【インタビュー】ポジティブな光を放ち続けるバンド・DaizyStripper。最新アルバム『INFINITY』からその謎を解き明かす!

インタビュー | 2020.04.06 12:00

──ところで、Daizyはコンポーザーが4人いるところが大きな強みだと思うんですが。 アルバムを制作するときは4人が作った楽曲を持ちよる訳ですよね。各々デモを作るときに心がけていることはありますか?
なお俺にしかできない彩りを音で表現する。
まゆ自分はわりとアコギでの弾き語り的な感じで作り始めることが多いですね。
Rei今回はアルバムのタイトルから連想して作っていきました。自分なりの無限大の楽しみ方をイメージして。
風弥〜Kazami〜デモはなるべく明確にイメージやノリが伝わるようにドラム、ベース、ギター、シンセ、ボーカル、すべて自分でプレイして作るようにしてます。ボーカルは高すぎて普通の人には歌えないので、低いキーで歌ってピッチシフターで音程を上げて録音してます(笑)。
──そのなかから、例えば今回だとアルバム収録曲はどうやって選んでいったんですか?
風弥〜Kazami〜今回は全曲俺がセレクトしました。➀らしさ、➁時代感、③ライブの景色、そういうものを一番多く取り入れられるように総合的に判断して選びました。
──ここからは収録曲について聞いていきたいと思います。ソングライター4人で共作することに初挑戦したアルバムリード曲「INFINITY」。ずばり、この曲の推しポイントは?
夕霧日頃口にしている言葉を目一杯ぶち込んだところです。そこにのってくるメンバーとファンのみなさん、ライブではパーティーみたいにノリノリで「こんな最新が最高って“最幸”だよな」と感じてます。
なお誰にも真似できない突き刺さる旋律と夕霧の力強い瞳が見えてくる3Dな言葉たち。
まゆ“Welcome to the Wonderland“という歌詞があって、なんかすごくワクワクして好きです。
Rei楽器隊全員での作曲と新しいことにチャレンジできたところ。
風弥〜Kazami〜イントロリフ直前の“いくぞー”がめちゃテンション上がる!
──トレゾア(=Daizyのファンの呼称)に囲まれてMVを撮影しようと思った理由は?
夕霧MVのアイデアとして最初はエキストラの人を集めて、盛り上がってるライブみたいな画を撮りたいねというのが出たんだけど。せっかくなら、より理解度の高いファンのみなさんにしたほうが盛り上がるし、何よりも集まってくれた子たちにいち早く「INFINITY」を聴いてもらえると思って、トレゾアと撮影に挑みました。撮影会場はすっごく寒くて大変だったけど、何回も撮影してるうちにみんなすごく熱くなって。気づいたら、歌う必要なんかないのに僕は歌いまくってて、「オラー!」とか普通に煽ってました(笑)。めちゃくちゃ楽しかったです。

DaizyStripper 『INFINITY』MV

──“もっとちょうだい”が止まらない欲まみれの女の歌「ハラペコ狼」。歌詞はどんなところから生まれてきたんですか?ハラペコ狼は最後、どんな結末を迎えるんでしょうか。
夕霧狼って群れてるけど孤独で、そしていつもハラペコなイメージがあって。この曲は久しぶりにどエロい曲にしたかったので、なるべく時事的な言葉や具体的な香水の名前を入れ込んで言葉遊びをしたり。情事の描写もイメージしやすいように心がけて書きました。最後はどうなるんだろう…心の中に“貴方”がいれば幸せなんじゃないですかね。
──クールなダンスチューン「Tokyo Underground Fxxk」はブチ上がりますね。
なおまるで東京のUndergroundな場所を歩くのにピッタリな、少し生き急いでて早歩きしてるようなテンポで曲が作られているところがポイント。歌詞と曲とBPMがリンクしてて気持ちいい!
──こんなオシャレな曲が、なぜ“だるまさんが転んだ”なんですか?(笑)。
夕霧だるまって、転んでも起き上がるじゃないですか。イメージしたのは渋谷のスクランブル交差点の真ん中で、信号が青になったら一斉に人が押し寄せてくるそのど真ん中で、1点を睨みつけてる主人公。渋谷の煌びやかさと、その地下を流れる暗い川。街中に溢れる笑顔と睨む主人公。その対比を描きたかったんです。あとは、言葉のインパクトですね。だから“なんでだるま?”となれば、俺的には当たりです。
──スプリングバラード「SAKURAサムネイル」はどんな春のシーンをイメージして作曲したんですか?
風弥〜Kazami〜いろんな春の曲があると思いますが、この曲は“卒業式”のイメージが強いですね。この歳になって思うのですが、出会いのトキメキと別れの寂しさ。そんな感情が一番かき乱されたのは学校の卒業式だなと思って。そんな春の記憶をテーマに作曲しましたね。
──BEST盤にも収録されていた「AGAIN」を再度ここに入れたのは?
夕霧今回は2019年12月31日に行なったライブで、ファンのみなさんが歌ってくれた合唱を録音して収録させて頂いたんですよ。リリースした最初の頃はなかなか盛り上がりにくいと思っていたこの曲も、いまでは最強のカードに育ちました。
──バンド結成13年目にしてここまでバンド名、メンバーを連呼する曲も他にはないだろうと思った「D.A.I.Z.Y」。メンバーコールのフレーズはTwitterで募集されたということで、作詞のクレジットは夕霧さんとトレゾアになっていましたが。ファンが応募してきたフレーズを見て、どう思いましたか?また、ライブでトレゾアがコールを叫ぶとき、なにかリクエストがあったら教えてください。
夕霧自分で自分を“天使”というのは抵抗あります(笑)。悪魔だろう、と。俺の歌詞の中に“サウナー!”と叫ぶところがあるので、そこではみんなでタオルを使って俺に風を飛ばしてもらえたら嬉しいな。“存在が太陽〜”のあたりからタオルを頭の上でクルクル回し始めてもらえたら、場内にいい感じで熱気が循環しそう。笑って歌えなくなるかもしれないけどね(笑)。
なお13年間の俺たちへの想いが言葉になってるから、俺は全部嬉しかったし、集められた言葉に異論もない。純粋にすべて大好き。
まゆまあ、そうだよね〜って思いました(笑)。でもファッションリーダーはどうなんだろう?評価されるのは嬉しいけど、ファッションセンスは人それぞれ好き嫌いがあるものだから、おおっぴらにそれを歌詞にするのは恥ずかしいな〜って思いました。でもせっかく応募してくれたワードだからね!
Rei“音楽は心のリハビリテーション”など、的を得た素敵な言葉を頂き、トレゾアのみんなには感謝ですね。
風弥〜Kazami〜ちょっと照れ臭いですが、もてはやされて伸びるタイプなので、ライブでは会場全員で黄色めな声で大きなコールをお願いします!
──「エンドレスリピート」はライブで我を忘れて踊るのが楽しそうな曲でしたが。
Reiパーティーソングですね。普段溜まった嫌なこととかをライブで吐き出して、「楽しかった!」と思ってもらえたらなによりです。楽しみ方は無限大にあるので、好き勝手暴れて下さい。スラップばりばりなところも聴きどころです!
──「iro」はまゆさんが作詞に初チャレンジされていましたが。なぜ今回書こうと思ったんでしょうか。
まゆいままでも歌詞を書いてみようかなと思ったことはあったんですけど、出てくる言葉やテーマが使い古されたような陳腐なものばかりで、あまり燃えなかったんですね。で、去年の年始ぐらいに先輩ミュージシャンと話してて。その方がぽろっといってたんですよ。「その時その時の自分から出てくる言葉を表現して残すのは大事だ」って。それがすごく印象に残ってて。「iro」ができたときに、なんかできそうな予感がしたんで真面目に取り掛かってみたんです。それで、生きる温かさや死の冷たさ、生まれてから今まで生きてきて自分が見たり感じた世界を書いてみたんですけど。あまりにも自分視点だったので、これを夕霧が歌うのって、どういう意味を持つことになるんだろうと書いてる途中に考えたり。いやでも俺もDaizyStripperの一つのピースなんだから、俺の感覚を夕霧が歌うのもいままでになかったDaizyStripperの形としてありなのかと納得したり。とにかくいろいろ考えましたね(笑)。
──そうでしたか。今作のなかでもっともヘヴィな「HIDDEN PAIN」。この曲のテーマは?
なおただ薄っぺらく“激しい”だけじゃなくて、明るくて奇妙で不思議な世界とエグいダークな世界を共存させるのがコンセプトでした。
──対して「碧」はどこまでも明るい未来に突き抜けていくような瑞々しいナンバーでした。
風弥〜Kazami〜この曲で表現したかったのは“青春時代のトキメキをそのままに”ですからね。

公演情報

DISK GARAGE公演

DaizyStripper 2020 TOUR INFINITY CHALLENGER~正解じゃなく新しい答えを探そう~

【延期】2020年5月22日(金)水戸 LIGHT HOUSE・茨城
<振替公演>2020年11月17日(火)水戸LIGHT HOUSE・茨城

【中止】◆GRAND FINALE【13th Anniversary KISS THE FUTURE】
2020年6月5日(金)関内ホール 大ホール[横浜市市民文化会館]・神奈川

※他ツアー日程、先行情報はオフィシャルサイトをご確認ください。

RELEASE

「INFINITY」

8th ALBUM

「INFINITY」

2020年3月1日(日) SALE

※限定盤[CD+DVD]、通常盤[CD]
※画像は限定盤
  • 東條祥恵

    取材・文

    東條祥恵

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