動画投稿サイトYouTubeが登場して10年以上の時が経過したが、特に音楽面で活性化したのが、無名アーティストによるカバー映像の分野かもしれない。数多くのアーティストが、色々な解釈で有名・無名問わず様々なカバーバージョンをネット公開しているが、人気アーティスト「Postmodern Jukebox」は、現代の曲を50年代のロックンロールやブルースにアレンジし毎回話題をさらっているユニットだ。
そんな彼らの最新映像はブルース・スプリングスティーンの1984年のヒット曲「Dancing In the Dark」のカバー。オリジナルはキーボードを前面に出した80年代ならではの疾走感溢れるアレンジが魅力の楽曲だが、Postmodern Jukeboxの手にかかれば50年代のリズムアンドブルース風に早変わり!
ホーン・セクションの使用方法やレトロなアレンジ、原曲を失わないようにメロディーラインはキープしつつも、まるで当時発表されたオリジナルのように見事に聴かせている。
この「Dancing In the Dark」の前に発表したのは、ボン・ジョヴィの「You Give Love A Bad Name」(禁じられた愛)。こちらはヴィンテージ・ブルース・バージョンと書いているように、昔のブルースナンバーのようにアレンジ。女性ボーカルということもあり、随分雰囲気が違ったように感じられるが、曲の良さを殺さない彼らのカバーは、毎回好評を博している。
記事提供:AOL News