遂に実現!瀧川ありさ&真野恵里菜“ありえりの会”@新宿BLAZE夜の部 / ライブレポート

2017.11.1313:00

ありえりの会
2017年11月5日(日)夜の部@新宿BLAZE 出演者 : 瀧川ありさ・真野恵里菜
REPORT:田中 サユカ
PHOTO:木場 ヨシヒト

2017年11月5日、新宿BLAZEで、おそらくこの日最もピースフルなライブイベント「ありえりの会」が開かれていた。
この「ありえりの会」とは、瀧川ありさと真野恵里菜の共同プロデュースによるライブイベントで、プライベートでは度々カラオケや食事を楽しんできた“ありえり”の二人だが、こうして念願のライブとして実現したのだから、一体何が起きるのかとファンの期待値も高い事だろう。公演は昼と夜の二回に分かれていたが、両公演とも参加するファンも多く、指定席のみならず立ち見席まで満員で、限定Tシャツも即完売する盛況ぶりであった。

二人は、新宿で一緒にセレクトしたという小花柄のロングワンピースに身を包み、ひらりと裾をなびかせながら登場。センターで背中を合わせると、メロン記念日の名曲「赤いフリージア」でスタートさせた。軽やかに1コーラスずつメロディを交わし合いながら、サビで艶めいたコーラスワーク、たちまちオーディエンスを魅了していった。

2曲目の松浦亜弥「I know」で 一気に会場の熱を上げよう、というところで、オーディエンスはすでに完璧な合いの手で応戦!いくら仲の良い二人のライブとはいえ、今回が初イベントだ。ところが「心配無用!」とばかりの熱量が会場全体に充満しているではないか!真野も「せーの!」と、サビのフリを誘いながらも、瀧川と目を合わせ喜びを隠せない様子だった。

しかし普段から本当に仲の良い二人とのことだけあって、のっけからMCでの会話が止まらないのなんの!瀧川がシンガーソングライターとして1曲目の「赤いフリージア」を絶賛する。
「つんく♂さんの歌詞って、人生を教えてくれるから!」真野もつづけて「だって“幻ならばそれでいい”…信じるって一番難しいじゃん!」
そこからさらに膨らむレアトークの連発に、早々にこの企画の醍醐味を感じることとなった。

そんなつんく♂や20周年を迎えたモーニング娘。へ敬意を払うかのように、モーニング娘。のデビュー曲「モーニングコーヒー」へ突入する。
今回のイベントは、この日の衣装だけでなくセットリストや歌割りも全て二人で組み立てているとの事。昼公演ではその後、森高千里「渡良瀬橋」などで会場をしっとりと染めていたが、夜公演ではさらにつんく♂リスペクトは続き、シャ乱Qの名曲「シングルベッド」からモーニング娘。「ふるさと」へと、ハロプロに憧れた少女時代を懐かしがりながら、自身の現在地を確かめるように歌い上げていた。

さて、ここからは“真野ちゃんタイム”だ!ハロプロを卒業するきっかけとなった「song for the DATE」と 代表曲とも言える「My Days for You」で、二人の友情を見守り続けてきた両ファンに感謝を贈った。
最近は女優としての活躍が目覚ましい真野だが、持ち前のシルキーヴォイスは健在!「ありがとう」をあえて歌に乗せて届けようとする佇まいがなんとも可憐だった。

ラストの歌詞に合わせて、「こちらこそ、“これからもどうぞよろしくね!”」と瀧川はソロのバトンを受け取った。

真野恵里菜

瀧川がソロ1曲目に選んだのは「Again」だ。曲が始まるとこれまでの彼女と一変!シンガーソングライターとして自らが紡いだ言葉の重さを丁寧にメロディに乗せていく“瀧川ありさ”の姿がそこにあった。
弾き語りでの「さよならのゆくえ」まで、歌声のオーラで視線を引きつけて離さない瀧川ありさ。彼女はやっぱりギターと歌がよく似合う。

瀧川ありさ

しかし今日はハロプロ色の濃ゆ〜い一夜である。
ソロが終わると、瀧川は急にまた照れくさそうに「キャラ迷子でございます!」と、笑いを誘った。そこへ「今日は普段見られない、ふたりのいろんな面をお見せできると思います。」と、今度は真野がハロプロ時代のエピソードを大胆に展開した。アイドル駆け出しの頃に受けた教育やメンバーとのオフトークまで、それはまるでお泊まり女子会!楽しそうに話す二人がここでも印象的だった。

砕けた姿を存分に見せてくれた二人も、ここからは真野の憧れ・松浦亜弥の「笑顔で涙」からモーニング娘。のアッパーチューン「インスピレーション」で、一気にクライマックスへと上り詰めていく。

「“インスピレーション”、行きますよー!!」

瀧川ありさがオーディエンスに向かって大声て呼びかける。セリフや細かいディテールまで完璧にこなすのがハロプロ流か!? 会場では暖かい手拍子が二人を包んでいた。
ラストは元祖・モーニング娘。の「Never Forget」。福田明日香の卒業曲として印象深いこのメモリアルソングを、更なる向上心を抱いてステージを駆け上るそれぞれの思いも重ねながら、ライブ終了へと一歩ずつ向かっていく。

歓声が沸く中、歌詞の余韻を残しながら、二人は手を振ってステージを去った。
そこにすかさず“ありさ&恵里菜”コールが湧き上がる!
すると、イベントTシャツと色違いのフィッシュテールスカートに着替えた二人が再び登場。冒頭同様にセンターで背中を合わせた。
アンコールはモーニング娘。「I wish」。曲ラストで美しいファルセットを響かせた真野が、MCで無意識にTシャツの袖をまくると「どしたの?ランニングすんの(笑)?」と、瀧川からナイスな突っ込み!飾らない二人のラリーは、アンコールの最後まで笑いが絶えることがなかった。

「わたしね、シンガーソングライター界の何かを破れたような気がする!」
こう瀧川が言うように、ライブ流儀の異なる二人の空間が、これだけハートフルに盛り上がれたのは、単なる“友達”を超えた二人だからこそだ。そこに “音楽”と“友情”という共通の価値観がファンの間で交わされた。それは二人の“ファン”だからこそ、だろう。

「今年歌うのが2回目だから緊張するの。でも、ありちゃんがいたから心強い!」
真野が安堵した様子で微笑んだ。この後も映画の公開を控えるなど日本の女優として欠かせない存在になりつつある真野にとって、今回は想像以上にチャレンジングな機会でもあった様だが、その緊張の糸が穏やかにほどけているのが感じられた。

「また明日からお互いの道に戻って、また来年できたらいいな…!」
真野が別れを惜しみながら願い、湧き上がる拍手。その“希望”に向かった話は膨らむばかり!

「マネージャーさんがずっと“巻きで!”ってカンペ出してる!こんなことないよ!?」
瀧川が慌てて進行に戻り、また笑いが起きる。まだまだこの場にいたいところだが、惜しまれながら本公演のオーラス曲である モーニング娘。のハッピーチューン「いいことある記念の瞬間」を迎えた。

明日からまた違う道を歩む瀧川と真野。“なる様になる、信じて進むのみ!”とひたむきに歩み続ける二人らしいラストソングで、晴れやかなフィナーレを飾った。

 

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瀧川ありさ

■ワンマンライブツアー 2017-2018  ”A Song For Your Heart”
2017年12月13日(水) INSA(福岡)
2017年12月15日(金) SPADE BOX(名古屋)
2017年12月16日(土) 梅田CLUB QUATTRO(大阪)
2018年1月12日(金) TSUTAYA O-EAST(東京)
チケット一般発売中!!

真野恵里菜

2017年11月25日より映画「覆面系ノイズ」公開!
→覆面系ノイズ オフィシャルサイト
2018年2月公開予定「不能犯」、3月公開予定「坂道のアポロン」出演!
→不能犯 オフィシャルサイト
→坂道のアポロン オフィシャルサイト
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