 開場 / 19:00 開演 | スタンディング :3,675円 (税込) |
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2013年6月8日(土) | Zepp Tokyo | 16:30 開場 / 17:30 開演 | スタンディング :4,200円 (税込) |
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摩天楼オペラ オフィシャルサイト
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